
もう去年の話になるんですけども、アップ用の写真を整理していたらでてきたので、せっかくだから今日はこのネタで(^^) はい、おなじみ
「ろくむしのラーメン探訪記」でございます(爆)
今日のお店は徳島ではなく香川。そうです、映画UDONによると「人口1200万人の東京にはマクドナルドが約500軒、対する香川は人口100万人のところに、うどん屋さんは実に約900軒」というほどの「うどん王国」香川にあるラーメン屋さんのご紹介(爆)
乗り込んだのは「げん屋」という丸亀にあるお店です。丸亀といえば、映画「UDON」のロケも行われた、まさしく讃岐うどんの聖地なわけですけども、そこにお店を出した比較的新しいお店なんですよ。
このお店に行ったのは去年の12月30日。はい、香川方面に
ブリを満載したトラックで配達に行った帰り道です(^^;)
立ち寄ったのは午後10時ごろ。帰り道に「ハラ減ったなぁ~」と、いっしょに行っていた後輩と二人で乗り込んだ、というわけでして。年末の夜に開いているお店となると、居酒屋さんのようなところばっかりでして、大通りに面していて灯りが付いているってことで、目に付いたから入った、っていう感じではあるんですけどね(苦笑)
お店はかなりキレイで、店員さんたちも若いおねいさんもけっこういて(*^_^*)なかなかいい雰囲気です(笑)大きな木製の6人掛けテーブルに二人ででーんと座り、このお店の名物だという
「イベリコチャーシュー麺」をオーダーしました。
なんでも業界初なんだそうです。イベリコ豚を使ったチャーシューの入ったラーメンってのは。イベリコ豚ってちょっと前にブレイクしましたよね(^^) ワタシも食べたことありますけど、確かにおいしいですよね~ 良質の脂分がもっちりとしてて、なんとも美味な豚さんなんですが、これを使ったチャーシュー。。。たしかにウマそうだ!(^^)/
ラーメンが出てくるまで店内の様子を例によって観察していたのですが、店内にはもう夜だというのにそこそこお客さんが入ってます。ちなみにこのお店はいわゆる「昔ながらのラーメン屋」という雰囲気のお店ではなく「イマドキ系」のお店、つまりはオシャレなインテリアにシャレたBGMの流れる店内、スタッフも揃いのスタイリッシュな制服を着ているおねいさんがいっぱい、という感じのお店。はい、ラーメン屋というよりは喫茶店というような感じのお店なんです。
そんな12月30日22時の店内には、デートのアベックの姿もありました。ほかにはワタシたちのようなヤロー二人の切ないグループも(爆)
そんな中、明らかに「飲みに行った帰り」という6人グループが入ってきました。年齢的にはワタシたちよりもちょっと上で、まぁいい感じに酔ってましたね~ いやはや、仕事の途中の私たちからしたら羨ましかったですね~ 店員の女の子の名札を見て名前を呼んでからかったり。チクショー(>_<)
でもなんだか嬉しかったですよ~ 香川のヒトって飲みに行った帰りに立ち寄るのは
ラーメン屋じゃなくてうどん屋なんていう話も聞いていたので、こうしてラーメン屋さんに立ち寄る酔客もちゃんといるんやな~ なんて思うよね(^^)
ってまぁそんなことはどーでもよろしい(笑)
ほどなくして出てきた「イベリコチャーシュー麺」は画像のような出で立ちでございました。う~ん、これはけっこう期待が持てそうですよぉ~(^o^)
まずはひとくち、スープをズズズッと。
?
およよ。あれ、なんかヘンだ。もうひとくち。
???
う~ん。。。
と、とりあえず麺をズルズル。
みゅ~ (-_-)
ま、まぁ麺は普通かねぇ。。イベリコのチャーシューをガブ。あ、イベリコ豚はおいしいかな(^^;)
とりあえず無言に近い状態で食べてたのですが、ふと向かいに座っている後輩を見ていると・・・やはり無言で食べています。ちょいと神妙な面持ちとでもいいましょうか。
しばらくそのまま食べて、半分ぐらいも食べたでしょうか、ふつふつと疑問がわき上がってきたんですよ。
こういうラーメンって初めてだよなぁ~
そこで後輩にも聞いてみました。「なあ このラーメンってウマい?」と。すると後輩も「う~ん、こんなもんですかねぇ?」と、これまたつかみ所のない答え。
見てのとおり、見た目はけっこう濃そうな感じのラーメンなのです。見た目的には最近徳島ラーメンでもよく見かける系統の味をイメージさせるんですよ。でも、食べると・・・
? あれ? 味がえらく薄い??
という感じなのです。濃厚な徳島ラーメンを食べ慣れたワタシの感覚では「丼の底にスープの素(ペースト状のミソみたいなのを入れるお店、ありますよね?)を入れ忘れたままでダシのみを注いで麺を入れてしまったんじゃない?」と言いたいほどなのです。つまり、
かなりのアッサリ系ラーメン。
これに濃厚なイベリコ豚のチャーシューがコンバインしているわけですけども、これがハッキリとこのラーメンの中で浮いている。。
まるでかみ合っていないというか、フュージョンしていないんです。う~ん、、、
でもこの系統の味って、なんかどこかで体験したことがあるような気が。。。なんだろう? スープの素になる、ドロッとしたペーストを入れないままダシを注いでしまったラーメンスープ。。。薄い味。。。
あっ! そうか!!
そうなんですよ、ここのラーメン。。そうだったんです。
ワタシは同じように首をかしげている後輩に向かって、こう言いました。
なぁ 目をつぶってこのラーメンのスープを飲んでみ?
言われるままに目をつぶってスープをすする後輩。ソコでワタシはこう言い放つのでした。
このスープ、色を見ないで飲んだら「うどんのダシ」とそっくりちゃう?
そうなんですよ、どこかで体験したことのある味だと思ったら、これってうどんのダシそのままなんですよ(ちゅど~んっ!)どうりで納得、薄味っていうのはそういうことか(核爆)
ダシがよく効いていて、イヤミのないサッパリとした味は讃岐うどんにはよくあるダシスープです。なるほどね~
うどん王国恐るべし(どっか~んっ!)
しかしだ、いくらうどんの国だからといっても、ラーメンまでうどんの味にしなくても(滝汗)見た目は全然違うのに、味の本質は同じとは・・恐れ入りましたm(_ _)m
でもね~ 濃厚なイベリコ豚の味が全然このラーメンに融合してないような気がするんですけども(涙) 哀れなイベリコちゃん(ちゅど~んっ!)
ってなことで、香川で初めて食べたラーメンは、その外観に反して、なんとも讃岐ちっくな味だったのでした(爆)
香川のラーメンって、やっぱりこういう系統なんでしょうか??
謎は深まってしまいましたわ(^^;)