仙台のお隣 多賀城市にある東北歴史博物館へ
サマーキャンペーンみたいので東北大学の考古学の研究成果なんかを展示中なんです
土偶とか土器とか紀元前ネタ好きにはたまらないイベントの筈
ほら こんなの。
みんカラにもよく
「新しいものには味がない 古いほうがいい」
なんて書いてる方が多いからきっとこういうの大好きなんだろうと思います(^ ^*)
分かる人は分かると思うのですが だいたいこういうのは工事現場から出てくるのがパターン
聞けば調査だなんだとこれで工事が止まるのを怖れて黙殺されるのも相当数に及ぶとか
勝手な妄想ですが 京都の地下鉄工事なんてどうなっていたんだか 地下鉄烏丸御池駅で
出土品を展示していた筈ですね でも京都あたりがあんな程度で済むのかな?(- -;)
近所の道路が伊達家の焼き窯だかが出てきて工事が数年遅れていたように覚えています
あと岩手もなんだか被災地の高台移転候補地から遺跡が出てきただかで揉めていますね
これもどうするのかなと思ってしまうのですが
最近だと仙台の地下鉄工事ですかね 本当は何か出てきてるんじゃないのお?(- -)
霞の目飛行場も以前なんだか土器とか出てきて揉めたって聞いてるし
それは妄想として流石に紀元前までくると全然知識もないので ふ~ん と眺めていたのですが
こんなパネルが
先の震災で津波で泥水漬けになってパアになった史料だったり 或いはコケて割れた土器だのを
回収して修理をずっとやっているようです 確か初期の段階で散逸してしまったものを
手の空いた自衛隊やボランティアが集めていたのは報道で見たのですが それっきりでした
自衛隊やボランティアとは言っても何せこっちの意味では丸きりの素人が掘り集める訳ですから
泥んこの経典だの掛け軸だのなんて見たってゴミと変らない 素人の気楽さで
「なんでも鑑定団だなこりゃ」
なんて感じでその時は半分笑い話になっていたと思います
(TVでなんだか貴重そうな巻物積み上げてホースで水かけてた でもどうしようもない
ヘドロと塩素とどっちがマシなんだか知らないけど)
しかし本職にとってはゴミだか宝物だかめちゃくちゃの山をコツコツ判別つけて修復するんだから
途方もない話です
「いや 大変だなこれは(-"-;)」
なんて感心するしかありません
文科省や自衛隊 ボランティア NPOと文化財関連で数千点がとにかくは回収されたんだそうです
そこからが本番
コケた土器の修復作業 これ悲惨だ たくさんの土器がゴチャゴチャに割れてる
倒した食器棚の瀬戸物全部組みなおすようなものです 一つだって泣きたくなるのに
どこからどう手をつけるものなんだか(-"-;)
こちらは甲冑ですね 津波を被って錆と腐食からのレストア これは修理は終わったそうで
でも全体としてはまだ手がついていないも同然みたいですね 知識や技術のある人が全然
足りないのでしょう ご苦労様です としか言いようがありません(-"-;)
世間的には不要不急のものだからどうしたって話題にされにくいし 予算もつかないのかもですが
それでも失われたら二度と取り返しのつかないものなのは確かです
それとレディーガガが被災地支援にとオークションにかけたキスマーク入りのコーヒーカップって
知ってますか? 現在はこの東北歴史博物館に収蔵されています 落札者が県に寄贈し
さらに県は被災地でもあるここ多賀城の博物館に預けたんです
常設はされていませんが先月展示されまたいずれ展示されるのではないかなと
復興には直接は関係ないかもですが知っておいて損はないかな なんて
非常に綺麗な博物館です 史跡も隣接しているし イベントで水上で夜 篝火を焚いて
能なんかも催したりしています ドライブがてら是非一度(^ ^)b
Posted at 2013/07/28 20:28:13 | |
トラックバック(0) |
歴史ネタ | 日記