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三河屋ワークスのブログ一覧

2011年09月28日 イイね!

缶コーヒーと煙草。

缶コーヒーと煙草。夕べはいつものようにひとりで峠を流してきました。最近お気に入りのコースは山奥に位置するため、相変わらず水が湧きだし所々土砂が流れ出しています。

ただ走るのが好きで、途中で降りる気配すら無いまま突っ走ってきて、気が付くと40代に入ってしまいました。

走り始めた頃、バケットなんて買え無いモンだからノーマルシートに特売の4点式ベルトでカラダをギュウギュウに縛り付けて走ってたんですよ。それでも振られてしまうモンだから、シートを左脇で挟み右手一本で片手運転。いま考えたら走る以前の問題ですよね。

もちろん車両だってヒドイもんですわ。四方八方当たったようなボッコのハチロクやAWをこれまたアヤシイ中古車屋から安く買ってきてね。もう大事故車で左右でアッパーマウントの位置が違うとか、走っている最中にコアサポが腐って落ちたとかね当たり前にあったんですよ。そんなクルマが普通に売られてましたしね。まあ、こっちもそんなもんだろって感じだったんで。イマドキだったら問題になっちゃうでしょうけどね。

そんなんでも良かったんですよ。荷重移動? バン! ってブレーキ踏んで気合で曲げればいいんでしょ!? おいおい、気合で曲がりゃあ 俺ゃ闘将アニマル浜口を拝んじゃうよ。せっかく買った減衰力調整式ダンパーも最強のまま。セッティングのセの字も知りゃあしない。ある意味最強はお前だよ。

そんな時ねたまに想う事があったんですよ。10年先、20年先どんなマシンを走らせてんだろう。

180? FC? もしかして32Rなんて転がしてたりして… 当時どれもまだまだ高額車両でしてね、小僧の自分は雑誌の中の憧れを眺めては 『カッケー、本気カッケーなぁ…』 なんて積み重ねた CARBOY を枕に妄想の旅に出発していたんですわ。


ひとり、またひとりとクルマを降り、気付いたら周りは殆どいない。その辺りからですかね、峠からミニサーキットへ移っていったのは。ちょうど 『原点』 もいろんな事情で終盤を迎えていましたし。

ヤメるきっかけも、きっといくらでもあったと思うんですよ。自分自身の転機も何度かありましたし。それでもね今まで続いてきたのは自分の走ることへの想いだけでなく、目標だったり支えがあったからだと思うんです。

それはライバルや仲間の存在です。

こころの 『アニキ』 、シルビア乗りの 『T』 さん、長老 『H』 さん、この前登場したインプ乗りの 『A』 社長… 
おぉ、一体何人いるんだ!? 両手じゃ足りねぇぞ。

まあ自分はほぼ同義語で使ってしまうんですがね、この人たちの存在は間違いなく大きく関係しています。最近20年ぶりに再会し、また連絡を取り合うようになった 『ミケ』 さんもそう。遠方だし、事情があってなかなか逢うことが出来ないんですが、そのうちそっちの峠に撃としにいくぞ! って言われたし… 負けず嫌いだからなぁ、あのひとも。


勝負に出る時は本気で撃とす。車格の上下なんて関係ありゃしない。だってそうでしょ。真剣勝負なんだもん。手ぇ抜いたら失礼じゃん。自分もそんなことされたらイヤですもん。どんなに不利だって、気持ちよく当たって砕けてきますわ。

たけどね、ライバルたちは敵じゃあないんですよ。ライバルってね自分の認めた相手じゃないですか。


自分の信念を突き通す。自分が自分であるために絶対曲げたくないモノ。
受け入れる。自分の認めた相手のことを。


偉そうなことを言いましたけどね、最近ですよ そう思えたのは。だからライバルのマシンのセッティングにも手を貸す。仲良しこよしだけの関係じゃない。


真夜中の峠。真剣勝負のそのあとの缶コーヒーと煙草の匂い。
おぼえてるかい?
Posted at 2011/09/28 21:51:38 | コメント(3) | トラックバック(0) | コソ練 | クルマ
2011年09月27日 イイね!

経験と妄想。

経験と妄想。夕べ、その前と二夜連続で SRS さんトコへ伺ってきました。いまここには自分の関係の車両が2台入庫しておりまして、その打ち合わせです。ラリー北海道の準備も忙しいハズなのに申し訳ないことです。

入庫している内の一台は前からご紹介しているこの WGNC34 ステージア。RB25DET改、RB25DETT。つまりはツインターボ化ですね。もう1台入ったのは RB20DET の O/H です。

ステージアの方はインタークーラーの位置合わせとサージタンクの仮組みまでいきましたが、やはりというか問題発生です。サージタンクはECR33用を使用する予定なんですけどね、取り付け自体エンジン側には問題ないんですよ。同じ RB25 ですから。問題があるのはボディ側です。サクサクと組んでいくと… あれあれ!?、当たってしまうんですね~ まあ、専用品ではないですのでね予想はしていましたが。

他にもそのままって訳にはいかない部分が何点か出てきています。ここがこうなっていればな、そこにこういうのがあればな。

『無ければ造るまででしょ。』
おおー、素晴らしい! お言葉。

何も無いところから造り出す。これってスゴイ事ですよね。社長も 『いやぁ、作業している時間よりもクルマの前で考えている時間の方が長いモンなぁ』 って笑って冗談交じりに話してましたが、やっぱりそれは本音のところでしょう。やることさえ決まってしまえばあとは早いですからね。プロですから。

モノの流れ、動き。モノのカタチには意味がある。それを決定するのに必要なもの。それは想像力。
つまり、イメージするコトなんですよね。でも想像するのに必要なもの。それは実体験に基づく経験。

でもこれって走る方にも同じコトって言えませんか? クルマの動き、向かう方向。こういう状況で、こういう操作をすればどうなる? 身に染み込んで意識はしていないかも知れないですけどね。

過去に起こったコトの経験と、これから起こるであろうコトの想像。
どちらもとても大切なこと。

自分自信は大した知識も技術も無いですけどね、大切なことぐらいは理解しておかないと。



ん、誰? 妄想ばっかりだろって言ぅーんわ!
妄想も立派な想像力ですわ。
Posted at 2011/09/27 06:54:03 | コメント(1) | トラックバック(0) | メンバー | クルマ
2011年09月25日 イイね!

走り続けるそのために。

走り続けるそのために。夕べは2週間振りに 『アニキ』 と出ました。先日ひとりで廻ってきたルートを確認してもらうためです。

前回訪れた時は昼間だったので、周りの様子は確認済み。踏んでイイとこ、イケナイとこ。一応頭の中には入れてあります。まぁ、いろんな意味でですけどね。

ルートの都合からいつもと違い 『アニキ』 のお宅に集合。『じゃあ、取り敢えずノンストップで。』 と、ルートを知らない 『アニキ』 に役に立たない打ち合わせをして新規ルートを目指します。

途中、回り道をしながら向かいます。田舎なのでね、少し走らせれば気持ちよく流せる区間がいくつも出てくるんですよ。こういう区間がね、少しずつ気分を盛り上げてくれます。

ただ、もともと通りの少ない峠道ですからね。先日の台風の影響がまだまだ所々に見られます。水が出てるなんて当たり前のことですが、土砂が流れ出している所も何ヵ所かありました。これがまた、いい速度で進入したコーナーの先にあったりすることが多いんですわ。

そりゃもちろんヒヤッとしますよ。シャレにならんこともありまさな。だけど何~も考えんと闇雲に突っ込んでる訳じゃあないんですよ。度胸と気合いだけで続けられるほど甘い世界じゃあない。

細い目をカッと見開いて歳と共に衰えた視力で峠の発する気配の変化を感じとるんですよ。ヘッドライトに照らされる草木の枝振り、窓から入ってくる風の温度、タイヤが拾う小石の音… ほんの少しの変化を五感を目一杯働かせて感じとるんです。集中力を切らせてしまったらお仕舞いです。

前にもお話したことがありますけどね、怖いもの知らずの瞬間的な速さはホントの速さじゃないんですよ。命知らずの速さなんて本物じゃあない。諸刃の剣なんて言葉で片付けるにはリスクが多く危険すぎる。『自分だけは大丈夫』。そう勘違いしているヤツが間違いを起こすんですよ。もちろん本気でいかなきゃ向こう側は見えてこないでしょうけどね。

好きなことですから、長く続けたいじゃないですか。いつまで、いくつまでなんて期限はない。走るのも自由、降りるのも自由。そして自由の裏には責任がある。否定することの出来ない事実。
まぁ、その前にヤメられないと思いますがね。ははは…


無事に帰ってくること。早く気付かなければならないこと。
誰にでも待ってるひといるでしょ。


真っ暗な山奥の峠で秋の気配を感じながら 『アニキ』 と煙草を燻らせ思ったことです。

Posted at 2011/09/25 06:59:54 | コメント(2) | トラックバック(0) | コソ練 | クルマ
2011年09月24日 イイね!

チャレンジャー。

チャレンジャー。先日、久しぶりの方のところに伺ってきました。個人的な知り合いなんですけどね。知り合ったのはモーターランド三河。確かモーターランド三河がオープンした直後ぐらいですね。タイムアタックランキングにハマっていた時でした。

確か自分より1コか2コ上の方ですが、たまたま同じ時間帯にエントリーして小僧な自分に声を掛けて頂いたのが付き合いの始まりです。

この方は某チューニングショップ社長で、当時の社長はブッたまげるようにデカいキャリパーが付いたエボⅢを駆っていました。セルシオキャリパーですね。当時そんなの付けてるのいなくてですね、もうそのデカさにビビりましたわ!

それから毎月ランキングの更新時期になるとチェックし合い、密に連絡を取るようになったのですが、モーターランド三河で初めて 25秒台 に入れたその日の夜にも早速 『入れてきたね~』 と電話が掛かってきましたね。

そのあと何度か走行会などでご一緒させて頂いてるんですが、実は最後のバトルで負けてるんですよ。場所はYZ本コースです。

その時の社長のマシンは T518Z仕様 の GDB インプ。自分の 180 は T517Z仕様ですが、タイムアタックランキングでクラスチャンピオンを獲った頃だったので、今と違いGTウイングもカナードも付けたやる気マンマンな状態。その日のコンディションも良かったんですよ。乗れてたし。ほぼベストな状態でした。
実際他のエントリー車両の中にはエボ、セブン、インテR… 速いクルマは何台もいましたが、取り敢えずその日のトップは取っていました。

そして、私が周回しているところに社長がコースイン。数週した後にペースを落とし追いついてくるのを待ちます。私の先行でガチバトルスタートです。

最初にお話ししておきますが、自分はFRだから不利だなんてこれっぽっちも思ってないんですよ。エボ、インプ、GT‐R… 4WDのマシンを乗る機会もありましたが、やっぱり自分はFRじゃないとダメなんですわ。ホントに速いヒトは何に乗っても速いと言いますが、自分はそんな才能を持ち合わせていませんのでね。コイツじゃないと踏めないんです。ただ人より ちょっとだけ たくさん走っただけのオヤジですから。

結果、最終コーナーから2コーナーまでの高速セクションでは離せるのですが、インフィールドの2連続ヘアピンでは完全に置いて行かれてしまう… これではダメです。インフィールドで離されたら言い訳なんて出来ません。完敗ですわ。


4年前のこのバトル以来一緒に走ってはいませんが、悔しい思いは今でも残っています。証拠のDVDが手元にもありますしね。社長はどう思ってみえるか分かりませんが自分の中では勝手にライバルとさせて頂いています。

社長のマシンはその後何台も変わっていますが、何に乗っていようといつか前を走ってみせますよ。
負けず嫌いはお互い様ですのでね。


そんな想いを胸に今夜もひとり月明かりと自分の感を頼りに真っ暗な峠を駆けてきました。
Posted at 2011/09/24 01:48:17 | コメント(1) | トラックバック(0) | コソ練 | クルマ
2011年09月20日 イイね!

線と線、昔と今と。

線と線、昔と今と。夜更かしした夕べ。いつもより遅くまで走ってきて旧知の知人とご挨拶。休みの今朝は少し遅めに激しい雨音で起こされました。

もそもそと起き出して、クルマのキーを持つ。子供たちもある程度大きくなってきたので、平日休みのオヤジの日中は意外と時間があるんですよ。好き勝手に時間を使わせてもらってます。ここ数年でやっとですけどね。それまで子供が小さいうちは休みの日の方がハードでしたモン。

前々から気になっていたルートが何本かあるんですよ。ここ使えるんじゃないかなって思う所がね。昼間の周りが見えるうちに調査へ出発です。

台風の影響で夕べに引き続き今日もヒドイ雨。時折激しく降る雨は高速ワイパーでも追っつかなくなる程。日中に来ておいて良かったですわ。夜にこんな状況だったら下見どころか走るのに精一杯でしたね。

何本か入っていきますとね、だんだんわかってきたことがあるんですよ。ここね、前に来たことがありますね。もう何年も、十何年も前に。イカンイカン、忘れてしまってる。でもこんなに使えそうな場所だったっけ。『アニキ』、行けますゼ、ここ。ガンガン スピードも ノッてきそう。鈴鹿仕込みの アータ にはシビレちゃうんじゃない?

かなり広範囲にまで足を延ばし途中山奥でガス欠の危機と闘いながらの調査となりましたが、なんとなく思ったことがありましてね。何度か走ったことがあるはずなのに、なんで今まで忘れてたんだろって。

昔はそこまで走るということを欲してなかったから? ううん、一生懸命走ってきたつもりですよ。
走るということに対しての目的が変わってきたから? うーん、そうかも知れませんね。
こんな真昼間から自問自答の妄想タイムです。


峠を駆けるのは楽しい。それは自分の中では間違いのない事実。サーキットでコンマ何秒を詰める。それも楽しい。でもそれとはちょっと違う。

あのね、どっちが偉いとかそんな話じゃないんですよ。もともと負けず嫌いなのでついつい競争してしまう。タイムアタックにハマってた時期も暫くありましたが、それはいま考えれば周りが段々とクルマを降り、競争をしてくれる人がいなくなってしまった時期。相手が出来ればバトルモードに戻ってしまう。じゃあ、より目一杯出来るサーキットの方が良いんでしょうけどね。


繋がる何本もの線と線。
今だから見えてきたもう半分の自分。遠い昔に忘れてきた記憶。


そんなものを探しに行ってるのかも。
なーんてね。
Posted at 2011/09/20 18:12:16 | コメント(2) | トラックバック(0) | コソ練 | クルマ

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「[整備] #GPZ900R HYPER PRO プリロードアジャスター https://minkara.carview.co.jp/userid/1065235/car/3623171/8464629/note.aspx
何シテル?   12/08 21:43
三河屋ワークスと申します。 とにかく走るのが好きで気付くと30年超…  未だに悪い病気は治る気配はなさそうです。 峠、草レース、タイムアタック...
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