VW違法プログラムの対策

VWのディーゼルエンジン「EA189」に不正ソフトウェア(ディフィート・デバイス)が組み込まれていた問題。
排気ガス検査の時だけ、排気ガスをクリーンにするようにソフトウェアが操作するんです。

これが今も大問題。
そりゃ自動車メーカーとしてはやっちゃいけないことですから。

で、不正ソフトウェア(ディフィート・デバイス)を消去しなくちゃいけません。
その方法が明らかになってきました。

まずEU販売分の対策。

2000cc　プログラム書き換え
1600cc　エアフロ前にアダプターを取り付け→プログラム書き換え

これで「EA189」エンジンは、EUの排気ガス規制「ユーロ5」対応だけとなったわけです。

VWはアメリカでディーゼルエンジンを販売したかった。
でも規制が段違いに厳しいんです。

NOx規制値
・アメリカTier2 Bin5　→　44
・ユーロ5 →　180

PM規制値
・アメリカTier2 Bin5　→　 6
・ユーロ5　→　 5

NOx規制値を見ればすぐに判ります。
NOxを大幅に減らさないとアメリカでディーゼルエンジンを販売できない。
これが不正ソフトウェア(ディフィート・デバイス)繋がったんでしょう。
本来なら技術力でクリアして欲しいんですけど。

アメリカで販売しちゃった「EA189」エンジン搭載車はどうするんでしょう。
どうあがいてもNOx規制をクリアできないと思うんですが…