今日もラクダのももひきと腹巻きを身にまとい、私とあなたの腹周りのように甘くたるんだ世の中を
昭和のセクハラ頑固親父が鋭く斬る!
一週間のご無沙汰でした。 本日の午前は年度末恒例の地区の井ざらいでして、明日辺りに来るで
あろう筋肉痛に今から怯える辛口おやじです(笑)
さて、神奈川県の川崎市でまたもや少年による痛ましい殺人事件がありました。
犯人は特定できているものの、まだ捜査の段階ですのでこの事件については特に触れませんが、
今回は凶悪化する少年犯罪に対し、「教育の父性」 という面についての私自身の考えを書いてみ
ようと思います。
ただ高血圧の持病持ちですので、あまり怒っても体に障りますので今回はやんわりと、しかし刺す
べきところは私らしく、チクんっ✩ と刺して参りたいと思います(笑)
過去に世の中を震撼させた事件というものがいくつかあります。
例として次の3つの事件を取り上げます。
① 東京湯島金属バット殺人事件 (1996)
② 連続幼女誘拐殺人事件 (1989)
③ 新潟少女監禁事件 (2000)
これらの事件はおそらく皆さんも記憶にあると思います。
この3つの事件の内容はそれぞれ違いますが、実はある共通点があるのだそうです。
なんだと思われます?
それはどれも犯人の父親が 「もの分りがよく、叱らない優しい父親」 であったこと。
さらに 「子供が欲しいものは何でも買い与えた優しいパパ」 であったということです。
①は当時52歳の父親が14歳の息子の家庭内暴力に耐えかね、息子が寝ている隙に金属バットで
殴り殺したという事件。
父親は東大卒のインテリで、出版社に長く勤めて障害者の本を作ったり、セラピストとして福祉関係
の仕事に就いたりしていたそうです。
子供を殴ったこともないし、一緒に過ごす時間もたっぷりある、いわゆる「優しくて理解のある父親」
だったのだそうです。
それなのに荒れた息子を殺さなければならないほど追い詰められてしまった。
これは 「友達親子」 が行き着いた先の悲劇だったといわれています。
②は皆さんよくご存知の宮崎勤の事件ですね。
彼は生まれつき右手に軽い障害があったのだそうで、幼い頃より周りにイジメられ不憫に思ったの
でしょうか、成人してニートのような状態になったあとも車や欲しいものを買い与えあの結末。
6000本といわれたビデオテープなど、あのオタク部屋の異常性は衝撃的でした。
③は殺人こそありませんでしたが、当時9歳の少女を誘拐し、9年2ヶ月に渡り自宅で監禁したとい
う猟奇的な事件でした。
父親が60歳を過ぎてからの子だそうで、それゆえに溺愛し、幼い頃から息子が欲しいものは何でも
買い与えていたのだそうです。
事件の遥か前、息子が19歳の時に家庭内暴力で既にこの父親は家を逃げ出していたのだとか。
私は親がまだ10代の子供に家を追い出されるなどというのは初めて聞きました (ーー;)
今回のテーマは教育における父性ということ。
子供の全てを無条件に受け入れて愛し育てるのが母性であるならば、父性というのは子供に忍耐
や社会におけるルール、道徳的なものを教えることではないかと思います。
欲しくても我慢する心、困難にもヘコたれない精神等々。
昔はよく 「辛抱する」 と言ったものです。
上記の3つの事件、父親は居るがそこに父性は存在しなかったということですね。
ここである方のコラムを一つ紹介いたしましょう。
「マイホームパパだかなんだか知らないが、いつもニコニコ笑っていて、子供の気持ちが
よくわかる、物わかりのいい父親が理想だなんてことになった頃から、どうも教育がおか
しくなった。
駄目なものは駄目なんだと父親が教えてやらなきゃいけない。
父親が子供に媚びを売ってどうする。
結局は自分が可愛いだけのことなんじゃないか。
父親は子供が最初に出会う人生の邪魔者でいいのだ。
子供に嫌われることを父親は恐れちゃいけない」
これはタレントのビートたけしさんの言葉です。
まさにこの通りだと思います。
たけしさんには娘が居ることは知られていますが、息子も居るのだそうですね。
この息子が小学6年生の時、母親に生意気な口を利いたことで、たけしさん自身が怒ってぶん殴っ
たことがあるのだとか。
それ以来、息子の自分への態度や口の利き方が変わり、それが今でも続いているのだそうです。
あの時はたけしさん自身だいぶ心を痛めたそうですが、今になってみると殴っておいて本当に正解
だったと思っているのだそうです。
手前味噌で申し訳ありませんが、実は私も自分の長男を小学生の時に引っぱたいた事があります。
確か2年と4年の時でした。
最初は嘘を付いたことを叱った時でした。
次は母親にぞんざいな態度を取った時です。
今になってみると私も殴っておいて正解だったと思います。
長男は成人した今でも私と話す時はやや緊張気味で丁寧、声も少し上ずるのが分かります。
4年の時は次男もそこに居ました。 あの強いお兄ちゃんが殴られたということで、次男にも殴った
と同じ効果が得られるわけです。
冒頭に書いた川崎の事件は前回の辛口シリーズでも書きましたが、おそらく親の子供に対する躾
や教育の放棄に原因があるのだと思います。
つまりは父性の欠落ということです。
テレビなどのマスコミに出る人権派を謳う有識者という名の偽善者たちは相変わらず、
「必要なのは、子供の目線で問いかけ理解させること」
などと平気でコメントしています。
また 「親や教師の体罰などもってのほか」 とも。
馬鹿言ってるんじゃないよ!
その結果、子供の暴力や凶悪事件が増えたではないか!
私は昨今の少年の犯罪事件の原因の多くがこの教育における父性の欠落にあると思います。
子供を甘やかしていいことなど一つもありません。
コラムにもありますが駄目なものは駄目なんだと父親が教えなきゃいけない。
子供に嫌われることを父親は恐れてはいかんのです。
そして分からなければ殴ってでも教えなきゃならんのです。
今私はそう思います。
うまく伝わったかわかりませんが、以上です。

また来週~
結局熱くなっちゃってぇ(笑)