軽自動車初の直噴はミラV

2002年12月、ダイハツはミラをフルモデルチェンジ。
直噴エンジンを搭載したミラVが登場しました。
ミラVは燃費スペシャルのローグレードでした。

エンジンは「EF-VD型」。
直噴エンジンのNAです。
10.15モードで30.5km/L。
これは当時最高の燃費でした。

EF-VD型
圧縮比：11.0
排気量：659cc
最高出力：60PS/7600rpm
最大トルク：6.6kgm/4000rpm

ミラに搭載されていたポート噴射エンジン
EF-VE型
圧縮比：10.5
排気量：659cc
最高出力：58PS/7600rpm
最大トルク：6.5kgm/4000rpm

EF-SE型
圧縮比：9.5
排気量：659cc
最高出力：48PS/6400rpm
最大トルク：5.7kgm/4800rpm

直噴化で圧縮比が高くなりました。
最高出力と最大トルクがやや向上しています。

EF-VE型のガソリンの噴射圧力は6〜12MPaでした。
ポート噴射は0.3MPa。
なんと20〜40倍の圧力だったんですね。

なお、ミラVは5MTだけでATの設定はありませんでした。

ライバルのススキは2003年9月、直噴ターボエンジンをワゴンRに追加します。
この時期、軽自動車界で燃費向上のアイテムは直噴でした。