こんにちは。
南紀勝浦に行けば
本場の「勝浦タンタン麺」が食べられると思い、案の定見つからなかった七面鳥です。
恥ずかしすぎて本文には書けません。でも、前フリには書いちゃう(爆
旅の続きを記載します。
紀伊半島車中泊旅行2日目。
吉野の山を甘く見ていた私。クルマの中が異常なほど冷えて早朝に目が覚めました。

クルマから降りてみるとリアスポイラーが凍っているではありませんか!!
今日は昨日のように急ぐ旅では無いので、ドライブと観光を楽しみます。

まず向かったのは2001年に廃線となった有田鉄道の公園「有田川鉄道公園」。

吉野の山を降りて高速道路のような国道24号線バイパスを快走。

マトモに和歌山市の街中を走ったら渋滞が予想されるので、途中から国道424号で有田川町を目指しましたが、これがまた狭い狭い!!幸いにも交通量が少なく大型車とのすれ違いが無かったので、スムーズに走る事が出来ました。

10時前に「有田川鉄道公園」に到着。お目当ての保存車両「キハ58003」が懐かしいエンジン音を立てて停車していました。

この車両は公園内約400mの線路をお客さんを乗せて走ります。運行時間は11時なので近くの街中をブラブラと散策。

この辺りはミカンの産地なんですよね。

いよいよ「キハ58003」に乗車。排気量17,000cc直列8気筒のエンジンが唸ります。この音を聴いていると私が少年時代に旅行で乗ったローカル列車を思い出し、郷愁の念にかられます。
動画も載せます。

降りてキハの細部を眺めてみます。
実はこの車両、国鉄「キハ58系」そっくりですが、山梨県の富士急行で使われていたのを、1975年(?)に有田鉄道が譲り受けて廃線まで使われていました。

国鉄キハ58系との違いは両運転台である事とトイレが無い事、そして乗車口ドアがやや狭い(準急型のキハ55系等と同じ)などの特徴があり、更に有田鉄道に来てから2台積んでいたエンジンの片方を下ろされています。

公園内には他にも保存車両があり、樽見鉄道から購入したレールバスが居ます。

車内はバスのようです。

D51の戦時型も展示されていました。

次の目的もあるので、キハを乗り終わったら直ぐに紀伊半島を南下します。
もっと時間に余裕があれば醤油発祥の地である「湯浅」の町を巡り歩きたかったのですが、それは「またの機会」にします。

昼食の時間になったので国道からやや離れた道の駅「白崎海洋公園」で食べたのがコレ!!
GW限定のメニュー「シラスたっぷり丼」で、シラスを好きなだけ乗せて食べる事が出来ます。これで紀州の海の幸を堪能!そしてカルシウムたっぷり。

そこからすぐに辿り着いたのが「紀州鉄道」。鉄道ネタばかりでごめんなさいね・・・でも、マニアには堪らないんですよ。
この「紀州鉄道」は全国でリゾートホテル等を経営する会社なのですが、社会的信頼感を得る為か「鉄道会社」の名前を得る為だけに、小さなローカル線を運営しています。
線路を緑化して、環境に優しい鉄道を目指しているようです(爆

ここは約10年間に鉄道旅行で来ていますが、当時は非常に古いディーゼルカーが走っていましたが、今は車両が変わり最近は更に新しい車両が走り始めました。

とは言え、線路や駅が凄まじい佇まいなのは今も変わりません。

本日運用に就いていたのは引退が近いと思われるレールバス。先ほど有田で見かけたのと同型です。
日本で唯一となった営業運転しているレールバスの動画で乗った気分を味わって下さい!!

紀伊御坊駅にはかつて私が乗った「キハ603」と呼ばれる旧型気動車が残っていました。

最近になって導入された元信楽高原鉄道の気動車。

小さなローカル線の旅を味わい、紀勢自動車道(無料区間)で一気に南下します。

串本の町に入りました。ここは本州最南端の町。

タイトル画像の「日本最南端 潮岬」で記念撮影して、紀伊大島へ渡りました。
ここも歴史的に興味深い所です。

明治時代にトルコから来た使節団を乗せた船が遭難し、この近辺の住民が救助した事があるのです。
トルコの人が親日的なのは、このような歴史があるとも言われています。

日本最古の石造灯台である樫野埼灯台

串本と言えばこの景勝地「橋杭岩」で有名です。

実はこの日は道の駅「なち」で車中泊しようと思ったのですが、GWとあってか駐車場満車!!殆どが車中泊やキャンピングカーでした。
実はこの辺りは約10年前に、初代の愛車「ランドクルーザー70(ナナマル)」で来ているんですよね。その時は那智の滝等を巡ってきたので、今回は前回行けなかった所を回る事にします。
道の駅「なち」が満車で車中泊は不可能なので、新宮から先へとクルマを進めて、辿り着いたのが道の駅「瀞峡街道 熊野川」。
ここには1台のキャンピングカーと12後期赤のフィールダー(私のとほぼ同型)が車中泊していました。その赤フィルは長岡ナンバーだったので旅行者である事は間違いないのですが、夜でドライバーの方は既に就寝している様子。真横に停めてしまおうかと思いましたが、これがF.O.Lのメンバーなら笑って打ち解けられるでしょうが、一般の人だとビックリさせてしまう可能性があるのでやめておきました。

赤フィルからちょっと離れた所に停めて今日の晩飯。
勝浦タンタン麺が見つからずに新宮の近くのスーパーで買った半額弁当です。
私の中では車中泊旅行で半額弁当は定番ですが、当日の夜だけでなく、翌日の朝食の分まで買っておくのがポイントです。長旅に贅沢は出来ません(汗 ご当地グルメは昼飯の時くらいにして、トータルの旅費はなるべく安く済ませたいものです。

この日の走行距離は観光したりローカル列車で遊んだりしたにも関わらず360km超え。紀伊半島をぐるっと反時計回りした状態になりました。