パックのブログ一覧

　画像は本文に全く関係ないです
ごめんなさいm(*_ _)m





　今日、昔の会社の同僚から
「例の秘密結社に入社が決まりました！」と連絡がありました。



それは先月会った時の事。
彼が就活中なのは知っていましたが、「先日妙な所に面接に行った」と。

プログラム開発系会社の書類選考が通った彼は
面接日、その会社があるとおもわれる場所に行ったけれど
お店はいくつかあっても会社らしい建物も看板もない。

　この辺りのはず・・・

早く見つけないと約束の時間に遅れる！とウロウロしていた彼に
建物からして昔ながら感のある帽子屋さんから
お年を召された女性が出てきて声を掛けてきたそうです。

「あなた、会社を探しているの？」と。

社名を伝えると、彼女は彼を帽子屋の店内へ案内しました。
そして店の奥の襖を開けると・・・そこには二階への階段が。

古めかしいその階段を上がると・・・
最新コンピューターが何台も並ぶオフィスが広がっていましたとさ。



　そんなバカな！(＞∀＜;)ノ



と初めは思いましたが、本当に会社の入り口はその帽子屋さんだそうで。

冗談で彼に「その『表向きは帽子屋。しかしその実態は？! 』って
キャッチコピーが付きそうな秘密結社に是非潜入捜査してこいよ！」
なんて言ったりしましたが、本当に内定（内偵？）が決まったそうです。
話しは盛りのない事実ですが、もちろん健全な企業ですよ。

とまぁ、めでたかったという話しなだけなんですけどね(⌒_⌒;



　彼とは昔の会社の同じチームで一緒に頑張った仲ですが、
プライベートでは今まで何度か食事したくらいの付き合いでした。

プライベートでの付き合いはそれほど深くありません。
でも彼は本当に仕事仲間以前に、人として信頼できる奴なのです。

以前話し方教室に通っていたという彼は
お世辞にも世渡りも人付き合いも上手とは言えないけれど、
卑屈にならず、勉強家で、奢る事もない。

当時チームリーダーだった私と、仕事の進め方などでよく議論しましたが、
彼は媚びる事なく、けれど頭ごなしではなく、とても建設的に話し合い
仕事をスムーズに、皆の負担を軽くしようと真面目に考えていました。

誠実過ぎるが故の不器用さを見ると、自分が恥ずかしくなる程の誠実漢でした。

そんな彼の報告が、自分の事のように嬉しかったわけで・・・。

その会社がどんなであれ、仕事がどんなであれ、
どんな形であれ、彼はこんなご時世でも地道に上を目指している事でしょう。

「また飯行きましょう！今度は俺に奢らせてください！」だって。


『彼の人生に幸あれ』


自分も誰かの心を揺さぶる、そんな人間でありたいと・・・
思うだけじゃ駄目スね(^_^;)ゝ