ＣＣＴ１２移設　２７

今日は休みです。
ウインチをオーバーホールします！


バックプレートと呼ばれる部品。
これは平行ピン（キー）で廻り止めされて圧入されています。
コンコンとハンマーで叩くと取れました。


ベアリングを見ると良くなさそう。
サビサビです。

もう邪魔するものはいないので、ギヤケースカバーを開けますよ！！


軽くケースを叩いて、、、

外れません。orz

あんまりケースを叩きすぎるとボコボコになるのでここは時間がかかっても慎重に。
潤滑材を吹きつけながらショックを与えます。


２時間経過。（－－；


３時間経過。（_ _；


５時間経過。

だいぶ開いてきたのでドライバーでコネます。
・・・というか、それしか方法がなくなってきた。


やっと開きました～。
執念の勝利です。


にしてもギヤもベアリングもサビサビです。
屋外で使用するものなのに防水構造になってないし、グリスの「グ」の字もありませんでした。

何年も屋外にあって、まだこの程度で済んでいるのが可愛いと思えるぐらいです。

さらにここからギヤを取り出さないといけません。
ベアリングのアウタレースがガチガチにハマってます。
３軸均等に出さないと抜けてきません。
スライドハンマで引っこ抜きます。


抜けました。

各シャフトからのベアリングを抜き取り。


主軸のベアリングを抜こうとしたら、アウタレースしか取れず、シャフト側には抜けないのか。

んん？と思ってよく観察したら、、、、


ベアリングを抜き取るためにはギヤの溶接を取り去る必要あり！？
んなバカな！

運よくパーツリストがネットからダウンロードできたので見てみると、


部品番号１１－Ｂ：ドラムシャフトメインギヤ　※３
※３　ベアリング入ＡＳＳＹ

なんとな！
ＡＳＳＹ供給ですか！

でも、こんな部品をつくるのもスゴイですね。
ベアリングを圧入したあと、ギヤを組んでシャフトを全周溶接なんて、
溶接の熱でベアリングが壊れて（潤滑剤が飛んで）しまいそうだけど大丈夫なんですねぇ。


取り外したベアリングたち。


ドラムシャフトメインギヤは想定外でした。
どないしよ！？