fuji@1954のブログ一覧

｢車の試乗をお願いしたから皆で乗りに行かないか。
帰りに父の日のプレゼントを買いに行こうよ｣と息子から嬉しい連絡がありました。

息子の奥様は彼が考えているクルマの実車をちゃんと見定めに。
母親は｢私は行かなくてもいいけど〇〇〇ちゃんが行くなら私も行くわ｣と。

父親は４人が移動できる車の運転手として、そしてプレゼントを頂ける本人として・・・先ずはディーラーさんに出向きました。

試乗車は各店持ち回りだそうで事前の予約が必要だそうです。
担当マンに簡単なレクチャーを受けている息子とやや呆れているように見る母と奥様。


｢いいね｣｢凄いね｣｢楽しいね｣と言いながら右折・左折・車線変更と担当マンに指示どおりの定められた道を走る２０分程の試乗、奥様も好印象だったそうです。



数時間後、毎年父の日に頂いている地ビール屋さんの工房へ。
私は初めての訪問でした。



毎年６本ケースで頂いていたのですが、実はビールに１２種類もあることに驚き。
｢種類はお任せします｣といってお店から出てきてワンカット。



東京に住む娘からは「お父さんに似合いそうなニットのネクタイをプレゼントするよ」と写真を送ってくれました。



久しぶりに息子とお嫁さんを乗せての４人ドライブでした。
ディーラーからの帰りがけには３人を乗せる為に玄関に出てきた私の車を遠巻きに見る社員さん達が。
確かに最新の電気自動車が並ぶお店には不似合いの形と音の車です。

最新型の高性能車から古い車の感覚に戻されて、お店の皆さんに軽く会釈して早々に退散してビール工房に向かいました。

テレビで観てしまいました「小浜の焼き鯖」。
妻は「美味しそう」と。
・・・ならば・・・小浜まで買いに行こうか・・・と。

妻から「小浜」って何処にあるの？・・・。
若狭湾，日本海側，琵琶湖の北の方だよ・・・と。


だったら、琵琶湖の木之本っていう所のパン屋さんに食べてみたいパンとアイスクリームがあるから寄れる？と問われると、米原から琵琶湖を回って行くならば寄れるよ・・・じゃあ、そのコースで連れてってとなり、やや短絡的な思考で翌朝早朝にエンジンスタート。


８０～９０km/lでゆっくり流して時々琵琶湖を左手に身ながら米原ＩＣから北陸道木之本ＩＣで降ります。



木之本市内では趣きのある石畳の路を抜けて第一目的地の「つるやパン」さんに到着。
普通の町のパン屋さんでした。



少し離れたパン工場の横にある駐車場には良く見ると箱入り食パン風に装ったコンテナ・・・面白い。

あのパン屋さんの割には大きな駐車場、きっと大変混む時があるんでしょうね。
まだ時刻が早いのか・・・今日はＭ３が１台でした。


再び木之本ICから北陸道へ。最初のＰＡで朝ごはんとして購入した「サラダパン」と「豆乳アイス」を頂きました。
刻んだ沢庵をマヨネーズであえてコッペパンに挟んだだけの調理パンでした。
それが、意外に美味しく少しビックリ。人気のハズです。



ここまで走りましたから三方五湖のレインボーラインをクリアしました。
途中のパーキングから眺める日本海若狭湾。



三方五湖を一望の展望台でゆっくり休憩を。



下りのリフトでは若狭湾の姿が。



今回のお買い物ドライブの発端となった「焼き鯖屋さん」
12時頃に到着しました。
でも、お店の前に「売り切れました」の看板に大ショック。
当然でしょうね、テレビ放送で知った人は沢山いらしたはず。
お店の方から「電話してくれたら取り置きしておいたのに～」と。
その手に気が付かなかった事に重ねて残念。



同じテレビで紹介されていた小浜の和菓子店で「水まんじゅう」を購入します。
三番目の目的地でした。



最後の目的地、京都縦貫道京丹波ＰＡにある道の駅にお立ち寄り。
ここまで300ｋｍ位走ったと思います。すこし疲れた姿に見えたのでワンカットを。
二人でのドライブでは道の駅はほぼ各駅停車になります。


有名なんですね「サラダパン」。
刻んだ沢庵を挟んだパンと聞いていたので期待しませんでしたがとても美味しく頂きました。

テレビで里帰りした若夫婦が作っていると紹介された「豆乳アイス」もとてもグッドでした。
帰宅して食べたコンテナに描かれていた「丸い食パン」がとても美味しくてビックリ。走った甲斐がありました。
でも・・・木之本ICの次のＰＡで朝食の「サラダパン」を食べていると、家族連れの子供さんが「サラダパン」持っている姿を発見・・・やはりＰＡの売店で販売中・・・笑ってしまいました。

思えば本来の目的「焼き鯖」の売り切れは当然ですね。
妻はせっかく来たんだからといって自宅用と息子夫婦用、娘夫婦用それぞれに届けて頂く手続きをしていました。
焼き鯖のお代とクール便の送料・・・「高い高い鯖」の買い物になってしまいました（笑）　
お店の方からは可哀想だからといって鯖の缶詰を頂けたそうです（笑）

お店の前に停めたＭ３を見つけられたご主人が「わぁ～　懐かしいなあ　綺麗やな～」とお声がけを頂きました。

予定では焼き鯖屋さんの２階にあるという食堂で昼食させてもらうつもりでしたが、コロナで休業中。
結局、舞鶴若狭道の誰もいないＰＡで自宅用で購入したサラダパンと缶コーヒーで軽く空腹を治めて、舞鶴市内で遅い昼食として海鮮料理を頂き、京都縦貫道を経由しての帰路となりました。

焼き鯖は残念でしたが後日の楽しみにして、ずっと止まっていたＭ３号での梅雨の合間の休日ワンデイドライブでした。

１２年ぶりのディーラー訪問でした。
３１年前にＥ３０Ｍ３が我が家にやって来てからは自動車関連のお店ではメンテナンス工場を訪れることが全てでした。

直近（？）のディーラー訪問は１２年前、娘の高校卒業のタイミング。
息子が車に乗り始めることを理由にＭ３を少し休眠させることも企みながら一家で新型３０系プリウスを観に出向いた時が最後でした。

そのプランも娘の浪人希望で消えまい、以後新しい車を選ぶ気持ちは無くなりました。


それ以来の初のディーラー訪問でした。
今回の訪問は息子の次期愛車候補のご相談（？）へのお付き合いです。
外国車ディーラーですが予想通り日産販売店のお隣（敷地内？）でした。



黄色いナンバーの小さな車から外国車も候補の一つとは。
３０Ｍ３の維持やメンテナンスに苦労してきた父親としては、同じような苦労をしそうな外国車の選択は若い夫婦には荷が重そうに思って心配してしまいます。

予約はしているとはいえお店に飛び込んで来てくれるお客様へのご対応はさすがです。
私からすればくすぐったさ満載ですが、お客様側とすれば嬉しくて誇らしいことなんでしょう。




そのお店に並んだクルマを観ながら昔々の出来事を思い出しました。



昔々、独身時代、仕事を終えてから知人に連れられて大阪市内の服部モーターに出向き、その日のうちに３１８ｉの購入予約までしてしまった時が３８年前の事でした。

私には縁が無いと思っていた外車。雑誌でしか知らないＢＭＷ。その正規ディーラー。
少し緊張していたと思います。
そして、車通勤での工場勤務姿のラフな服装の若い頃の私。
ディーラーの若いお嬢さんから何となく怪訝な目で見られた事を今でも覚えています。

営業マンが端末を叩くと私が希望する車種は国内在庫３台のみ。
購入は決めていたので即契約を申し出。しかし、営業マンからは｢契約書に押印を頂く場所はご自宅で｣と言われました。

その頃のこの店の契約手順だったのでしょうか、或いはその時の身なりにこの店のお客様に沿わない汚さや怪しさがあったのでしょうか・・・私は後者と感じました。
一週間後、家庭訪問がてらの自宅での契約、数か月後白い３１８iがやってきました。

その時の愛車「スカイラインＲＳ」にある事件以来どうしても愛着が湧いてこなかった事も３１８iへ乗り換えの理由でした。

｢ＲＳ｣は当時スカイライン好きの私からすれば待ち望んだ車でした。
発表間もないタイミングでの購入だったのですが１０００ｋｍ点検時の事件から気持ちが離れだしました。

事件とは、ヘッドライトウォッシャーやリアウインドワイパー等、初めての装備に気を良くしてウォシャーを噴射していた時、ボディーのあちらこちらに黒っぽいシミを見つけ、更にはウォッシャーのノズル樹脂がひびだらけ、一部の金具が錆姿になっていました。

唖然、落胆、疑問、疑念、不信・・・手持ちのリトマス試験紙をウォシャータンクの底に漬けてみると青から赤に一瞬で変化・・・酸でした。

ウォッシャー液とバッテリー液を間違えた凡ミスなのか、或いは故意なのか？
すぐさまディーラーに走りフロントマンに苦情。

当時、若輩の私は自宅に呼ぶ思考は有りませんでしたし、写真も撮っていませんでした。
私は｢点検表の記入者○○に確認してくれ・・・｣とか｢私は何も液を入れてい無い・・・｣等々、３０分程のやりとり後、フロントマンの｢調査して追って連絡します｣とした言葉で帰宅となりました。
数日後、ディーラーから・・・｢原因は不明，しかし塗装と整備を内の新車工場でやり直すから１カ月預かりたい｣と連絡を受けて結局妥協を。
その手直し完成後は事ある度にディーラーから車お預かりの連絡が多発。
改悪に思えたシフトレバー交換、頻繁な点検、改善パーツに交換等々。
すでにスカイライン熱は冷めていました。

間違いなく、これらの出来事が私を自動車ディーラーから遠ざけていた心のダメージだったな～と思い出した外車ディーラーでの一日でした。

以来、通勤用で購入した「Ｔｏｄａｙ」と「テラノ」もディーラーからではなく友人の自動車工場を経由し購入して我が家にやってきました。

新しい車は息子に任せてこれからも車も運転手も元気ならば古くて楽しいＭ３に乗っていきましょう。