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三河屋ワークスのブログ一覧

2015年12月29日 イイね!

銀 16スペック 発動。

銀 16スペック 発動。無駄のない走り。

そういうのをもう一度おさらいしようと思い探した NA の S13。
それが銀です。

最初はナンバー無し車両としてサーキットのみの使用でしたが、いろいろとあり今年の春にナンバーを取得し2年ぶりに公道復帰。

普段の足としても使ってますので毎日乗っているのですが、乗るたびに絶対的な速さというものを切り離せば 『自分はNAが好きなんだな。』 と再認識させられます。


自分の手元に来る前の銀は完全なフルノーマルだったためボディの程度は年式の割にかなり良かったのですが、オイルメンテすらあまりしてもらえてなかったかわいそうな状態。距離が少なかった分ダメージも酷くはなかったのですが、とにかくエンジンは元気がなく。まぁ、ローパワーな S13 を探してたワケですからちょうどいいって言えばちょうどいいのですが… そこは三河屋さん。いくらやっぱり負けると非常に悔しいワケです。(笑)

と、いうワケで 『 銀16スペック 』 発動です。

と言ってもパワーアップしてしまったら本来の目的から外れてしまいますし、速さを求めるなら白がいるワケです。本音を言えばもう少しお馬が欲しくなる時もよくありますが(笑)、それは銀の目的が達成してからでもいいでしょう。最終的には実測 200、4スロ仕様なんていいですね。

さてさて、そこで三河屋さんの選んだメニューは駆動系。軽量フライホイール&メタルクラッチです。現状、銀の不満点はとにかくフケていかないことなんです。レブまで回すのにゆっくりと数が数えられます。(涙) パワーが無いなりに少しでも加速を稼ごうとファイナルは初期の段階で組んだのですがエンジンそのものが力を発生するまでに時間がかかり過ぎてしまう。これは気持ちよくないんです。



クラッチ交換はさすがにもうガレージ三河屋ではやりたくないので(笑)、カーツさんトコでリフトをお借りしました。いつもホントに有難いです。よーし、ジョナサン先生にも監視されているコトだし頑張るぞー!(笑) 目標は5時間です。





まずは室内から。
ミッション脱着時に邪魔になるシフトレバーを外します。 



ここのスナップリング外しが何気に嫌いです。(笑)



ペラシャを切り離して





届き難い上側のボルトはエンジンを傾けた後、超ロングな延長を使って緩めます。





外したボルトは間違えないようにカーツオリジナルボルトケースに入れておきます。(笑)





ここまでは順調に進み、無事にミッションが降りました。



スカGに比べたらトランスファーが無い分だいぶ軽いので、ひとりでも降ろせます。



今回組む軽量フライホイールとクラッチですが、ターボ用の物を使用します。容量アップとかそういうのではありません。各メーカー、NA用のが廃版で無いだけです。(涙) でも色々調べてみますとフライホイールごとクラッチ&カバーを交換してやればターボ用が使えるらしいです。 



軽量フライホイールとノーマルの比較。
重量は測りませんでしたが、これ全然違うんですよ。




鋭い吹け上がりが期待出来そうです。



クラッチはフツーのメタルの3枚羽根です。



クラッチは昔からメタルの3枚羽根を愛用してます。スカGだけはツインを組んでましたが、それは出ている馬力が馬力だから。基本的には回転する部分は軽くしておきたいんです。



外したベアリングは特にゴロつきも無く良好でしたが、新品を用意しスリーブと合体させておきます。





折角なので強化ピポッドも組み込み、レバーとブーツも新品を組みます。





ここまできたら、あとは降ろした手順と反対に載せていくだけ。と、書けば簡単なことですがここからがシンドイんですよね。そろそろバテてきますし、降ろす時には味方だった重力が今度は戦う相手となりますから。(笑) と、いう事でここからは写真がありません。だんだん口数も減っていきます。だってホントにバテバテでしたもん。(爆)

作業性のために外した周辺部品も組み上げ、クラッチペダルの踏み代を確認します。何度も確認しながら作業をしているのに色んなところが心配になります。(笑)





カッチリ感の出たクラッチを切りギアをローに入れる。
ミートポイントを探りながらそっとクラッチを置いてくると 銀の車体がゆっくりと動き出す。




グッジョブ、三河屋さん! (笑)



Posted at 2015/12/29 20:46:03 | コメント(7) | トラックバック(0) | ガレージライフ | クルマ
2015年12月17日 イイね!

裏山缶コーヒードライブ。

裏山缶コーヒードライブ。なんだか変な気候が続いてますが、それでも年末が近づいてきたからでしょうかなかなか休みの日の時間が取れなくなってきています。

いつも言っているコトですが普段の生活の基盤があってこそのお楽しみなので それはそれでやらなければならないことなんです。


まぁ、そうは言ってもホラ そこは三河屋さん。結局なんだかんだとお楽しみの時間は作ってしまうんですけどね。(笑)




作業が停滞してしまっている白ですが、一応動くは動くんです。ホントはこの前の紅葉狩りに乗って行くつもりだったくらいですから。ただあんまりにも乗ってなかったものですから残念ながらバッテリーは相当に弱ってます。セルはなんとか回るんですが、かかる確率は50%。まさに神のみぞ知るって感じです。(笑) もちろんマイナス端子は外しているんですけどね。




そこで前から気になっていたガレージ用品を導入することに。
充電器とバッテリーバックです。

前からと言っても充電器の方なんて10年くらい前からずーっと迷っててやっと買ったんです。
時間掛り過ぎですよね。(笑)



充電器は シーテック の US3300。



だって三河屋さん、ハタチの頃から20ン年の Kinokuni ファンですから。(笑)
毎年送って下さるあの分厚いカタログを見てると、ついつい色々頼んでしまいます。



ジャンプスタート用のバッテリーパックは ベロフ の クイック バッテリー チャージャー スリム です。



凄いですよね、もうスマホと変わんない大きさです。
まんまバッテリーくらいの重さのも持っていますが、これなら出先でも安心です。




両方とも直接速さに関係してくるものではありませんが、造って走れる峠のコゾーを目指している三河屋さんとしては(笑) ガレージ用品が増えるのも結構な楽しみであったりもします。購入にあたってはもちろんいろいろ探したりするワケですが、同じ用途の物でもっと安いのもあるんですよね。でも、一度買ったら永く使いたいので多少高額になってもキチンとしたのを選びたいんです。




さて、錆の浮いてきたローターもそのままでは気分が悪いので
ちょいと用事を済ますついでにいつもの裏山にでも行きますか。(笑)





まぁ、結局はそうなるワケですが、
そんななんてコトのない缶コーヒードライブも好きな三河屋さんでした。


Posted at 2015/12/17 21:50:35 | コメント(6) | トラックバック(0) | ガレージライフ | クルマ
2015年12月09日 イイね!

立ち止まるヒマなど、ありゃしない。

立ち止まるヒマなど、ありゃしない。走行会も無事終わり、スカGを送り出し、気分的にひと段落したのですが ガレージ三河屋の作業予定はパンパンらしく、なかなか余韻に浸らせてはくれないみたいです。

自分の作業も 白、銀 ともに中途半端なまま中断してしまっているのですが、今日は黒の作業をしてきました。これも丸1ヶ月くらい放置してましたケドね。ホント、マジで一日30時間くらい欲しいです。(笑)

オイル漏れをおこしてしまった HA を O/H &仕様変更しようかと思っていたところ、たまたま出物があったのでそちらをベースに考え、組み直している間 暫く 『 三河屋スペシャルノーマル形状Ver 』 を使わせていたのですがそろそろ本命の出番です。




と、いう事で、
三河屋オリジナルサスペンション 『 サーキットスペック 改 裏山スペシャル 』 の投入です。(笑)






と、言ってもやっぱりの中古品の寄せ集めです。もちろん新品の方が良いに決まってますが、あー そんなモンもったいない! 自分が新品のシャコチョー買ったのなんて走り初めて何年経ってからか。違いが判るかどうかも分からないのにそんなん贅沢なんです。(笑)




まぁ、そうは言ってもちゃんと使えるモノを用意しましたし、ツルシの状態ではなく三河屋さんなりに裏山仕様にしていきます。ここでポイントは 『 していきます。』 というところです。

モノとしての変更はスプリングだけです。RA の標準レートは F:10K、R:8K。これを F:8K、R:6K に変更しました。えぇ、どーって事のないフツーのストリートの数値ですよね。さらに巻き数とか線径って話は完全に無視してます。と、言うか今回そこまで拘っていません。だって、どうせ分からないでしょうし。(笑) でもそれでいいんです。無駄なお金を払うのはやっぱりよくない。必要になってから、違いが分かるようになってからで十分なんです。いいモノだからと何でも付けて、ホントに必要な部分に十分な予算がかけられず中途半端なモノで済ませておく。そういうことは絶対にしたくないですね。それにせっかくなら変化を楽しめた方が良いじゃないですか。と、エラそうなこと言ってますが、何度も失敗して出した結論ですケドね。(笑)




さて、交換作業自体は問題なくサクサク進んでいきます。
これが、




こうなり。




これが、




こうなりました。




交換作業だけなら丁寧にやっても1時間みておけば十分でしょ。S13は数え切れないくらいやりましたから。(笑) 比較的簡単な車種ですが、もちろんポイントはあります。若い子の中には知らない子が結構いてびっくりしました。『車高もキャンバーも全然合わないんです。』 って。少ーし、考えれば分かるハズだよ。




先ほどの 『していきます。』 の話。実はここからなんです。前のノーマル形状の時にもお話しましたが、調整しない調整機構はトラブルの元になるだけなのでホントは要らないんです。一度調整したら触らないでいいようなものなら溶接なりしてロックかけときたいくらいですから。でも何で調整付きを選ぶかと言うと変更出来るからなんですよね。『 何処何処スペシャル 何とかの時限定 誰某専用 』 のように限定がたくさん付くのならそれでもいいかも知れませんがナンバー付きのストリート車両とくれば使用目的走行条件など関係する要素は幾らでも出てくるワケです。それに乗り手の技量。これが一番大きな要素ですよね。

走り込めば走り込むほどドライバーの技量は変化してくるハズ。少し無理してでも そういった時にそれを受け入れられる懐の広いモノを準備しておきたいんです。それに走り込むって事は耐久性もしかっりしていて欲しいですね。当時高価だったピロアッパー仕様の格安のシャコチョーが出回り始めた時、自分の師匠から聞いた話があります。『ピロボールって言ってもピンキリなんですよ。』 案の定、格安シャコチョーのピロは1年ももたずにガタガタになり、次第に市場からも消えていきました。値段には必ずワケがあるんです。




キチンと仕上げようと思えばそれなりに用意するモノも必要となってきます。でも湯水のように用意できる人なんてそんなにはいないですよね。少なくても三河屋さんは残念さんな方です。(笑) でもだからと言って諦める必要なんてないんじゃないかと思うんです。現状用意できるモノがすくなければ増やす方法を考える。増やすことが難しければ代わりに手間や暇でカバーする。方法なんて幾らでもあるんです。それにせっかく手に入れたパーツはしゃぶり尽くすまで使わなきゃ勿体ないオバケが出るってモンです。乗り手のレベルに合わせ常に進行形であること。考えること、知ろうとすること、それは誰にでも出来るハズ。やってないだけなんですよ。








賭事の類いはクルマ遊びを始めた時に自然とやらなくなった。酒も飲まないし、最近煙草も止めた。自分のメシは抜いてもクルマにはガソリンを入れる。そんな生活も自分には当たり前過ぎて苦に思ったことなどないんです。いつもアタマの中は裏山を駆け回ることばかり。

うん、それでお腹いっぱいです。(笑)




Posted at 2015/12/09 20:51:20 | コメント(6) | トラックバック(0) | another 180 | クルマ
2015年12月06日 イイね!

出逢いと別れと始まりと。

出逢いと別れと始まりと。その日はこちらにしては珍しく雪が降っていて、なんとなく聞いていたFMが流れるなかひとり積車のハンドルを握りながら荷台に乗せたスカGとのこれからを考えていました。


遡ること今から7年前、もう久しく乗られなくなっていたスカGは住宅地の契約駐車場の片隅でひっそりと佇んでいました。

ひょんな事から近県まで引き取りに行ったスカGは前オーナーがプライベートで 26に載せ換え、ストリートゼロヨンで戦う為に仕上げられており、手元に来た時点で自分的には既にオーバースペックで。



ただスペックの割にどこかくすぶった感があるのは否めないスカG。それにあくまで普段使いとして使うことが前提では信頼性が最重要課題と考える自分としては掛るものが掛ったとしてもキチンと制御してやる事は当然のことで、いの一番に手を付けたのはECU。セッティングはもちろん全幅の信頼を寄せているラリー屋の社長のところ。

少しづつブーストを上げセッティングをくり返す。3速、4速、とギアを上げた瞬間、一瞬聞こえた小さなカラカラ音。とっさにクラッチを切り助手席を見るとノートパソコンの画面を見ているハズの社長と目が合う。

『メタル…?』
『ですね。』

スカGはブローからの始まりでした。





セッティングに出るまえから兆候はあったんです。でもそうなったらそうなったらでイケるとこまで行きましょう! と社長の助言を押し切って出発して。結局スカGに載っていた 26は半分も本領発揮せずブローしたのですが、それでもチューンドの 26は自分を虜にするには十分で。社長のお店に戻った時には既に新しいベースエンジンを探し始め、1ヶ月後には本来の姿を取り戻し。





エンジンが決まったら次はボディ。基本コンセプトは4ドアGT-Rなのでやっぱりボディもブリスターでなければとそのまま拘りのオトコ、カーツさんのところへ直行。言われなければ気付かない自然な仕上りの裏には相当な手間ひまが掛けられて。







二人の尊敬する方々の手によって造り上げられたスカGで自分のすることはやはり走るコト。
色んな所へ遠征したり、サイコーなライバルとガチでやったり。



林道。





箱根十国峠。





ターンパイク。





関東遠征組本部。







原点。





サーキット。







OSのダンパー無しツインも慣れればリッチューの坂道発進だって楽勝だし、バイク並みのレスポンスは街乗りでも思わずダブルを切りたくなってしまう。26にしたら控えめな 400だって 1.5tの車重を軽く感じさせるには十分だし、裏山なら負ける気がしない。こんなサイコ―な相棒に、なんの不満があるだろうか。いつまでもこの体制が続くと思っていたけれど…

それでも終わりは、くる。


こうやって振り返ると1号車と変わらないスカGですが、自分の手元に来たときから変わらない使命はファミリーカーであること。自分の趣味で裏山を駆け回ったりサーキットに持ち込んだりもしましたが毎日の通勤、休みの日の買い物、子供たちの用事… これらをこなせられなければどれだけ自分好みでもファミリーカーとして失格なんです。

年明け早々から始まった原因不明のエンスト。直ったかと思うと突然再発し、発生状況も統一感がない。これが白だったら、どれだけの時間や手間を掛けても直しただろうけど残念ながらスカGのポジションはそうではないんです。自分の都合だけで乗り続けることが出来ないのは最初から決まっていたこと。雪の降る日の積車の中でひとり、自分とスカGのこれからを決めたんです。







有難いことに何人かの方からスカGを譲って欲しいとのお申し出がありました。自分と同じようにストリートに拘って付き合ってくれると。でも、ダメだったんです。完全に自分のエゴですが、スカGが自分以外の色に染められるのがどうしても想像出来なかったんです。

手塩にかけ、共に走ってきたスカGをバラすのはもちろん気分のいいことではありません。どこかでなんとかスカGを生かす方法は残ってないかと後ろ髪を引かれる気持ちで日々過ごしていた時に一本の電話が鳴りました。

よかった、本当によかった…





それから約10ヶ月。

北の大将と1年半ぶりに逢えるという事で気分は凄くいい。朝早くから集合してせっかくなので Z乗り さんの 31と分乗し紅葉狩りよろしく裏山経由で赤味噌の里で昼飯を戴く。川沿いロード経由で カーツさんトコに戻ると少し遅れて じゃっきー さんとも合流。運転手さん役の クミチョー さんや ジョナサン さん、どりこ、宴会部長ふくちゃん も交わり、いい空気が流れている。スカGとのお別れなのにとても晴れやかな気持ちだ。





スカGの運転席に乗り込みイグニッションオンでポンプの作動音を確認する。
クラッチを切りギアをローに入れる。軽いレーシングでクラッチをそっと繋ぐ。

最後の、これが最後。







そしてスカGの新たな始まり。
一点の曇りも無い。


Posted at 2015/12/06 01:22:17 | コメント(10) | トラックバック(0) | 人間模様 | クルマ

プロフィール

「山頂付近はすっごい濃霧。ハードだわぁー」
何シテル?   08/04 05:46
三河屋ワークスと申します。 とにかく走るのが好きで気付くと30年超…  未だに悪い病気は治る気配はなさそうです。 峠、草レース、タイムアタック...
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