※画像が沢山あり、マニアックな長い文章が続きますが、途中であの「ユータ@」さんが登場します。
普通の観光客なら、まず行く事が無いでしょう。
そして、その存在すら知られていないかもしれません。

北海道内は石炭が豊富で、明治の開拓以降は多くの炭鉱が作られ、日本の近代化を支えてきました。
北海道に限った話では無いですが、エネルギー革命や海外からの安価な石炭との競合等、多くの要因が重なって殆どの炭鉱は閉山してしまいました。

一部の鉄道マニアや昔の映画好きならご存知だと思いますが、夕張市はかつて炭鉱の街として繁栄していました。

普通の人は夕張メロンのイメージか、財政破綻したネガティブな地域の印象しかないでしょう。

そんな夕張市に、私は学生時代にドライブやスキーで行った思い出があるので、どこか親しみのある印象があります。

夕張市へ向かう前に、同じく炭鉱(ヤマ)の街として栄えた三笠市に立ち寄ります。

ここも今でも炭鉱住宅が残ります。

今は廃線になってしまった国鉄幌内線は、北海道で最初の鉄道として作られました(小樽~幌内)。

その面影を残す為か、三笠市内には鉄道公園があります。
ここは三笠駅の跡地。

国鉄の特急型キハ82系が食堂車付きで保存されています。

ディーゼル機関車と貨物列車もそのまま保存されています。

そして、ここから更に3kmほど奥へ入ると「幌内」の町がありますが、鉄道ファン・・・いや、鉄道マニアには堪らない車両が展示されています。
小型とは言え実際に入れ替えで使われた蒸気機関車が現役さながらの状態で走っています。

国鉄型車両やSLファンなら何時間居ても飽きないです。
ここへは当初は立ち寄る予定では無かったものの、超が付くほどの鉄道マニアな私はもう駄目です(爆
すっかりハマってしまい、時間を忘れてSL列車にも乗ってしまいました。
内容が濃すぎて皆さんに呆れられてしまいますので、車両の詳細までは記載しませんが、このような車両が展示されています。

一通り満足してから、幌内を離れる前に、更に奥にある変電所の遺稿を見にいきます。

山一つ越えた夕張から電線を通して、この変電所で変圧された電気で三笠の町は明るくなったそうです。

廃止となった国鉄万字線の廃駅に展示されているB20型蒸気機関車を見て・・・

峠を越えて夕張市へ!!
懐かしい文字だなぁ~(涙

残念ながら石炭の歴史村の殆どの施設は営業休止中。
時間があれば炭鉱の内部を模した資料館を見る事はできます。

ここに来たかったのですよ。
1977年公開の日本の映画史でも有数の名場面と思います。
しゅらぽんさんが喜びそうなクルマ。

内部はメッセージを書いた黄色い手紙(?)でいっぱい。

夕張が映画の町として脚光を浴び、全国に感動を与えたワンシーンがここで生まれました。

ロケ地は道内の各地にあります。
自身のドライブの思い出が蘇り、懐かしい気持ちに浸っていると、みん友さんよりメッセージが。

カローラ乗りの名優「ユータ@」さん、なんとハイドラを見て夕張の清水沢駅まで駆けつけてくれました!!
「これ、〇〇さんに届けてください」
思いの詰まった物を受け取り、しばし雑談・・・
21日にお会いした時は夜の大雨で、クルマの撮影すらままならなかったのですが、この日は天気が良かったです。
それにしても、ちょうど1年前に私の地元のオフ会で初めてお会いし、長野の全国オフでは初めてご本人の愛車で現れ、全国のカローラ仲間に感動と勇気と希望を与えた俳優さんのような方と、映画の町「夕張」で再会出来るとは・・・
感動的な出来事じゃないですか!!
俳優のようなユータ@さんは、私の旅の足を止めないようにと、気配りしながら笑顔で去っていきました。
「ありがとう」

そして鉄道マニアな私は、南大夕張鉄道の跡地へ。

ここも、今は有志の方が管理していますが、私が学生時代に発見した時は荒れたまま放置されており、心配していた車両群です。

ごく一部の鉄道マニアにしか知られていないですが、非常に貴重な車両達なのです。

車内にも入る事が出来ますが、静かに観察し無闇に触れて破損してはいけません!!
車両から降りたら、やさしくドアを閉めて下さい!!

これらの車両は炭鉱(ヤマ)で暮らした人の思い出が詰まっています。
いつまでも残っていてほしいと願うのみです。
次に私が夕張に来る事が出来ても、鉄道は無くなってしまうようです。
訪問出来ただけでも幸いでした。

夕張の山から栗山へ至る途中には「夕張鉄道」の駅舎が残っている所があります。
これは「新二岐駅」の跡地。

長沼町の夕やけ市で夕食の買出しへ。
まさに学生時代に戻ったような錯覚に陥りました。
ユータ@さん、夕張で更に思い出と感動をありがとうございました!!
Posted at 2017/07/07 08:02:11 | |
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