ただ今秋の実家で秋祭り行事を満喫しております。
こう言うのも悪くないと感じる今日この頃です♪
それにしても、秋の長雨の季節到来でしょうかね?
カラッとした時期なんて本当に一瞬でした・・・

と言うとなんですが、趣味100%ストレス解消専用マシン仕様のAE86レビンです。
チューンド4AGな5V原動機で非常に官能的なマシンです♪
高回転の突き抜ける感じは最高ですが、なんせ凄い排圧&音量なんですよね・・・
アイドリングもまるでリッターバイクのようなドコドコ系荒々しさで、正直言って閑静な住宅街で乗るには全くもってって適しません(汗)

使っているマフラーは超軽量で抜けも最高なデフ下レイアウトのCBY製フルチタンマフラーなんですが、コレは譲れませんね(汗)
そこで、低回転域の音量を抑えて、高回転域の抜けを両立できるアペックス製アクティブレールサイレンサーを愛用しておりました。
コレを装着してやると、「獰猛なライオンが借りて来た猫」状態になりますので大変重宝しておりました♪
当たり前ですが、低速域は排気が規制されるので、アイドリング+α域がトルクアップするので街中で乗るにはお勧めのパーツです。
しかし、純正ではスプリングがあまりにも硬すぎるので、1600ccのNAではサイレンサーが作動さえしない感じでしたので、初期のプリロードを抜くために針金で縮めて使ってました(笑)
しかし、これをやってもスプリングのレートが下がるわけではありませんので気持ちの問題だったのかもしれません・・・
今回は、少々工作しますので、まづは分解清掃しました♪
流石にマフラーのテールに装着しておりますので、カーボンで汚れてますからね。

コレが今回の作戦で投入するNEWスプリングです。
レートを変更することによって、更に下の回転域からバルブを開けてやり、排気効率を下げてやる方向にセッティング変更してやろうと思ってマス(笑)
と言うのも、前回アシの変更時にマイスターに試乗し貰った時に「本来のエンジン性能発揮できてません」とご指摘頂いたので今回見直す事にしたんですけどね(汗)

左が今まで使っていた純正のスプリングで右が今回の工作で使うNEWな特注製作バネです。
基本的に線径以外のサイズは同じです。

ATS純正バネは高熱にも耐えるインコネル製らしいです。
線径は2.6mmあります。

こちらは、今回特注製作しているNEWバネですが、材質はSUSです。
排気温度も下がっているマフラーテール部分なので、インコネル製でなくてもイケると思われます。

純正バネだとATSの可動部分を落とし込んで圧縮してみるとこのぐらいのバネ長になるんですが・・
正直言って、線径2.6mmは物凄くハイレートだと感じます。
排気量大きいターボ車でもどうなんだろう?というぐらいだと感じます・・・
ATS本来の設計思想では、バルブが開き切る時の廃棄抵抗はほぼ無いぐらいらしいです。
ただ、排気量や仕様が違う全ての車で同じレートのバネを使うのは無理があると思います。
やはり、車種ごとにある程度のバネレート変更は必須ではないでしょうか?
CBYフルチタンマフラーは中間パイプ60φサイレンサー内部80φ出口90φと言う仕様で、通常はパワーと音量を両立するため、テール部分に専用の50φもしくは60φのエンドバッフルを挿入して使用します。
事実バッフルエンドを抜いて使ってみても音量が殺人的なレベルに大きくなるだけでパワー感は変わりませんでした。
自分はこれまでATSが手元に来るまでは、2種類あるうちの60φエンドバッフルを挿入して使っておりましたが、バルブ全開時の面積的には、むしろATSの方が多く、更に効率良い排気になるハズなんです。
と言うことはなおさらバネレートが重要だと思われます。

以上のような状況を踏まえまして・・・
コチラが今回投入するNEWな線径1.4mmで同じくの状態です。
明らかに柔らかいと感じます。
レート的には1/5ぐらいになっている感覚でしょうか?
ATS自体は車体に対して平行に装着しますが、これぐらいのレートなら開いた可動部分をかろうじて押し戻せるギリギリぐらいかな?と感じます。
狙いはアイドリング+αだけ消音していれば十分なのでバッチリな気がします♪

内部のベアリングも掃除して、潤滑にワコーズ製潤滑剤を吹いて稼働をスムースにしておきました♪
チョット分かりやすく動画を撮ってみました♪
片手の指一本だけで、ATSの排気ガスによって開くバルブ分がスムーズに稼働しております。
レートが低すぎて、押し戻せないような状況では無いのがお分かりいただけると思います。

早速テストするべくAE86をガレージから出してアイドリングしてみます♪
正直バネレートが低すぎて、チューンド5V4AGの高い排圧でアイドリングもバルブが開いてしまうのではないかと思いましたが、しっかり消音しており安心しました♪
これまでと変わらずアイドリングはしっかりと音量抑えてます。
この後お山でチョット試してみると、コチラは激変しました。
チョットアクセル踏むと2,500回転ぐらいからバルブが開くので、4,000回転からレブの8,700回転までのパワー感がこれまでよりも伸びますね♪
これまでの、ノーマルバネのATSではやはりバルブが開き切らず詰まっていたんだと痛感しました。
しかし、それに比例してバルブが開くと結構な音量のサウンド具合ですけどね(笑)
高速をゆっくり流すようなロングツーリングではどうなるか?
と少々懸念は残りますが、原動機本来のパワーは戻るどころか、CBYマフラー付属の60φエンドバッフル装着時よりも更に良くなったかもしれません♪
どちらにしてもこれでようやく排気効率と消音性能を両立するATSの本領発揮だとおもいます♪