夜も明けぬ頃、雨音で目が覚めるも二度寝。
その後、同室のEVAさんにつられて4時起床。
外は小雨。
荷物を撤収したりストレッチしたり布団畳んだりゼッケン付けたりして5時にチェックアウト。
(そう言えば旅館等で布団畳むのって、忘れ物チェックやらで広げて畳み直す必要があるからありがた迷惑らしいですね(^^;;)
民宿の計らいで朝ごはんのお弁当を出して頂いたのでありがたく頂戴する。
「屁風withS(Shizuoka)」の面々はスタート時間がバラバラだったので一応「五合目での集合場所」と「寒かったら下山優先で」ということだけ決めて移動。
(結果的に想像以上の寒さでそのまま流れ解散になった。尚、EVAさんは雨による決戦仕様のダメージ+低温による体力消耗を考慮して勇気あるDNS。)
5:30、特に混雑に巻き込まれること無く駐車場入り。でも、自分は遅い方の到着だった。
この時点で雨は断続的に、というよりも弱まったり強まったりの繰り返しでほぼ止むタイミングは無かった。
自分は7:50スタートのグループなのでまずは貰ったお弁当で腹ごしらえ。
その後は車中で暖を取りつつSNSで情報収集。
目につくのは「DNS」の文字ばかり。自分も出走すべきか悩む。
でも、前日荷物預けてしまったし、DNS分の荷物は13:45まで戻ってこないしというわけで渋々出走を決意。
後で知ったところによると、荷物は郵送での返却も対応していたそうな。もっと早くこの情報を知っていたらDNSしてたかもしれない。
そのくらい出走するか悩んでた。
主催者には申し訳ないが待機時の寒さを凌ぐ装備は無いのでギリギリまで待機を選択。
これも後で知ったが、当日は当日で麓に荷物を預けるところがあったので来年は活用しようと思う。
6:30、隣に駐車した方と
「嫌な天気ですね。今日は走りますか?」
「いや、荷物預けちゃったからね~」
「あー、一緒です(笑)」
「本部で中止してくれれば諦めも着くんですけどね~」
「ですよね~」
などと雑談しつつ準備して移動開始。
会場まではロードバイクで移動。
約4km、アップ兼ねて心拍数は170ちょいまで上げてみた。
スタート前の会場の様子はこんな感じだった。
会場到着後、まずはトイレへ。
体育館が目についたのでなんとなくそこへ向かうとホールで待機できそうだったのでそのままそこでしばらく寒さを凌ぐ。
足つり対策のマグオンもこのタイミングで摂取。
計測チップも装着!
7:20、スタート30分前になったのでさすがに移動開始。
ちょうど移動を始めた自分のグループを見つけるもその付近に飲食ブースがあるもの見つけたので体温確保のためにおしるこゲット。
(超ありがたいおしるこ。白玉入り。)
列の真ん中あたりに並んだら横にどんどん広がってほぼほぼ先頭でゲートに到着。
スタート~ゴール
7:50、スタート!
ゲートからスバルライン交差点まではパレード走行なので短い区間ながら足を温めつつ温存。
スバルラインに入って間もなくリアルスタート。
2年前の記憶は殆どなかったので事前にSさん(交通費節約のために福島から便乗してもらったアルペシン仲間)から聞いていたアドバイスを元に一合目まではなるべく温存。
それでも足が元気なうちは雰囲気に呑まれかけてたこともありたまに220W超えつつも平均202Wで一合目を通過。
今回もここ最近のイベントレギュラージャージである「カフェオレジャージ」で参加したせいか、何人かの選手に何度も抜かれたりしてなんとなく目標にされているような気がしたけど、先は長いので気にせずマイペースに集中。
ちなみに、自分を抜きにかかったり前半で千切っていった何人かは終盤までに抜き返すことが出来た!
話は戻って、一合目通過後は一旦は強度をあげようと試みるも寒さのせいかうまく力が出せず、200W前後のまま残り10km地点まで登る。
しかし、体力がこの辺で限界を迎えたらしく徐々に出力が上がらなくなる。
時折後方からくる速い集団に乗って出力を抑えながら前に出るような小細工で少しでもタイムを削ろうと足掻く。
数字で見ると14kmまで平均200Wだがそこからゴールまでを見ると平均189Wに下がっていた。
山岳スプリット区間もほぼペースを変えられず通過。
奥庭~ゴール手前の平坦区間はほぼソロで1分頑張り、その後は抜いてった選手についてさらに1分。瞬間的には335W出るも平均190W、平均時速は33km/hで最後の坂に突入。
ラスト300mは平均220Wで振り絞ってフィニッシュ。
タイムは1時間39分54秒!
今回もブロンズには到達出来なかったものの申告タイムの1時間40分はなんとか切れたのがせめてもの救い。(前回は凡ミスでDNS扱いのためブロンズは取れていない。)
今回は殆ど雨の中だったので前述のようにうまく力を出しきれなかった。
正直、普段から雨でもホーム峠行くし、何なら雪でも行くので「多少の寒さはなんとかなるだろう」と高をくくってたけど、雨の富士山はその距離の長さもあって想像を超えていた。
たらればだけど、寒さが凌げる系のアップオイルを使ったりワセリン塗って肌が露出しているところだけでも雨を弾くようにすればもう少し良い結果になったかもしれない。
もしくは、動きを多少妨げるようでも最初からロングのジャージで挑むとか。
(余談だが、生肌にワセリンはマラソン選手の常套手段らしい。これに限らず、競技の性質が似てるためかマラソンランナーの知恵は何かと参考になる。)
まあ、それでも完走はできたし「雨の富士山を自転車で登る(そして下る)」というある意味で貴重な経験ができたので良しとする(笑)
ゴール~下山
延々と雨に打たれた体はゴールの時点ではわずかに熱が残っていたものの、下山荷物を回収するまでの数分で冷え切る。
そして、着替えようとしたところでアクシデント発生!
なんと、下山用に詰めたハズの防寒ロングビブが無い!
代わりに長袖のジャージがもう1枚入っていたという……
確かに、詰める時に開いて確認はせず「黒くてジッパーついてる厚手のジャージ」ってことしか考えてなかったかもしれない。
これが今回最大のミス。
その他、防寒テムレス、防寒シューズカバー、防寒ジャージ、バラクラバを用意したのに防寒ロングビブがないがために台無しの下山装備となっってしまったのである。
集合は厳しいかなと思いつつスマホを確認するとmorning houseさんからも下山するとの連絡があったのでこちらもそそくさと生足下山。
雨、そして平均8度の中を生足下山。
しかも集団なので飛ばして戻るわけにも行かず、ひたすら耐える。生足で耐える。
シューズカバーはもはや気休め。
なるべく低姿勢で投影面積を減らしてみるも生足は畳めないのであまり意味なし。
先行車のリアタイヤが巻き上げる飛沫を受けながら「下山荷物は一枚一枚広げて確認する」と寂しく一人拳握りしめ心に固く誓うのであった。
1時間もかけて下山した頃には心まで冷え切ってしまい、もはや振る舞いのうどんを食べる気力もなく。
morning houseさんには「寒いのでもう帰る!」と宣言し、計測チップを返却へするためバイクを置いて移動開始。
下山後、メイン会場はこんな様子。なんとなく寒さ伝わるでしょうか。
途中、先にゴールして下山を済ませていたSさんと合流できたので回収場所を案内してもらい記録証とブルーリング(完走賞)を受け取る。
悔しいようなホッとしたような複雑な気持ち。
その後はさっさと駐車場に戻り、簡単に着替えて帰路へ。
~帰宅
高速道路に乗ってから昼飯食べよう、ってことで談合坂SAへ。
流石の混雑ぶり(^^;;
名物?こ担々麺をチョイス。
しかしこの麺、山椒がキツすぎる!
新名物「ラーほー」にすれば良かったな~と後悔しても後の祭り(笑)
(いずれリベンジ行きたい……)
そこからは多少の渋滞に巻き込まれるもほぼ順調に東京まで移動。
ちなみに、Sさんは諸事情あって東京で別れることに。
途中までだったけど話し相手になってくれたおかげで眠くならなくて済んだし、道中の自転車談義も楽しかった上に交通費まで折半してくれてとっても助かりました♪
ついでに東京の道の駅をコンプ♪
道の駅自体はめちゃくちゃ混んでて入る前から渋滞してたのでスルー( ;´Д`)
そこからは再び高速に乗りサクッと帰宅。
雨で汚れた車体を洗車して今回のレースは無事終了。
(雨のロングダウンヒルかましただけあってシューダストがヤバめ。事前にバリ溝のシューに変えて正解だった(^^;;)
以下、データなど。
距離:25km
獲得標高:1225m
タイム:1時間39分54秒75
NP:197W
平均時速:14.3km/h
最高時速:34.9km/h
平均心拍数:162bpm
最大心拍数:176bpm
平均ケイデンス:81rpm
消費カロリー:1233kcal
平均気温:9度
最低気温:10度
天気:雨
体重:推定67kg
前回(2017年、チップ忘れで幻のブロンズ)と比べると心拍的な強度の割に遅く、骨折による身体能力低下からまだまだ戻っていないことがわかる。
また、当時に比べて重い体重(+3.5kg)は特に致命的で、これは普段の生活がよろしくないよな~と改めて現実を突きつけられた。
というわけで、これから毎月-1kgを目標に減量に取り組みます。
食生活は昼飯の摂取カロリーが多いのと、風呂上がりにピーナッツとかステーキとか牛タンを食べる習慣がアレなのでソレを変えないとな〜(−_−;)
レースも当面ないので疲労を気にせず運動も出来るし、気合い入れ過ぎずに続けてみよう。
尚、うまくやれば来年の富士ヒルには55kgになってる計算(笑)