宇都宮右兵兵ノ督（仮名）のブログ一覧

今日は野菜の日なんだとか　　　某　嫌いな食べ物の最たるものは胡瓜にござる


かの水戸黄門こと徳川光圀公も毛嫌いしておわしたとか　　さもありなん(- - )゛ｳﾝｳﾝ














さて　　続いていきます










原動機や伝達装置の紹介　　２・０が追加になった事が最大の変化　先に総崩れとなったクロノス

兄弟のものです　これによって兄弟の高グレード分の穴埋めを目指す事になります

ミラーサイクルと２・５については諸元上は変更ありません　


そしてこの頃からミラーサイクルへの風当たりが強くなってきます

２・３で３・０並み　と言うのは良かったのですが排気量の半端さが祟って税金が変らないとか

価格差で合わないとか昨今のエコカーが持つような問題点を抱えてしまう事になります　しかもユー

ノス時代にさして売れなかった事から整備実績の少なさを懸念しディーラーが渋る　調子崩しても

分かるサービスマンがいない　当然サービスでも嫌がる　情報がないからメーカーもいじりようが

無い　と言う悪循環　　　



本文でも


「従来技術の組合せですから安全で安心です」


と言う趣旨が記されており　かつてロータリーが浴びせられたような風評への対策が見て取れます

今みたいに免税とかあればまた違ったのかも知れませんが　この頃はだあれも気にしません(T T )


「小型化できればいいよね　ロータリーとかファミリアとか　プロパンにもいいかもd(^ ^ )」



と言った時の周りの三河門徒連中のあの侮蔑の目　目　目　　忘れねーぞ本当


どうせ今頃アトキンソンありがたやの踊り念仏をトランス状態で踊り狂っているんでしょうけど　



「高い金払って低圧一定じゃつまらねーだろー　漢は黙ってＥＶＣ！( ○-皿-)＝○TдT)ﾉ」



と　一刀両断してくれた日産ターボ乗りの方がずっとスッキリすると言う物です



「先にドイツ車がやればよかったかもな　幾らで売っても何が起きても許されるしさ」



と言うのは父の談　　骨髄まで輸入車ディーラー根性　　　つくづく夢も希望も無い男だよ本当に　



なんにせよこの時点では現在の状況を予想できていた人は誰もいなかったと思います











シャシについては４ＷＳの対象車種がミラーサイクルのみに縮小

その他ではＡＢＳと両座席のエアバック完全標準化　並びにチャイルドシート固定具の追加を実施

旧車愛好家の最大の泣き所である安全への対策はこれでバッチリ　他人を乗せる機会があるのな

らばストレートにユーノス８００を買うよりは責任ある行動とも言えるかなと自己弁護

まあ月に一回あるかどうかですけどね　ええ　　昔から土禁は当然で咳一つ許されないと言う

根も葉もない噂が絶えなくて誰も乗りたがらないし　　三河党の流言に違いない












こだわりについて　　まあそんな変更はないのでその意味では変り映えはしませんが良く読むと


「ガソリンタンクが専用設計だ」


と言う様な事がチラッと書いてあります　ガソリンタンクの使い回しって実状どんなものなんでしょ？

言われてみると如何にも共通化されていそうな箇所ではありますね



あとは逆にドアミラーが共通化へ　　はっきり触れてはいませんが代わりに雨水コントロール、と

称された排水溝つきのミラーに替わります　　効果の程は・・・・・よく判りません(-～-;)

そんな事より格納モーターの「ぎゃああああああ」と言う音にびっくりしました　新品も大した音が出た

し　他の方の日記からもこれで正常みたいですね　最終型でもこのまんまのようです　まあついて

いるだけ良いのでしょう　色が合えば間違いなく８００化に踏み切った箇所だったのですが・・・

ついでに言うとこのミラー　センティアからデミオまで何もかも共通のようです　色やステーが合わな

いからまあ違うと言えば違うのですが　そしてユーノスコスモはミラーはなんと全車未塗装　確信犯

なのか気にしなかったのか・・・・マツダは最近まであまりミラーに拘りが無かったのかも知れません

そしてアルミボンネットが廃されていますが防錆鋼材の方はそのまま継続　　他のミレーニア乗りの

ブログを見ていても錆の類で苦労している人はいないようですね　同年式の他のサルーンはそろそろ

始まっているようですね　Ｃ３４のリアフェンダーなんかぼちぼち錆が始まっています


この頃のマツダ車乗っていると周囲の嘲笑が酷くて良い部分に対して鈍感になりがちですが

なんのなんの　ぶつけさえしなければ耐久性は凄いですよ　　８００ならもっとです

よそのクルマなんかでは北米や欧州でこき使われるとたちまちボロボロですから　この頃のホンダ

なんか酷いものです　塗装がミイラみたいになったの見た事ありませんか？












新装備　　カーナビ　　　平成九年となるとみんなボツボツつけ始まったくらいでしょうか

近代化の一環で装着になったのですが　カーナビが無い時代のインパネ設計なので

ちょっと見づらい位置に来てしまいます　音声あればまあいいんですけど



音響はオプションつければ１０スピーカー　　残念ながら専用音響は廃された為

ダッシュボードのスピーカー取り付け部はユーノス時代の名残になってしまいます



窓は全車ＵＶカットガラス　車内の劣化防止にこれは大きいです

これでも本革をひび割れさせてしまっていたらそれはもう手入れが悪いとしか言いようがありません

最終型ならなおさら　中古見る時ちょっと気にしてもいいかも知れません　そこらの業者だったりする

とつべこべ言うでしょうけど　本来の劣化速度は推して知るべし　逆にシートが綺麗なだけでもあまり

あてにならない　とも言えますね　　それにしても本革がうらやましい　２・０には無いの(T T )



そしてソーラーベンチレーションサンルーフは１グレード標準装備に大幅縮小　

サンルーフ付きのミレーニアがいたらミラーサイクル車決定です　これ標準装備と言えば聞こえは

いいですがサンルーフとなると嗜好も出るし強制装着と言ったほうが良いかも(- -;)



あ　そうそう　　トランクオープナー付キーレスが全車標準に　　私的にちょっと凄い装備です

納車当時　間違えてしょっちゅうトランク開けていました(* *;)



アンサーバックって後付できないものなのでしょうか？


キーレスあんまり使わない方だったのですが　噂の内溝式でドアに差しこみ難いのです

どうせならと思ったのですが・・・どうなのでしょう？？






ミレーニアのびりの分際で生意気ですか　そうですか

続いていきます





　　






いよいよハンドルにも新家紋が入ります　　ユーノス時代はエアバックの使いまわしなどもあってか

特に紋は入ってはいませんでした　　そして近代化改修の一環としてカーナビが登場

運転席助手席エアバックの標準化と併せ　見た目はともかく機能は現在のクルマ並みに整います

小さな所ではパワーウインドウスイッチが木目調になり　ドアノブとエアコン噴出口がメッキ化　この手

はユーノス時代の方がよほど派手にやっていそうですがそうでもないですね　ミレーニアは８００の

コストダウン版のイメージが強いと思いますがこうして座って眺める分にはミレーニアの方が豪華感は

出ています　　まあ元々後期でやる予定でいたのかも知れませんけど・・・・・ううっ(T T )














内装　　布地内装に関しては若干明るめに色が替わりますが座席の形状等に変更はありません

革及びヌバック設定も電動もそのまま残ります　一丁前に某の嘘８００も８ＷＡＹパワーシートです

休憩する時イライラする辺り　まだ某もそこまで爺ィと言う訳でもないみたいですね

こんなのいらないからチルトステアリングつけて　　手動でいいから(- - )ｱﾄﾃﾞｷﾀﾗｺﾞｿｸ


　













ここに来て外装写真　　　なんかこういう構成なんですね　　


外装において８００との相違点が最も多いのがこの後方でしょうか

ウインカーのクリア化　　ガーニッシュの形状変更　　それによるエンブレムの位置変更

この変更は贋作作りに置いてうんと泣かされましたが止むを得ません　

誰だセフィーロだのシルフィーだの　こっちのが遥かに先だっつの(- -)









このミレーニアの出陣時点でのマツダの将はセンティアを大将に大体十五将前後だったと思います



と言ってる傍から同年にＭＳ－８　レビュー　プレッソが自刃　ファミリアハッチバックが敗死

プロシードキャブプラスが敗走し　更にキャロルの完全ＯＥＭ化が決定　これにより軽の開発は

完全にとりやめ　　そしてついにオートザムから火の手が上がり客将のランチアが戦線離脱








「なんの　遠州御所様よりラピュタとＡＺオフロード　それにスクラムにキャロルにＡＺワゴンと援軍

続々じゃ！プロシードレバンテもあればファミリアワゴンもある！わはははははははp(-皿- )」











方々　　一車種二車種のＯＥＭで愚痴ってるようでは自動車ファンは務まりませぬぞ

愚痴こぼしてたって始まりませぬ　　心で泣いて笑い飛ばしてこそでござる　　　

マツダオリジナルサランラップくれるみたいです

なぜか職場の連中から失笑が(- -)

今日は焼肉の日だそうです　　その昔蝦夷で食べたラムやマトンの美味たる事にたまげたものです

逆に蝦夷の人が内地で食べると絶望的な気持ちになるんだとか　まあ蝦夷は行ってるだけで気分が

高揚しているのか何食べても驚くばかりに美味しかったですけど














さて　　












ユーノス８００改めミレーニアに突入　　　　いいの　　突入したの




完全に改名したのは平成九年　　　日の本では東京湾アクアラインが開通

ＳＵＶ旋風が吹き捲りの中　いすゞはビークロスが出陣　末期の大傾奇を見せています


「も　もう無理　金蔵も米蔵も味噌蔵も矢も鉄砲玉もカラッけつでござる・・・・・(o_ _)o」


銀座御所も二兆円の借金を抱えついに爆炎があがります　マツダの二十倍の額なのだから

凄まじい　もはやシーマ旋風なぞは昔日の夢　　今やそのシーマに借金取りが乗って押し寄せる

同年に一門の日産生命保険が滅亡していますね　　戦後初の保険会社破綻だったそうです









しかし　マツダにそんなものを顧みる余裕はまだありません　　


手勢の再編が終わり新手のデミオやカペラワゴンが快進撃　ロードスターもブームはともかくまあ

予定通りに売れ　一時期の危機は脱したもののまだまだ予断を許さない状況　そんな中でユーノス

８００もここに来てミレーニアへ改名　先に代替わりした二代目センティアに続く副将格の座に納まり

ます・・が　その着陣の引き換えにＭＳ－８が自刃　ここにクロノス兄弟全員が　そしてＭＳシリーズ

が全て消えうせてしまいます　　うう　あんな優しいクルマ達が。゜(TдT*)゜。



　

泣いてないで開いて行きましょうか










涙で滲んでいますがついに皆様お馴染の新家紋が出てきます　　もう五家体制は遠い酔夢

新しい時代のうねりに否応なしに立ち向かって行かなければなりません











ユーノス時代には無かった運動性能の言葉が出てきます　特に変わってはいない筈なのですが

マルチリンクやＶ６エンジンなどの部分を強調し始めていますね　アゲハ蝶なんか飛んじゃったりして











ニューヨークと思われる街を左折　　右ハンドルで車線逆走だけどいいの　　










これまたニューヨークを疾走するミレーニア　　これが夕方か朝方かはツインタワーの位置で

わかりそうなわからなさそうな　たぶん早朝だと思います　









三越の脇っぽいような気がしないでもないですが いいの　ニューヨークなの(- -)


ツートーン塗装がスタート










左は何故か交差点内で停車しているミレーニア　　写真ごとにちゃんとナンバーも違うという

芸の細かい事をやっていますね　同色でもナンバーが違うのがなんかモヤモヤしますけど

どうせ合成だからとかそんなんじゃないだろうね(-"-;)










静から動へ　　ユーノス時代はその殆どが停車中の写真でしたが　ミレーニアになり

曲がりなりにも走行中の写真が使われるようになり始めていますね












と　言う訳でうんざりでしょうがまだまだ続いて行きます














心を動かす新発想　



That`s Mazda！

さあ　盛り上がって参りました






いいの　盛り上がってるの　今月東北マツダはメッセで決算フェアだし　まあ何か理由つけては

フェアだけど　先週はサマーフェスタだったし　　　今回は中古の叩き売りもやる筈です


「ただいま　×△様より　アテンザワゴンの御成約を頂きましたあ！　ありがとうございます！

当社特選の特選車　残り！僅かでございます！　残り！僅かでございます！」


成約すると会場に景気のいい放送がかかって会場の社員一同で拍手してくれます　

ショバ代の話があるので何が何でも台数捌かないとヤバイので見に行くのがお薦め

腕に自信のある方はディーラーの留守居の店長を強襲する手も無くはないですが・・・・




ヤナセといすゞも決算８月にやってたような気がします　　今もそうなのかな？

ＢＭＷが確か１２月　


「あなたの大切な人に歓びの灯を、ＢＭＷクリスマスフェア開催」


なんてスカした事言ってますがマツダに言わせれば



「サンタも仰天店長悶絶マツダ冬の決算フェア　社長に言えないこの価格　お近くのマツダへ！」


ってなものです











さて　　　後期ユーノス８００のグレードなのですが









ついにミレーニアの文字が出てきます・・・が　この時点ではあくまでグレード

この段階でユーノスが滅亡してしまっているので厳密には


「マツダ　ユーノス８００ミレーニア」


になります　　　全四グレードの内　下二グレードがこの名称









そしてこちらが上級のユーノス８００








読めないでしょうが諸元　　ハイレフコート塗装の縮小に伴い　車体色は大幅に変更

緊急措置的コストダウンではありますがその分　色自体は増えています










この複雑な話はユーノス滅亡の際　御公儀にダメ出し食らってスパッと改名できなかったのが

原因と聞いています　　マイナーチェンジでクルマのファーストネームが変るなんて前代未聞の事

名称のみの変更は民を惑わす恐れあるため　その儀まかりならぬ、と言う指導を食らったようです

何にしても販売会社がコケると言うのはマツダは元よりお上も想定していなかったろうし






かくして宗家マツダ、及びアンフィ二より再出陣になったユーノス８００なのですが・・・・・






「何故に我々が手伝い戦をせねばならぬのじゃ　それもあの威張り散らしたユーノスではないか」


「さよう　我らには血筋も正しきセンティアがあり申す　負け癖ついた援軍など真っ平御免蒙る」




自らの手勢でさえ苦戦なのに此処に来て更に落ち目のユーノスなど抱え込むのに両家とも消極的

自城が落ちて逃げ込んできたようなクルマの為に勉強会などやっていられないし展示会などできる

訳もない　大体にして五家中ではユーノスはロードスター以来の高慢な態度が祟って評判が悪い

ミレーニアに完全に改名するまでの二年間はユーノス８００はディーラーとメーカーの足並みが揃わず

売れない上に味方にも冷遇されて十年間でもっとも辛い時期になります　　




そして二年後の平成九年　　ついにユーノス名を捨て　ミレーニアに改名していくのですがそれは

また後の話












マツダは高級車もやればできる　と声を張り上げ旗を掲げたたプロジェクト・ユーノスでしたが

シトロエンを含め十五にならんとする陣容で目標を達成できたのは家中でさえ疑問視されていた

ユーノスロードスターのみと言う大惨敗に終わります


ユーノスシリーズはどうしてもロードスターのイメージに埋められてしまいがちですが

ロードスターも実際には和の雰囲気を積極的に取り込んでいたし　オープンカーとは思えないほど

暗褐色を取り入れていたと思います



「欧州の雰囲気を日本に　そして和の雰囲気を欧州に」


まるで大正期のような独特の、どこか陰鬱とか儚げとも言える和洋折衷の雰囲気がとても良かった

と私は思っています　　そしてユーノスのショールームがまた良かった　

劇場をイメージして作られたんですよ　　そして夜も灯りをつけて展示したんです

待ちに待った劇が始まる時　回りは暗いですよね？そして幕が開いた時に皆さんはどんな視線を

どんな表情をしますか？　その目を　その表情をマツダはどんなにか向けて欲しかったんです

それが五家戦役の総ての始まり　安いだけ　値引きだけ　もう真底イヤだったんですよ　ヤナセ

みたいに日産みたいになりたいと心から思ったんです　２４時間ＴＶのＣＭ総て日産とかやっていた

でしょう？あれをマツダもやりたいんです　カッコいい刑事に乗って欲しいんですよ　女子大生に

ショールームでお父さんにねだって欲しいんですよ　体力から言ったら狂気に近い渇望です

だけど駆けた　何万と言う社員や関係者の運命を背負って五本の旗を掲げて駆け出したんです　　

でも残念ながら僅か七年にして潰え去る事になってしまいます



希望より理想より憧れより君だけが真実掴んでいた儚くて激しくて偽りない♪



やっぱり五家体制いい 凄くいい　こんなドラマチックなディーラーあるだろうか　いやない！(T T)








呆れてますかそうですか