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2013年02月07日 イイね!

シーナリー制作の前に・・・(レール選び)

シーナリー制作の前に・・・(レール選び)昨年の夏頃より20年ぶりに鉄道模型を再開し、今年は久しぶりにシーナリー制作に取り掛かろうと思います。
今日は要となるレール選定について、筆者のこれまで約半年間の経緯をご紹介させていただきます。

レール選ぶのに半年も掛かったの? (^^;)
鉄道模型というのはそういうもんなんです! 

*本日は少し長文になります。特急列車にご乗車の方はそのまま通過してください。
  鉄ちゃんや普通列車にご乗車の方は、ぜひ最後までお付き合いください。(^^)v
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これら4種類が、これまで検討してきたフレキシブルレールです。

これまでご紹介してきた道床付レールと異なり、このレールはシーナリーに合わせ自在にカーブが造れるものです。

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同じような形なので、説明のために①~④の番号を付けておきます。

大きな違いは①②はZゲージ用、③④はNゲージ用のレールです。
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①現段階での最新案 手造り    (軌間 6.8mm  、換算値 1020mm) *ほぼ、ファインスケール

②改軌後準備した PECO SL-200  (軌間 6.5mm  、換算値   975mm)  

③Atlas N Code 55            (軌間 9mm    、換算値  1350mm)

④KATO 21-000 808mm        (軌間  9mm    、換算値  1350mm) 

   *ファインスケールは、1/150 で  軌間 7.1mm 換算値  1067mm
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とりあえず、1/150 の複線間隔25mmで並べてみましたが、レール自体はある程度ノンスケール
なので、


どれも同じようなもの~!(`・ω・´)



かも知れませんね・・・




では、車両を載せてみましょう・・・

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この時点でスケールは固定され、 すべて1/150 の世界になります。


どうですか?       *今日は踏切がないので、オネーサンはいませんよ!


なんとなく軌間の雰囲気が違うような気もするが・・・
わざわざ苦労して改軌をやるほどでもないんじゃないの?


この位離れた距離で観る機会が多いNゲージではオリジナルのままでもそれ程違和感は感じられませんね!

筆者も20年前は、ほとんどこんなもんは気にもしていませんでした。



ではもう少し近づいて「軌間の雰囲気」を見てみましょう・・・


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まず、①と②から・・・

②のレールは軌間以前に何だか「割り箸を並べた」みたいじゃん・・・                              (´・ω・`)

そうなんです!

この広いTOP幅と角ばった形状は、正に割り箸レール・・・

せっかくシーナリー作成用に、わざわざ横浜まで行ってやっと見つけてきたのですが、なんと何時もご紹介している道床付きのテストコースと全く同じ形状・・・(>_<)

①はそうした理由で、TOP幅やレール高が一番実物に近いもので再度作成したものです。


次に、③と④・・・

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このぐらいの距離になると、若干軌間の違和感が出てきます。

③番のほうは標準軌の雰囲気に近く、1435mmの新幹線や京急の車両を乗せるといい雰囲気になるかもしれませんね。


だけど、そんなに気にするほどでもないじゃん・・・

そうですね!



では、横側から「レールの高さ」見てみましょう・・・


最初に①側から

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①はレールの高さを 1.5mm まで下げてみました。
②の1.6mm より更に少し雰囲気が良くなり、この位になると違和感も感じられず自然です。

もう少し下げたいのですが、車輪のフランジ部分が接触し、これの辺りが限界のようです。



次に反対側の④側から

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あえて、①と同様に目立つ条件やアングルで撮ってみましたが・・・

えっ!これって本当にNゲージのレール?


と目を疑ってしまうほど巨大に感じませんか・・・(寸法差は僅か0.5mmですが)

これではどんなに精巧に作られた車両を載せてもおもちゃのように感じてしまいます。

これが30年前からなんにも変わっていないNゲージの実態なんですね・・・

車両価格も上昇する中で、最近HOに回帰する人が増えるのも理解できるような気がします。




では、最後の締めくくりはこの画像で・・・

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電車区で次の出番を待って、体を休めている電車たちといった雰囲気でしょうか・・

バラストも何もない白いキャンパスに、ただレールと車両たちを置いただけですが、
先程の④側から見た画像に比べ、ほんの少しレールのスケールを近づけるだけで、
車両たちの息遣いまで聴こえて来そうに感じるのは筆者の思い込みのせいだけでしょうか?


筆者が鉄道模型に求めているのは、単に編成美や車両の精巧さではなく、こうしたシーナリーの中に感じる情緒です。



結局レールも1から作成するハメになってしまいましたが、鉄道模型にとってレールはシーナリーの一部としても重要なパーツです。
もともとシーナリー制作は数ヶ月~1年程度かけてじっくり取り組むもの・・・
その中の1工程と見れば大したことではありません。

でも、6.5mm準拠という標準化もされていない手造り軌間、もしかしたら「展示台を造っておしまい」なんてことになるかも知れませんが、挫折しないよう、じっくりと楽しみながらやっていこうと思います。



本日も長文・乱筆にお付き合い戴き、ありがとうございました。m(_ _)m




<おまけ>     *いつもの鉄ちゃん向けの参考情報です
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①6.5mmのレール加工の概要

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右側は加工前の PECO SL-200 です。(レール高 1.6mm TOP幅 0.8mm)

ご覧のようにTOP面がNのレールより広い上に、角のRが取られておらず、走行抵抗増大や集電性悪化、また、車輪の摩耗などが懸念されます。 

対応として、オークション落札品(レール高 1.5mm TOP幅 0.5mm)に差し替えしたものが左側です。

 
TOP面肩部のRもあり、実感的な外観のみでなく、車輪フィレット部との相性もいい筈です。
理論値どおり差し替えで、軌間6.8mm(換算1020mm)程度になり、もうほとんどファインに近くなり、
「6.5mmのやや狭すぎる感じ」は払拭されます。

------------------------------------- 以下 加筆 13.02.10 ------------------------------------

今後 1/160 6.5mm や、1/150 7.1mm のファインスケールは、おそらく一生待っても製品化されることはないでしょう・・・

せめて、普及に向け 1/80 13mmのような位置づけに標準化されることを願ってやみません。


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②道床付きレールも差し替えてみる

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右側はいつもご紹介しているテストコースで使用しているロクハンのレールです。
左側がフレキと同様に差し替えしたものです。

こちらも上記と同様、軌間・外観ともほぼファインスケールとなります。
ただし、こちらはスパイクがフランジに接触してしまうので、内側のみスパイク部の削り加工を施しています。

抜止めの溶接球は裏側からリューターで削れば、意外と簡単にレールが引き抜けます。



Atlas N Code 55  (軌間 9mm) の概要

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ご覧のようにレール高が1.5mmと低く、KATOユニトラックやフレキの2mmに比べ雰囲気が格段に良くなります。

断面も実物のレールに近く、TOP部の陰影なども自然です。
レール高がファインに近づくと、標準軌の雰囲気に近くなるので、1435mmの再現に適していますね。

ただ、値段がKATO 21-000 808mmの倍近くなってしまうのが難点です。

また、枕木のピッチはアメリカンな雰囲気になっています。
やはり向こうでは、1/160 ファインで作られたものなのでしょう。        

                              by shonan breeze
Posted at 2013/02/07 08:49:42 | コメント(3) | トラックバック(0) | 鉄道模型 (1/150) | 趣味

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