軽自動車スーパーハイトワゴン　CVTレシオカバレッジ

レシオカバレッジ。
「適用可能な変速比の範囲」とも訳されます。
この数値が大きいと、走行性能・燃費性能を向上できます。

CVTはレシオカバレッジが広いです。
ですので広く使わるようになったというわけです。

軽自動車スーパーハイトワゴン。
ダイハツタント・ホンダN-BOX・スズキスペーシア・日産デイズルークスの4車。
すべてCVTを採用しています。
ではレシオカバレッジは？

最も新しいタントは、D-CVT。
ベルトとギアの組み合わせでレシオカバレッジが広がりました。
レシオカバレッジは「7.3」。
ちなみに旧CVTのレシオカバレッジは「5.6」でした。

ホンダN-BOXのレシオカバレッジは「5.463」。
先代もN-WGNもN-ONEも同じでしたので、ホンダ軽自動車用CVTのスペックは１つ。

スペーシアのレシオカバレッジは「5.601」。
実は先代と現行ワゴンRのレシオカバレッジは「7.284」。
そのCVTは副変速機付きで、低回転用と高回転用のベルトを持っていました。
しかし、モデルチェンジでレシオカバレッジは低下したわけです。

デイズルークスのレシオカバレッジは「7.284」。
先代スペーシアが採用していたのと同じ副変速機付きです。

しかし、モデルチェンジした日産デイズは新型のCVT「CVT-S」を採用しました。
副変速機は無しでレシオカバレッジは「6.0」。
あれ？レシオカバレッジは低下してますけど。

日産は「軽自動車の出力とトルクでは広いレシオカバレッジを使いきれない」という判断。
スズキも多分同じ判断でしょうね。

レシオカバレッジを下げて、スズキ「5.601」と日産「6.0」。
ホンダはレシオカバレッジが元も狭い「5.463」。
対してダイハツはドーンと広げて「7.3」。

どの考えが正解なんでしょうか。
気になります。