スバルにもあった「マイルドチャージ」

1990年の軽自動車規格改正時に登場したのが「EN07型」。
直列4気筒660cc。

もともとは550ccの「EN05型」でした。
ストロークを伸ばして660㏄化。
結果、ロングストロークになって低速トルクがあるエンジンになりました。
ボア✕ストローク：56.0×66.8

電子制御燃料噴射装置「EMPi」を組み合わせたのが「EN07E型」
SOHC 8バルブ
最高出力 52ps/7200rpm
最大トルク　5.5kg·m/5600rpm

SPI(シングルポイントインジェクション)と低過給圧のスーパーチャージャーが組み合わせが「EN07W型」
SOHC 8バルブ スーパーチャージャー（マイルドチャージ）
最高出力　58PS/6400rpm
最大トルク　7.3kg·m/4000rpm

「EMPi」より性能が劣る「SPI」なのに、トルクの発生回転数が1600rpm下がってます。
さすがスーパーチャージャー。
低過給圧でも抜群です。

「EN07W型」に電子制御燃料噴射装置「EMPi」を組み合わせたのが「EN07U型」
SOHC 8バルブ インタークーラー付きスーパーチャージャー（マイルドチャージ）
最高出力 60ps/6400rpm
最大トルク　7.6kg·m/4000rpm

「EMPi」とインタークーラーで出力もトルクもアップしています。

スーパーチャージャーをマイルドチャージさせて低速トルク上昇を狙う。
ロングストロークのエンジンと言い、スバルは先見の明がありました。