
以前から一度は泊まってみたかった長野の美ヶ原にある高山ホテル「王が頭ホテル」に予約することが叶い、博多・広島ドライブから日も浅いのですがドライブ旅が出来ることになりました。
予約が叶ってから思ってみると8月の盆休み前の日です。
古いクルマの大敵になる渋滞や交通傷害を避けるために前日に松本まで移動を済ませておきました。
急な予約が叶った時はビーナスラインを楽しんで帰路にはコロボックルでランチにしようと思っていたのですが、ホテルから「夏期の交通規制でビーナスラインから向かえる山本小屋の駐車場は使用出来ませんので自然保護センターに止めてください ビーナスラインからの道は落石通行止めなので松本市内から浅間温泉と美鈴湖を経由してお越し下さい」でした・・・コロボックルのランチは諦めました。
雨上がりの松本市内から1時間、自然保護センターに11時に到着。
しかし、車が揺れるほどの強い風、流れる雲の中、細かい雨で車から降りることも出来ません。
30分ほど車内で待機していると天候が少し落ち着いてきたので売店で昼食を頂きながら天候回復を待ちました。
スポット予報ではまもなく晴れ間が現れるとのことでしたが・・・。
隣に車を停められたご夫婦が徒歩でホテルに向かわれたので我々も意を決して歩いてホテルに向かうことにしました。
荷物は留め置きのマイクロバスに入れておけばホテルまで運んで頂けると聞いていました。
雨上がりで足元が滑る険しい上り坂を息を切らしながら30分でホテルに到着。
チェックインにはまだ早いのですがロビーやテラスで自由に過して良いとの事でした。
名物の笹茶を頂いてから早速ホテル前の高原を散策。
スポット予報どおりに天候はどんどんと回復してくれはじめました。
青い空と白い雲がまぶしい最高の高原の天気になってくれました。
美ヶ原のモニュメント。記念撮影ポイントですね。
チェックインタイムなのでホテルに戻ります。
松本からの直行バス組が到着する前にチェックイン出来たので、貸し切り露天風呂もゆっくり楽しめました。
最高でした。
ウェルカムドリンクは美ヶ原一望のテラスでいただきました。
お部屋で頂いた宿泊者イベント表(?) 覚えきれないのでスマホで撮影して都度見ながら行動していました。
部屋からの南側の景色。
遠くに諏訪の町と諏訪湖が見えました。
西は松本の市街が。
夕食前に王が頭頂上へ。
登ること無くホテルの裏を歩いて3分でした。
夕食メニュー。
2000mにある高原ホテルとは思えない程の素晴らしい料理を頂きました。
ホール係さんに伺うと3連泊までは違うお料理を提供出来るそうでした。
夕食の途中で「夕日が綺麗な時間ですから見に行きませんか。お食事は戻られてから再開しましょう」とホール係さんから皆さんにお声がけがあり我々も王が頭山頂で日没を待ちました。
沈む太陽が雲に隠れた夕焼けになりましたがとても綺麗な夕景を楽しめました。
そして、レストランに戻って夕食再開です。
夕食を後えてからまもなくの20時15分からバスに乗り込んでナイトツアーに出発。
野生の鹿やウサギを探しながら車を停めた自然保護センターを越えてのバスドライブ。
鹿を十数頭見ることが出きて、バスを停めて星空説明会スタート。
生憎満月近くだったので明るい空でしたがペルセウス座流星群の時期でもあり多くの流れ星を観ることが出来ました。
楽しいナイトツアーでしたがホテルに戻って大浴場で身体を温めると就寝は11時になってしまいました。
早朝4時、眠い目をこすりながら日の出を観にホテル前の草原まで。
上田の街には雲海が広がって日の出と雲海を同時に画像に納めることが出来ました。
私だけなのですが日の出の太陽にグリーンフラッシュを観ることが出来ました。
とても希な現象で空気が非常に澄んだ場所で観ることが出来るとは聞いていましたが実際にこの目で見ることが出来るとは。
一瞬のことでした。
昇り始めた太陽を背にホテルに戻ります。
グリーンフラッシュを観ることが出来なかった奥様はややご不満気味の後ろ姿でした。
6時30分からは王ヶ鼻での展望ツアーにも参加。
バスで10分程走って徒歩で200m。
300度近い展望が開ける絶景ポイントでした。
左に王ヶ頭のタワー群。右には富士山も。
8時から朝食を頂き、チェックアウトまで最後ののんびりタイム。
ホテル屋上にある展望テラスから東を望みました。
帰路も自然保護センターに徒歩で下山する方もいらっしゃいましたが我々は往路で懲りていたのでバスで車を停めた自然保護センターまで戻りました。
最後の最後に往路で見つけていた展望スポットで記念撮影。
王が鼻で観ることが出来なかった北アルプスの山々を願いましたがまだ雲に隠れていて叶いませんでした。
以前からビーナスラインを走っていると遠くテレビ塔が沢山建っているところに建物が有ることは知っていました。
何十年も「放送局の施設かな~」と思っていましたがある日テレビを観ているとホテルだということを知り、王ヶ頭ホテルという名で、常に満室で予約がとれないホテルと言われているそうでした。
確かにホテルの予約サイトを見ても予約可能な半年先まで満室でキャンセル待ちの予約枠があるほど。
何年も宿泊は半ばあきらめていたのですが出雲大社の宿を探ってもらう為に入った旅行社で「美ヶ原のホテルにも行きたいのだけど・・・」と言ってみると「王が頭ホテルですね あそこはナカナカ予約は取れませんよ」と。それでも端末で確認してくれたのですが「やはり・・・」でした。
数ヶ月前、再度空室の有無を探ってもらいに旅行社へ。
嬉しいことに今回は予約が出来ました。
但し、1年後になる来年の春。それでも嬉しくて予約を済ませて帰宅していました。
その数週間後、旅行社から入電があり「今年の8月にキャンセルが出ました。どうしましょう」と。妻の都合を確認してすぐに予約。
急に決まってしまった嬉しいドライブ旅になりました。
各地で大雨の災害も発生しているのにこの地のこの日は天候にもめぐまれて絶景と心地よいおもてなしで過させていただきました。
イベントも山盛りでホテルマン曰く「ここはゆっくり出来ないリゾートホテルですから(笑)」と。
妻はいろいろと忙しくてゆっくり出来ないけどとても楽しい。
来年春の予約も生きていますから今から楽しみです。