マツダにあったG6-E型とG5-E型は三菱のエンジンベース

マツダは海外で「Bシリーズ」というピックアップを、1961年から発売していました。

初代～３代目までは直列4気筒2000㏄。
４代目に直列4気筒2600ccエンジンが登場しました。

当時、マツダには直列4気筒2000ccより大きい排気量は無く。
三菱から4G5型エンジン（直列4気筒2500ccキャブレター）のOEM供給を受けたんです。
これを海外向けBシリーズに搭載していました。

日本でクロカンがブームとなりましたが、マツダにはクロカンがありませんでした。
そこで、4代目Bシリーズを日本に導入します。

車名「プロシード」。

マツダは日本導入の際に4G5型エンジンに変更を入れました。
吸気2排気1の3バルブ化
電子燃料噴射装置へ変更

G6-E型　直列4気筒 SOHC 12バルブ
排気量：2605cc
ボアストローク：92.0mm×98.0mm
最高出力：120PS/4500rpm
最大トルク：20.6kgm/3500rpm

日本では排気量が500cc刻みで税が変わるため、マツダは排気量を変更します。

G5-E型　直列4気筒 SOHC 12バルブ
排気量：2494cc
ボアストローク：92.0mm×93.8mm
最高出力：120PS/4500rpm
最大トルク：20.1kgm/4000rpm

2500cc未満とすることで税区分をクリア。

三菱のOEMエンジンをベースに、マツダが改良を行ったエンジン。
実に珍しいエンジンでした。