日産のスタンバイ4WD「オールモード4X4」

「オールモード4X4」は、日産が開発した駆動力電子制御四輪駆動システム。
トランスファーに内蔵された電子制御式湿式多板クラッチで動力を配分します。

元になったのは「ATTESA E-TS」。
そうスカイラインGT-Rに採用された4WDシステムです。

横Gセンサーなどスポーツ用のセンサーを省いたのが「オールモード4X4」。
FF用とFR用があります。

デファレンシャルギアに電子制御カップリング（JTEKT製 ITCC）が組み込まれています。
アクセル開度や車輪速センサーの情報が判断材料です。
情報によって電子制御カップリングの締結率を変えていきます。
これで伝達されるトルクが変化します。

ABS・VDCとの協調制御も行っています。

ハンドル操作、舵角センサー、ヨーレートセンサー、Gセンサーも追加になったのが「オールモード4×4-i」。
さらに安定した走行が可能となっています。