あっけなく消えたティーノ

1998年12月。
日産から「ティーノ」が発売になりました。

それまで見たこともないスタイル。
前席2人+1・後席3人乗りで「5＋1コンセプト」と呼んでました。

横に3人乗るために横幅は広い。
全長4270mm×全幅1760mm×全高1610mm

B15型サニーをベースにしてます。
フロント：ストラット式、リヤ：マルチリンクビーム式の足回りはサニーと同一。
ホイールベース2535mmもサニーと同一。

エンジンは2種。
・2000㏄4気筒SR20DE型
　最高出力：135ps/5600rpm
　最大トルク：18.2kg・m/4800rpm

・1800㏄QG18DE型(リーンバーン)
　最高出力：120ps/5600rpm
　最大トルク：16.4kg・m/4400rpm

SR20DE型はハイパーCVTとQG15DE型は4ATと組み合わせてました。

ハイパーCVＴは寿命とフィーリングに問題があったので、販売の主力は1800cc４AT。
しかしリーンバーンQG18DE型では、重めのティーノにはアンダーパワーでした。
走りに欠点がある車となってしまいました。

2002年10月のマイナーチェンジで、前席2人+後席3人の5人乗りのみになります。
「5＋1コンセプト」はあっけなく終了。
しかも、SR20DE型+ハイパーCVTが消滅。
コンセプトを変えてしまったので、単なる3ナンバーの5人乗りになりました。
3ナンバーの大きい5人乗りは、日本では市場がありませんでした。

日産が気合を入れて作って売ったモデル。
日産はバカ売れすると思っていたようです。

思いっきり不人気で終了しました。
2003年5月、販売終了。