
すみません、タイトル画像は内容と直接関係ないイメージです(^^;
前回、サウナアイテムを充実させた続き。
ずっと「あったらいいな」と思っていたサウナアイテムがついに装備に加わります!
それは『温度計付き腕時計』
水風呂のリアルな水温がその場でわかるようになります。
ちなみ最終形は当初想定もしていなかった自作。
(と言っても既製品の温度計と腕時計を組み合わせただけですが)
多少試行錯誤がありましたが、最終的にたどり着いた代物は
高コスパ(時計以外の費用は数百円!)で、しかも誰でも簡単に作れる。
チープではあるけど、全くかさばらないし実用性も十分d(´∇`)
全然大した物ではないのですが
完成までの経緯とあわせて書いてみたので、
同じように「あったらいいな」と思っていた
サウナ好きさんに読んでもらえたら幸いです。
※むしろ他にいい案があれば教えてもらえると嬉しいです
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ホームにしている銭湯に備え付けの水温計がしっかりあって
水温の把握に全く困らない人なら必要ないし、
そもそも何℃かなんて気にしない人なら言うまでもなく。
私は日常で可能な行動範囲の中にお気に入りの銭湯が何軒かあって、
気分やクーポンなどの条件でその日行く銭湯を決めているのですが、
その全ての銭湯が水温表示ナシか若しくは壊れています(-_-;)
小さいアナログの水温計が付いているところもあるかもしれませんが、
デジタル表示の水温計はことごとく壊れていますね。
浴室という過酷な環境では、直したとしても何年ももたないのでしょう、
壊れたままにしているところがほとんどです。
まあリアルな水温を知ったところでどうというわけではないですが、
水風呂に関しては季節によって水温が多少なり上下することがあるし
水道水か井戸水か天然かとか、浴室内なのか露天側なのかの違いも
今まで感覚だけの判断だったのを数値で答え合わせ出来るのは面白い。
というわけで
銭湯内で水温計を身に付けられないかと模索し出したわけです。
まずどんな形にせよ
水温計単体を持って浴室内をうろつくのは煩わしいし
なにより「なんだアレ?」と目立つのは避けたい(。-`ω -)
やっぱり腕時計に内蔵しているのが一番現実的だと、
水風呂の計測に使えそうな温度計付きの腕時計を探しはじめました。
水風呂専用があるわけない(存在したら嬉しいけど)ので、
製品本来の用途とは違うけど流用できそうな物をピックアップ。
温度計が付いている腕時計なんてジャンルとしては限られるわけで、
登山向けかダイビング向けが候補に。
当然水温のための温度計が付いているダイバーズウォッチの中から
手頃な価格の物を選びたいけど、その前に価格以上に重要な条件が。
それは『極力外装に金属面がないこと』
腕時計なら水風呂だけでなくサウナにも着けたまま入るわけだから
金属面が非常に高温になって、もし油断して触れようものなら確実に
「だぁっちぃ!(熱い!)
」となるわけです。
そもそもサウナに腕時計を持ち込んで壊れないか?については
現物で確かめるほかない。
今使っているカシオはメーカーの回答がNGらしい(某記事)けど、
実際何年も壊れず使えている(さすがカシオ!)ので信じるしかない。
それに外装に金属が多いと内部に熱が伝わりやすく壊れやすいかも。
体に常に触れて外気にさらされない裏ブタは問題ないけど、
操作ボタンくらいならまだしもケースやベゼルが金属なんて危険すぎ。

それを考慮しつつ価格と両立していそうなのがコレ。
ボタンまで樹脂になっていて、
ベゼルは金属が使われているとしても表面だけだと思う。

水温・水深が測れて9000円弱(密林の現在価格)は、
この手の腕時計の中ではかなり高コスパ。
実際に密林でもよく在庫切れになっているし売れているのだろう。
それでもすぐに壊れたならショックな出費ではある。
それに水風呂の温度を測るためだけに
水深や潜水スピードまで管理できるダイバーズウォッチってのも、
ダイブするのが大海原と水風呂の差は切なすぎる(ヒクツスギ)
というわけでこれは奥の手にしておいて、
一旦別の案がないか考えてみることにしました(^^;
そして色んなワードでネット検索して見つけたのが、
腕時計に後付けできる温度計。

『リストサーモメーター』
これでうまくいけば愛用のチープカシオが活かせる!

それほど高価ではないのでさっそく購入して装着。
おお〜よさそうだ!
※写真のチープカシオは連れと行く際に使用する予備
さっそく銭湯で検証!
まずはサウナに入り数分。
計測60℃(施設温度計で90℃)くらいまで上がったところで
サウナを出て水風呂へ。
お〜グングン下がっていく!
下がっていく・・・下がっていく・・・下がっていくけど・・・
下がりきらねー!
オイル式(中がオイルで満たされている)なので、
計測完了までに時間がかかる。サウナの後なのでなおさら。
2分間以上浸かり続けてどうにかそれらしい位置まで針がきたけど、
アナログ式だから目的の値に近付くほどに針の動きがゆっくりになる。
これでは針の動きばかりが気になって、
水風呂の気持ちよさに身をゆだねて瞑想〜なんてしてられないし、
針が止まった(目的の値に達した)かの判断が難しくてもどかしい。
温度計だけ水風呂に浸して放置?
いやいやそれじゃ本末転倒な気がする(-""""-;)
最初に一回測れればいいわけだから、
このさい極力小型のデジタル水温計を持ち込んで
サッと測ったあとは荷物置き場に置いておく。でもいいかな〜
と妥協しようとしていたところで閃いた!
そういや色が変化して温度を示すシート状の温度計ってのがあったな。
子供の頃、体温が測れるカードってのを持ってた。
調べてみると、あった!
シートタイプの温度計で、主な名称は『サーモラベル』
工業向けの物は計測範囲が高温だったり
一度色が付いたら戻らない不可逆性(使い捨て?)だったり。

よさそうなのが水槽外面に貼って使用する向けの物。
これなら目的の測定範囲があるし使えそう!
でもこれをどのように腕時計に取付けようか。
必要な温度の範囲で切り取って、腕時計のベルトに貼る・・・
すぐにとれちゃいそうだよな〜
(この時計に拘らず、しっかり貼れるベルトの腕時計ならアリかも)
もっと小さい物がないだろうかと色々なサーモラベルを物色。
そしてついに見付けました!

小さい!
全体の大きさは45×20mmで
ひとつの温度の変色範囲は3、4mm角くらい。
これはエアガンのマガジンの温度管理専用に作られた商品らしい。
(ガスタイプのエアガンは冷えすぎると動きが悪くなるので
寒い時期は温めて使うらしく、その際の温度管理用だって)
温度計の上の文字は、
ガンに貼った時の『それっぽさ』を出すためのデザイン(ダミー)
視認性はイマイチけど、これならチープカシオにも貼りやすい。
それにかなりの高コスパ。
5枚入りで600円弱(密林の現在価格)だから、実質120円以下!
じゃあどこにどう取付けようかと、
愛用のチープカシオを取り出したら・・・

ベルトが割れていました(´-ω-`)
最低でも5年以上(たぶん7年近いと思う)にわたり
草津の強酸性など過酷な水質や温度変化にさらされてきたのだから
普通の使い方より劣化が早いのかもしれない。
にしても時計本体はその環境下でも未だに壊れてないのはすごい。
まだ動くならベルトだけ取り替えようかとも思ったのだけど、
今回は新しい試みなのでこれを機に新調しました。

やっぱりELバックライトが見やすい同機種に。
青い色の濃さが違う気が。
では気を取り直して。

しっかり貼り付けられそうな箇所と言ったら裏ブタ。
この小ささなら、必要な範囲に切り出せばおさまりそう。

そして完成!
見た目はイマイチですね(^^;
変色する範囲を避けながらカットして貼り付け、
念のための防水に、上から透明テープを覆うように貼りました。
チープカシオにチープな温度計が付きました(^^;
腕に装着したら全くわからない
ステルスな温度計測機能を備えたチープカシオを装着して、
いざ銭湯へ!
まずはサウナ。
この高温に温度計を剥きだしにしたら壊れるかもしれないけど、
裏ブタは常に手首に密着しているので体温+αにしかならないはず。
これはねらい通り!(ホントハタマタマ)
サウナから出て水風呂へざぶん。
腕時計を手首から外し水風呂の中に沈めると、数秒で表示が確定!
この時の温度は【19.5℃】の表示。
ちょうどスタッフさんが温度を測りに来たので何℃か聞いてみると
【19.7℃】とのこと。
やった!なかなかの精度だ。
ちなみに温度の読み方。
左右隣りに変色がなく且つ鮮やかな緑ならそこがちょうどその温度。
表示は2℃間隔ですが、色の付き方で間も読み取ることができます。
2つにまたがって変色している且つどちらも緑ぽくない(青系や赤系)
の場合はちょうど中間の温度。
どちらかが緑ぽい場合はそっち寄りの温度ということになる。
例えば、
上の完成した裏ブタ写真の温度は【21.5℃】くらいと読める。
慣れれば0.5℃刻みで測定できて、前述の通り精度も十分。
正式に温度計付き腕時計がサウナアイテムに加わることに!
これで銭湯に行くのが更に楽しみになります♪
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というわけで、長々経緯を書いておいて最終形が
こんな安っぽい仕上がりですみません(でも実際に安上がり)
でも隠居したチープカシオ(ベルトを替え最後まで使うつもり)も
採用されなかったリストサーモ(釣り好きの奴に譲ろうかな)も
これで浮かばれるってもんです(^^;
読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m