去年の11月の終わりに納車された
ゆうさくクン号ことF30 BMW328i・・それまで乗っていたインプレッサとはまた違う、クルマの楽しみ方や「駆け抜ける喜び」を堪能している日々なのですが。
駆け抜ける、、とはいってもまだほとんど遠乗りしたこともなく、高速道路を走ったことも数えるほど、ほぼ毎日乗っているけれども、片道6キロの通勤路を往復するだけ、っていうのがそのほとんど用途だったりします(^_^;)
それでもなんていうか、たんに町乗りしてるだけでもワクワクするというか、これまたインプレッサと違ってATですし、自分の手足を使って操っているという実感には乏しいはずなのに、妙に高揚感があるというか、純粋に
「運転してて楽しい」んですよね(^o^) この満足感、なんなのかな? なんて思うことしきりです。
さて、そんなわけで自分なりにBMWライフを堪能してる(つもり)わけですが、ついこないだ知ったばかりだという、F30のヒミツっていうのがありましたのでちょっと書いてみようかと。
えええ〜そんなの常識やんか とか
そんなことも知らんのかい なんて言われそうですけども、意外と知らない人もいるかも、、なんて思ってみたり(^_^;)
まずひとつめ。
キックダウンスイッチ
これってみなさんご存じですか? ワタシはこのキックダウンスイッチというもの、AT車にはごく普通に装備されている当たり前のものだと思ってました、
昨日まで(爆)
だって確かね、20年以上も前にワタシが教習所に通っていたときに習ったような気がするんですよ、ええ。アクセルをめいっぱい踏み込むと、一番底の部分には強制的にギアダウンをさせるための機械的なスイッチのようなものがあって、ATがシフトダウンして加速力がアップする、っていう説明を受けたはずなんです。
事実、ゆうさくくん号にはれっきとしたキックダウンスイッチが付いてます。 アクセルを実際に踏んでみると分かりますが、めいっぱい踏み込むと、最後の最後でちょっと抵抗があって、さらに踏むと
カチって感じでさらに奥に踏み込めるようになってます。明らかに底の部分にスイッチが付いている、という感覚があります。
実際にアクセルの裏側を覗き込んでみたのですが・・・残念ながら目視できる位置にスイッチらしきモノはありませんでした(^_^;) たぶん、フロアの中側にあるのでしょうね・・。
ワタシはAT車を所有したことがない、ということはないのですが、どちらかというとMT車が多かったですし、キックダウンスイッチなんてのは当たり前のものだと思ってたので、今まではその存在を確認したコトなんてなかったのですが・・・ふと先日、とある方がワタシのBlogの中に何気なく出てきた「キックダウンスイッチ」という言葉に反応されて、
そういうものがBMWには付いてるんですね! 知りませんでした! とコメントいただいたんです(汗)
え? BMWには付いてるって??
ってことは、他のクルマには付いてないの?(滝汗)
逆にワタシ、この事実にたいして全くの無知だったのです(^_^;) だってAT車には当たり前についてる当たり前の装備だと思ってたから・・・。
急いでネットで検索してみました。
最初に出てきたのはマツダCX-5のプレスリリース。このリリースの内容によると、CX-5が最初のマイナーチェンジで全車にキックダウンスイッチを新たに装備、とあります。
つまり・・・今までのCX-5にはキックダウンスイッチは付いてなかった、ということですよね? 文面を読むと、キックダウンスイッチっていうのはドライビングのダイレクト感を出すために新たに装備、なんて書いてありますから、どうやら一般的なAT車についていないようなニュアンスで書かれています(汗)
・・・やっぱりそうなのか??
自動車用語などで調べてみると、ずっと以前の油圧制御式のAT(古いタイプのATですね)では、機械的にキックダウンを行うためにキックダウンスイッチは必然の装備だったけれども、最近の電子制御ATでは、アクセルの踏み込み量や負荷その他を検知して総合的にギアを判断してシフト制御するので、機械的なキックダウンスイッチのようなものは必要としない、なんて書かれています。。
や、やっぱり今のクルマってキックダウンスイッチって普通は付いてないのか??(滝汗)
続いて、
「BMW キックダウンスイッチ」と検索キーワードを足して再検索。
ココで初めてBMWとキックダウンスイッチのことが分かってきました。
どうやらBMW車には原則として、必ずキックダウンスイッチが装備されていて、これがひとつの特徴にもなっている、つまり、ドライバーが能動的にクルマを操るために必須の装置として、ドライバーが「全開加速、キックダウンが必要」という操作をしたときに、ほぼ無条件にクルマの方が機械的に反応するために(ダイレクトに素早く反応するため)キックダウンスイッチが設けられている、ってことらしいんですね。
そうか、そういうことだったのね・・。
つまり、ワタシがずっと昔に教習所で習ったことは、あくまで当時の古い油圧式ATを搭載したクルマのことであって、イマドキの賢いATには必ずしも必要なものではないので、キックダウンスイッチというのはあまり一般的なものではない、ってことらしい、と(^_^;)
これは全然知りませんでした・・・いやはやお恥ずかしい(苦笑)
ちなみに先日の最大ブースト圧計測時に実際に試してみたわけですが、マニュアルモードにしてギアを7速とか8速に固定している状態で、アクセルをキックダウンスイッチ直前まで深く踏み込んでもシフトダウンはしません。まぁ当然です、マニュアルモードにしてるわけですしね。でも、ここからさらに踏み込んでキックダウンスイッチをカチ、とやると話は別。まるっきり別です(汗)キックダウンスイッチがオンになると、マニュアルモードでも有無を言わさず思いっきりキックダウンしてエンジンはレッドまで飛び込まんかという勢いで轟然と吠え始めます(滝汗)たぶん8速からいきなり4速ぐらいまで落ちてたんじゃないかと(^_^;) そしてその加速たるや、こっちが焦って思わずアクセルを緩めるほどです(苦笑) こりゃたしかにキックダウンスイッチがBMWユーザーの間で
「加速装置」と呼ばれているのも頷けますね(^^)
みなさんはキックダウンスイッチ、知ってました??(^_^;)(^_^;)
さて、そしてこれまたかなりお恥ずかしい話なのですが。F30のセンターアームレストのことでして。先日、ふとしたきっかけて知ることになったセンターアームレストのある仕掛け。
これ、通常の状態ですよね。
そして、ワタシが全く知らなかった仕掛けがこちら。
パッと見ると、何にも変わってないように見えますが・・よぉ〜く見ると・・・
アームレストが少しだけ前にスライドしてる
のがお分かりいただけるかと(爆)
ワタシ、このアームレストは下に小物入れが付いてて、アームレストがフタの役割をしているので、開き方からしても、リア側をヒンジにしてパカッと開くだけの動きしかしないと思ってたのです。。
でも先日、何かの拍子にアームレストの上に載せていた左腕の肘に前後方向の力を加えた拍子に
ずるっ
って感じでアームレストが前にずれたんです(汗) 一瞬「えっ!? アームレストが外れた!?」と、壊してしまったのかと焦ったのですが・・・なんと、スライド機構が組み込まれてたんですよ(ちゅど〜んっ!)
ちなみに、前にズラした状態でもちゃんとフタは開けることができ、アームレスト下の収納にはアクセスできます(^^) いえね、前々からこのアームレストに左肘をついてみると、「もうちょっと、ほんのちょっとだけ前に付いてる方がしっくりくるんだけどな」
と思ってはいたのです。でも、ワタシのドラポジがきっと前すぎるんだろうな、と諦めていたというかナットクしていたのですが・・・まさかこんな機構がちゃんと組み込まれていたとは(笑)
スライドする距離は3〜4センチ程度でしょうか。ほんとに、「ほんのちょっと」なんですよ(^_^;)
でもこの「ほんのちょっと」が実に心地よい(*^_^*) ワタシのようにドラポジを前寄りにセットして運転する人や小柄なドライバーには、やはりこの前にスライドさせたアームレストの位置がベストなのです。
なら前の位置で固定してしまって、後ろにももうちょっと伸ばした形状のアームレストにしたらいいじゃん、その方がコストダウンできるし簡単なはず、と思ったりもするんですが、この前寄りの位置にアームレストがあると、ちょっとだけですけども、サイドブレーキを引き上げるときに窮屈な感じになっちゃうんですよ。なので、サイドを引くときにはアームレストは後ろの位置にあった方がいいんです。
なので、スライド式になってるんだろうな、なんて勝手に解釈しているワタシなのですが・・・なんという合理的かつ優しい心遣い(^^)/ なんかちょっとだけ感激しちゃいました(笑)
まぁ別にスライド機構を内蔵したアームレストなんて国産車でもけっこう装備されてるだろうし、珍しいものじゃないのかもしれないですけども、まさか自分の車にそんな気の利いたモノが付いてるなんて・・とけっこう目からウロコだったのでした(苦笑)
なんかこの調子だと、まだまだ隠れたギミックがありそうですね(^^) そういうのを発見するのもBMWの楽しみ方だったりして(笑)