
ダイハツの衝突回避支援システム「スマートアシスト」。
ムーヴとタントが一部改良して「スマートアシスト2」を搭載しました。
「スマートアシスト」をバージョンアップ!
「スマートアシスト」はバンパーからレーザーレーダーを照射。
リフレクターの反射を利用して距離を計測します。
ダイハツは「レーザーレーダー」ってかっこつけてますが、レーザーとレーダーは意味が違います。
つまり変な表現。
安価な「赤外線レーザー」を使用していて、コストの高いレーダーは1mmも使ってないです。
赤外線レーザーはコストが安い代わりに長い距離を計測できない。
そこで「スマートアシスト」の低速域衝突回避支援ブレーキ機能とか衝突警報機能は、30km以下という作動条件がありました。
31㎞出ていたら作動しない!というわけ。
あと人は認識できません。
リフレクターがないから当たり前ですが(^_^;)
「スマートアシスト2」ではフロントウインドー内側にカメラを追加。
・衝突警報機能(対人)
・車線逸脱警報機能
この2つが機能として追加されました。
カメラが追加されたので、車線と人を認識できるようになったんですね。
衝突回避支援ブレーキ機能の作動速度 約4~50km/h
衝突警報機能(対車両)の作動速度 約4~100km/h
「スマートアシスト」では30km以下だったことを考えると飛躍的に良くなりましたね。
ムーヴの「スマートアシスト」だけにあった「後方誤発進抑制機能」は、「スマートアシスト2」でも存在。
タントにも採用されました。
カメラと赤外線レーザーの組み合わせって「Toyota Safety Sense C」っていうのがあります。
ダイハツとトヨタは近い関係ですから同じシステムかなぁ…なんて見たんですけど違いますね。
「Toyota Safety Sense C」はオートマチックハイビームがありますけど「スマートアシスト2」には無い。
「後方誤発進抑制機能」は「スマートアシスト2」だけの機能。
30km以下でしか作動しない限定的な衝突回避支援システムとは大違いです。
「スマートアシスト2」は素晴らしい!
さて他社はどうするんでしょうか?
「レーダーブレーキサポート」って言いながら赤外線レーザーのシステム「30km以下だけ」のスズキ。
「シティブレーキアクティブシステム」って赤外線レーザーのシステムをを軽自動車以外に普通車にも搭載しているホンダ。
フィット・ヴェゼル・グレイスが30km以下でしか作動しないシステムって…
赤外線レーザーだけのシステムで30㎞以下だけの日産と三菱。
まずはホンダが一番マズイでしょうね。
普通車も赤外線レーザーだけって、すでにホンダだけですから…。
(他メーカーは赤外線レーザー+カメラ)
いつから安全装備で立ち遅れるメーカーになったんだろ?
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Posted at
2015/04/28 08:17:56