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三河屋ワークスのブログ一覧

2011年08月31日 イイね!

シンクロ。

シンクロ。職場でひとり残りながら仕事をしていると、古くからの知り合いから連絡が入った。

『今日も行くの?』

そう、今日も。ここしばらく生活リズムのイチブトなってきている。まるで19,ハタチの頃のよう。
ただ、あの頃と違うのはまわりがやたらと静かになったこと。
とにかく賑やかで、笑は絶えず なにをするにもツルんでた。今は昔のそんな関係。


でもね、いまの方が全然自然でいられるんですよ。去って行ったヤツらもたくさんいますけどね。それでもそれはお互いのため。そう思うことにしましょうや。


会社を出る頃から怪しくなってきた雲行きは、コースに着くころには静かな雨を降らせていた。ふと想う事がありクルマを降り、背中にだんだん冷たく感じるようになってきた雨粒をうけながら 『アテーサ』 をキャンセルする。

今夜は 『FR』 で行こう。

ウエットの路面はマシンと対話するにはちょうどいい。最近ずっと詰めていた 『アテーサ』 のセッティングも今夜はお休み。

いつも以上に五感を研ぎ澄ます。キャンセルしてみると確かに 『アテーサ』 の有難みも分かってくる。だけど自分の波長に合うのはやっぱり 『FR』 。

いつものツーリングコースから 『SS』 の 『2号線』 へ入る。
スタート地点で深呼吸をし、先走りしそうな興奮を少し落ち着かせる。

1速、2速、3速… 4速… 暴れるリヤタイヤを早め早めのシフトアップで落ち着かせる。それでもアクセル開度は高い。ウェット路面のおかげで、どんなコーナーでもマシンは吹っ飛んで行きそうになる。相棒がどうしたいか会話し、想いを同調させ、右へ左へうねりながらいくつものコーナーをクリアしていく。信じられる相棒になっているか?

『アニキ』 と走ってる時もそう。ツルんでいなくてもね、感じるんですよ。タイヤを伝い、路面を通じて『アニキ』 の存在を。


数なんてこれっぽっちも問題じゃない。想いを深く 『シンクロ』 出来るマシンが、仲間が いればそれでいい。見えるモノだけが全てじゃないんだよ。
Posted at 2011/08/31 01:45:41 | コメント(3) | トラックバック(0) | コソ練 | クルマ
2011年08月30日 イイね!

危機回避。

危機回避。今日は久しぶりに峠へ向かいました。走行会の準備などで1週間程空いてしまいましたかね。いつもは仕事の都合と思いつきで峠に向かうのですが、今日は朝から行く気満々でした。だって1週間も行かないなんて禁断症状が出てしまいますわ。

ルートは最近のお気に入りコース。谷あいのルートをから尾根沿いのルートを駆け上がり、一気に谷沿いに駆け下りてくる。

このコースはいいんですよ。途中でね本気で攻めれる2号線に入っていくことも出来るし、ハイスピードツーリングを集中モードにも妄想モードにも切り替えれる。1~6号線を制覇するルートとならんでお気に入りのコースです。

しかしね、山の天気はホント分からないモノで山を登り始めたあたりから急に路面状況が変化してきました。所々濡れてるなと思ったら、ハーフウエット、ウエット、水溜り!? しかもコーナーごとに路面状況はランダムに変化します。下界はね、今日は一日晴れ。雨なんてひと粒も落ちてきてなかったんですけどね。まぁ それも峠の醍醐味です。

このコースの後半はかなりの区間、下りの高速コーナーが連続します。不安定な路面状況も相まってかなりスリリングなセクションです。


ハイスピードツーリングにはハイスピードツーリングなりの走らせ方があります。1号線や2号線のような本気で攻めるSS以外は目いっぱい回転を引っ張って巡航してはいけない。アクセルのオンオフに過剰に反応しマシンの挙動が乱れるから。かといって十分なトルクが発生しないような低回転でもやはりマシンは不安定になる。第一、臨戦態勢に入れない。

峠の勾配、車速によって微妙なハーフの位置を探る。
走り込まないとわからない。


コースの後半に差し掛かり、4速 5,000回転 ダラダラと続く高速コーナーを左に切り込もうとすると、


パチ、パチチ…
跳ねた小石がインナーフェンダーを叩く音が変化する。


ガードレール、センターライン、対向車、ヘッドライトの照らす影… 
瞬間に様々な状況を収集し一気に反対車線に飛び出す。

ジャラジャラジャーーーッ!

舗装の補修が終わった所にまかれたすなが雨で浮いている。そのまま切り込んでいったら足元をすくわれてクラッシュ 一直線。


経験です。何度も何度も怖い思いもしましたが、こういう時に一番役に立つのは経験です。歳をくってくれば反射神経や視力が衰えてくるのはしょうがないコト。でもね、ここ一番で役に立つのは経験なんですよ。アタマで考えるんじゃなく、カラダが勝手に反応する。

まぁ、今日はたまたま運が良かっただけかもしれませんけどね。決して若さに対してのヒガミじゃないですよ。だって自分自身は今が一番とびっきりだと思ってますモン。いや、マジで。


ひとっ走り終えたあとの帰り道、自動販売機の缶コーヒーを開け煙草を燻らす。
峠のオヤジの至福のひととき。

Posted at 2011/08/30 01:43:14 | コメント(1) | トラックバック(0) | コソ練 | クルマ
2011年08月26日 イイね!

終わりとはじまり

終わりとはじまり先日開催した 『三河屋 ワークス 走行会』 の後片付けも全部終わりやっとホッと一息つきました。

私自身の段取りの悪さから当日バタバタしてしまった場面もありましたが、なんせ かなりなる~い感じの走行会ですので一日フリーダムな雰囲気のなか無事終了することが出来ました。

特に自走できなくなるようなクラッシュやトラブルが無かったのが幸いですね。元気よく走り回りに来てるわけですからね、多少のコースアウトは日常茶飯事ですが 他車との接触などとなるとやっぱりお互いに気分のいいものではありません。


少々厳しいコトを申し上げてしまうんですが、好き好んで危険なトコへ危険なコトをしにやってきているんです。しかもお金まで払って。そりゃね、峠に比べたら安全かも知れませんよ、ある意味ね。あくまで一般公道である峠と比べたら遥かに全開クレて走りやすいし対向車はいない。最低限ではあるけれどエスケープゾーンまである。専用クローズドコースですからね。峠だったらワンミス、即クラッシュ、一発廃車。当たり前にある話です。

だけどね、スピードが上がれば、危険度も加速度を増して上がってゆく。それはサーキットでも同じこと。絶対スピードが上がれば危険度もそれにつられて増してゆく。一般道のように異なる意志のクルマと出会うことはないが、コース上は同じ危険を冒しに来ているクルマが他にもいる訳なので、ある意味こっちの方か危険かも知れないんですよ。

今回はそういうことが1つも無かったから良かったんですけどね。申込用紙に記載されている誓約書にも明記されてはいるんですが、たまにやっぱりトラブルになっちゃうんですわ。気持ちが分からんワケじゃないですけどね。


始まりと終わりは対になっている。これは世の常。始まりがあれば終わりが必ずある。だけど、終わりは始まりを意味することもある。『祗園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり』。 だけど決して変わらないモノが一つだけある。それは 『想い』。

何度も何度もクラッシュして、何度も何度もブローさせて… それでもまた帰ってきてしまう。またあんな想いをするかもしれないのに。
でも知ってしまってるんですよ。それでも求めてしまう価値がその先にあることを。だから何度痛い目にあっても戻ってきてしまう。走りに対する熱い 『想い』 がある限り。


今回の走行会はとりあえずこれでひと区切り。それぞれ日常の生活に戻っていく。だけどそれは次回のはじまり。

それじゃあね。また次回!


え、自分ですか? 峠に帰るに決まってんじゃない。
なーに言ってんですか。

森の住人、峠のオヤジですよ。

Posted at 2011/08/26 18:20:13 | コメント(3) | トラックバック(0) | サーキット | クルマ
2011年08月25日 イイね!

相互作用

相互作用実はね、先日の 『三河屋ワークス 走行会 VOL.3』 で嬉しいことがあったんですよ。

画像にある 『EG6』 シビック。自分がとてもアタマの上がらない先輩お二方のマシンですが、コイツに乗らせて頂くことになったんですね。

この先輩方、自分がまだ若かりし頃にハチロクでのレースにドライバーとして自分を呼んでくれたり、その後の自分のマシンの相談に乗ったりして頂いておりまして、足を向けてなどして寝る事が出来ません。と、言いつつ その割にいつも生意気なことを言ってスイマセン…

自分も一時ナンバー無の走行会仕様で『EG6』を所有していたんですが、それまでは自分が乗るという点では全く興味のないクルマだったんですよ。だってFFなんだモン。
いや、スゴイなとは思ってましたし 戦闘力の高さは昔から認めていましたよ。ハチロクや、AW11で峠を駆っている時に嫌な相手でしたモン。同じテンロクNAとして。いや同じステージを走るライバルとして。

だからね、ハチロク乗りの先輩や仲間たちが 『EG6』 に乗り換えていくのを 『なんで?』 って見てました。FRで速い方がカッコいいじゃん! みんなそうやって走り込んできたじゃんって。


時が経ち、フトしたきっかけでその 『EG6』 が自分の手元にきます。『誰かEG6買ってくれるヒトいないかなぁ…』 知人からの問い合わせに仕様を聞いていると、取敢えず即サーキットでの乗り出しが可能な感じだったのと、まぁ勉強の意味も兼ねてと軽い気持ちで譲ってもらいました。

ところがですね、実際走らせてみるとそれまでのイメージはガラッと変わりました。コーナー進入でふっ飛ぶように横に向けながら入っていき、脱出ラインが見えたら即アクセル全開。バキバキに効かせたデフから発生されるトルクステアにステアリングを持って行かれないようにしっかりと抑え込み、直管マフラーから奏でられるVTECサウンドに脳天を貫かれる。

いや~、男のクルマでした。

結局スカイラインを製作するための予算を捻出するために処分してしまいましたが、最終的にはタイプR軍団とタメ張るまでは持っていきましたからね。正直ハマりましたよ。


コースに出て徐々にペースを上げます。『EG6』 の特性を思い出すように。所有していたのはもう3~4年前の話ですので、とりあえず何も考えずに自分のFRラインで走ってみます。そして少しづつコイツの声を聞き、行きたい方向へ行くにはどのラインを通ったらいいか、スライドさせるタイミング、量を探っていきます。気付くと滝のような汗をかきながら何周も何週も周回を重ねておりました。昔からね、集中するといつまで経っても帰って来なくなっちゃうんです。


それでもやっぱり自分はFRが好きです。理屈じゃなくコイツじゃなきゃダメなんです。走行会のあとの反省会で鬱陶しく熱く語ってもしまいましたが、憧れの一台じゃないけれど他じゃダメなんです。
だけど、『EG6』 と向き合うことで得られるものはホントにたくさんあります。どんなことでも無駄はないハズですが、どう感じ取るかで経験値にもゴミにもなってしまう。そんなもんじゃないでしょうか。


こんな事を思いながら 『EG6』 を駆れたことはホントに嬉しかったのですが、実はもっと嬉しかったことが他にあります。『EG6』 を乗る時にお二人に言われた言葉です。

『お前の走りを参考にしたい。』

嬉しかったです。『EG6』 を貸してもらえたことに喜んでいるふりをしていましたが、目頭が熱くなってしまうほど嬉しかったんです。

いろんなことがあったけど、ずっとずっと走り続けてきて 寡黙な先輩たちに言われたひとこと。
これからも刺激し合える間柄でいられるといいな。そう思いました。
Posted at 2011/08/25 13:00:06 | コメント(2) | トラックバック(0) | サーキット | クルマ
2011年08月25日 イイね!

ドリップ。

ドリップ。今日、というか昨日は 『三河屋ワークス 走行会 VOL.3』 をモーターランド三河で開催してきました。


心配していた空模様も日頃の私の… あ、いやいや 皆さんの行いが良いみたいでこんなにいい天気に恵まれました。また、参加者の皆さんは一日お疲れさまでした。次回また3ヶ月後ぐらい、たぶん11月にお会いしましょう! 詳細はまた決定次第ご連絡させて頂きます。


最近、結構お疲れモードでもあったので、前のブログにも書きましたが本気で昼寝をしながらのんびり過ごそうと思っていたんですよ。真夏の走行会ということもあり、シャカリキ走ってるとクルマも自分もバテてしまうだろうなと思いましたので。

それにですね、自分の中には常に峠の存在があって、サーキット走行は気分転換という意味合いもあるんですよ。いやね、どっちが上だとかエラいってことじゃないんです。勘違いされては困るんですが、ただ単純に自分は峠というステージが好きなだけなんです。


午前中、普通の走行会ではありえない例のモノの準備をしながらコース状況を確認していると空いている様子。それなら今のうちに走ってきてしまえとコースインすることに。

タイヤの、ブレーキの状態を確認しながら徐々にペースアップ。前回からのセッティング変更からオーバーステアが多少は軽減されてはいたものの、やっぱり進入時のスライド量は多く完全なブレーキングドリフト状態。それじゃあまぁ、今日はドリフトの日としましょうか。道具も用意してきていたのでリセッティングして修正しても良かったんですが、なんとなく今日の気分です。


いまは基本的に速さを求めていますが、実は走り始めた頃はドリフト一辺倒だったんですよ。だってカッコいいじゃないですか。エンジンをバンバン回して、悪いモンカラダ中駆け回って興奮するし。暴れるマシンを手懐けるのはやっぱりタマンナイ。否定できない事実ですわ。


自分の走りの理論でいくと、グリップでもドリフトでもマシンコントロールを極めようとする点では何も変わらない。グリップで走っても全くドリフト状態になってないなんてことはないし、ドリフトで走っていてもグリップをまったくさせていないなんてことはない。よりどちらの方向へ重きを置いているかという違いだけなんですよ。だから自分はドリップ走行。

自分の走らせ方に基づく理論なので皆さんに当てはまるかどうかは判りませんが、両方出来てこそ上を目指せるってモンじゃないですかね。


と、小難しいことを申しましたが 『今日の気分』 ってのが一番の理由です。
Posted at 2011/08/25 01:52:57 | コメント(3) | トラックバック(0) | サーキット | クルマ

プロフィール

「20年以上ともに闘ってきたエキマニとエクステンションが熱害でもう素材として再生不能の状態に。スペアで持っていたものに交換しエンジン始動したら… オイルラインからオイル漏れ。そうね、これも同じだけ使ってるからね。でも、タービン自体は全く問題ないのはエラいもんだ。」
何シテル?   10/01 18:35
三河屋ワークスと申します。 とにかく走るのが好きで気付くと30年超…  未だに悪い病気は治る気配はなさそうです。 峠、草レース、タイムアタック...
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