三河屋ワークスのブログ一覧

比較的温暖なこの地方でも朝晩は結構冷え込むようになり、山奥では段々と紅葉も進んできました。

いつまでもフラフラと流してばかりいないと、そろそろ走行会に向けて自分の腕慣らしと１８０くんの準備もしなければイケナイなと動き出したのですが、いざ準備に掛かると水漏れが発覚したり フケなくなったり。

そうは言っても放かってはいられませんので隙間のような時間を使ってコツコツと手直しをし、いざ実走テストに向かおうと思うと思ったら今度は雨に降られたりもして…　ウエットは嫌いじゃないんですけどね、ドライで負荷掛けてみたかったので。なかなか思うようにはいかないものですね。（涙）



やっと前の休みにいつもの場所へ実走テストに向かったのですが、そろそろライン取りも気を付けなければイケナイですね。秋が深まってくると毎年思う事なのですが元来走るべき所ではないので整備なんかされるワケがなく、また日中でも交通量が極端に少ない為落ち葉やら砂利やらが溜まりだし、ブラインドコーナーだらけのこの場所で不用意にインを突いたりアウト側のグレーゾーンに乗っけたりするのは非常に危険でして。ましてや諸事情から１ヶ所１アタックのみでいくつかの峠をハシゴしますので下見なんてありゃしませんから。まぁ、秋じゃなくても何があるのか分からないには変わりはないのですけどね…　そんな状況下踏んでくるので自分なりのルールがあるんです。





たとえば走行ライン。通常アウトインアウトの大原則があるのですが、場合によってはインベタで我慢したりアウト側で待ってみたり。もちろん最速ラインから外れてしまう事もあるけれど、そこが公道であるかぎり守るべきモノもあるんじゃないかなと。見通しの効くコースと違い何があるか分からないトコに生息してるワケですからね。そういう点では旋回中にラインを変え易いＦＲは臆病な自分の性にあってるんだろうなと改めて思ったり。

そして、もうひとつどちらでイクが迷った時はひとつ上のギアを使っています。ホントに最後まで躊躇なく踏むのは殆どないストレートかそれに近い高速コーナーぐらい。アクセルは一ミリでもワイドオープンにしておきたいけれども、高回転域での不用意で急激なアクセルのオンオフはエスケープゾーンゼロのそこでは即命取り。だからひとつ上のギアを使うんです。もともと走る為に出来た場所じゃないワケですから。それに…　どれだけ走り込んでも ２速のままでは３速の、３速のままでは４速のスピード域には入れないんですよ。自分で限界を作ってしまうんですよね。

ラインにしろギア選択にしろ、そんな場所なのでセオリー通りばかりなんて通用するワケないんです。だからどんな状況にも対応出来る柔軟性を身に付けておきたいなと思いますね。こちらもなかなか思う通りにはいかないですケド。（笑）



と、いう訳で一にも二にも走り込み。危険に気付く能力も、マシンを操る能力もいちいち考えてからなんかじゃ間に合わない。自分のセンサーを磨くしかないんですよね。

早朝の肌寒い風が吹く中、気付くと汗びっしょりに。決してやってる事を正当化するつもりはないですが、これからもこの場所でずっと走り続けていたいので。