一週間のご無沙汰でした、辛口おやじです。
今回は久々に良い話を一つ。
西日本新聞の記者コラムからの引用です。
「お連れ様はどちらですか ? 」
妻に先立たれた男性、客室乗務員の対応に・・・
半世紀以上も連れ添った妻に先立たれた横浜市の知人男性からこんな話を聞いた。
男性は葬儀を終えた後、故郷である佐賀県唐津市の寺に納骨するため、羽田空港から
空路、九州へと向かった。
遺骨を機内に持ち込めることは知っていた。 でも入れたバッグがかなり大きく、念の
ため搭乗手続きの際に中身を伝えた。 機内に乗り込み、上の棚にバッグを入れて席に
着くと、客室乗務員がやって来てこう言った。
「隣の席を空けております。 お連れ様はどちらですか ? 」
搭乗手続きで言ったことが機内に伝わっていたのだ。
男性が、「ああ、上の棚です」 と説明すると、乗務員はバッグごと下ろしてシートベルトを
締めてくれた。 飛行中には 「お連れ様の分です」 と飲み物も出してくれたという。
「最後に2人でいい”旅行”ができた」 と男性。 その表情を見ていたら、こちらも温かい
気持ちになった。
以上、転載終わり。
羽田から九州への便ということですから、国内線での出来事だと思います。
遺骨の入ったバッグを棚から下ろし、予め空けておいた隣の席に移し、シートベルトを締め、さら
に飲み物まで出してくれたという航空会社のサービス。
乗客の側に立ったこうしたきめ細やかで心のこもった対応は日本ならではのものでしょう。
長年連れ添った亡き妻の遺骨を、物ではなく人として扱ってくれた航空会社の姿勢は本当に素晴
らしいと思います。
恐らくこの男性の方は生涯忘れることのない”旅行”を経験されたことでしょう。
今の世知辛い世の中に、一服の清涼剤となるようなこの良い話。
一つ残念なのが航空会社の名が明かされていないこと。
将来機会があれば是非利用したいと思うのだが ...
でもまあ、
こういったことは調べなくても自然と口コミで伝わるものなのかもしれませんね。
ではまた。
✌
Posted at 2017/07/23 18:35:46 |
トラックバック(0) |
良い話シリーズ | 日記