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三河屋ワークスのブログ一覧

2025年10月14日 イイね!

Run around

Run aroundやらなきゃイケナイこと気付いてたのに後回しにしてるコト。
ありますよね。

1年くらい前からかなぁ、あまり嬉しくない聞き覚えのある音がし始めて。そこから酷くなることは無かったんですけど、やっぱりこれはあの音だよなって。パワー感は明らかに下がってたし。


エキマニ割れによる排気漏れです




割れて直して、割れて直して。一回割れるとその脇から次から次へと割れていく。それでも直して使い続けてきたのは永年共に闘い続けてきた仲間のような存在だから。でもね、もう素材としての限界をとっくに超えてしまっているのでそろそろ2代目にバトンタッチです。

作業自体はもう数えきれないほどこなしてしましたのでサクサクと進めていきます。降ろすだけなら地べたでやっても1時間あれば余裕です。ただ、降ろした時に気になるモノを見つけてしまいました。ギリ、クリアランスを確保していたハズなんですが、タービンがエンジンマウントと接触しているようです。エキマニ割れでタービンが振れてしまったのでしょうか。何にしろ対策は必須です。







エキマニ、タービン、アウトレットを分解しスペアで持っていたものに交換していきます。バラしたエキマニを調べてみると集合部が半分近く割れていました。煤が少ない分、広がったのは最近のようです。







組み込む前にエンジンマウント側にタービンの逃げ加工をしてやります。削って仮組してを繰り返して十分なクリアランスが確保出来ているかを確認します。あんまり気前良く削りすぎてしまうのも強度的にどうかと思うのでちょっとづつね。これが一番時間が掛かり、しんどかったです。だって、削って載せて確認して降ろして… 腰痛持ちの三河屋さんにはキッついんですよ。







組み込み時、ガスケット類はメタル製で抜けにくくなっている定番のS15用を使用します。ウォーターライン、オイルラインの銅ワッシャーはS14用が使いやすいのですが、三河屋号のタービンは517Z。オイルしか回してないうえにオイルラインはメッシュホースに交換されているので銅ワッシャーは使用しないんですけどね。

で、エキマニとエクステンションを交換したタービンをよっこらせと搭載して、パイピングをサクサク組みなおして、エンジンスタート。各部チェックしてると…

大惨事発生!
オイルが豪勢に流れ出してます。

急いでエンジンを止め、
無言で噴き出したオイルを掃除。
静かにガレージのシャッターを閉め、また来週。
あぁ…







1週間後、気を取り直してタービンを降ろしオイル漏れ箇所を確認します。漏れ方からしてだいたい特定出来たんですけどね。三河屋号に載ってるタービン、某所にてレコードを持っていた某ショップのデモカーに載っていた物なんです。その時に組まれていたエキマニとアウトレットもセットで譲り受けずーっと使ってるんですけどね、オイルラインのメッシュホースもずーっと使っていましたので まぁ仕方ないかなと。一応、取り外してエアを吹き込んでみたらこの通り。ファイヤースリーブが被せてあったので飛び散らなくて良かったし、走行中でなくてなお良かったです。ヘタすりゃ車両火災ですもん。







補修用のオイルラインは予想出来た時点で予め準備しておきましたので交換してやります。未だにトラスト純正で取り寄せが出来るのは有難いことです。無きゃいつものようにキノクニさんで作ってもらうだけですけど世話がないですよね。組み上がったタービン周り。うん、カタチになってくるとカッコいい。悦に入ってしまいます(笑)







でね、下回りの作業をしていたらマフラーステーが折れているのを発見。マフラーステー折れからエキマニに負担が掛かってクラックが広がり振れが発生、タービンがエンジンマウントに接触してしまった。ということでしょうか。フロントパイプもステー無しの物を使ってますしね。どちらにしろそのまま放っておいていいものでもないので溶接して直しておきます。







組み上がったら再度エンジンを始動し各部チェックします。うん、今度はオイル漏れも無さそうです。良かったよかった。十分暖気運転が終わるまでアイドリング状態でひと通りチェックをし、問題がなさそうなので実走チェックに移ります。油水温、油圧、OK。ブーストを少しづつ上げて空燃比をチェックして... よし、踏め!

キュィィィィーン!!

はい、無事完了です。







走り続けてるとね、そりゃいろいろダメージもありますよね。こまめにメンテナンスして調子よく走っていたとしても確実にダメージは蓄積していく。走って直して、走って直して。そして少しずつ積み重ねていく。ホントにたくさんのモノをすり減らして。

走り出した頃、続ける理由はただ楽しいからだけだった。それだけで十分だった。でも楽しいからだけでは済まされないコトを見て聞いて身をもって経験して。それでもやめられない、ううんやめない自分にもとっくに気づいていて。どんな美辞麗句もってきても正当化などできない世界だってことは結構若い時から気づいていたしね。

最新が最良という考えもよーく分かる。一生乗り続けるといって降りていく人たちを幾らでも見てきた。それを否定するつもりはないのだけれど、自分は少し違うと思う。ピークはとっくに過ぎたとしても走り続ける理由があるから。コレじゃなきゃダメなんだという理由があるから。







現状維持じゃダメなんだ。
けっして懐古で乗ってるワケじゃないんだよね。


Posted at 2025/10/14 19:55:16 | コメント(0) | トラックバック(0) | ガレージライフ | クルマ

プロフィール

「20年以上ともに闘ってきたエキマニとエクステンションが熱害でもう素材として再生不能の状態に。スペアで持っていたものに交換しエンジン始動したら… オイルラインからオイル漏れ。そうね、これも同じだけ使ってるからね。でも、タービン自体は全く問題ないのはエラいもんだ。」
何シテル?   10/01 18:35
三河屋ワークスと申します。 とにかく走るのが好きで気付くと30年超…  未だに悪い病気は治る気配はなさそうです。 峠、草レース、タイムアタック...
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