スーパーチャージャー+ターボ　日産マーチスーパーターボ

初代マーチに搭載されていたMA10型エンジン。

まず登場したのがターボエンジン。
MA10ET型　直列4気筒SOHCターボ
排気量: 987cc
最高出力: 76PS/6000rpm
最大トルク : 10.8kgm/4400rpm

日産はラリー用にMA10ET型を使用することにします。
狙うのはラリーのクラスB（1000～1600㏄）へエントリー。
しかし、ターボ車は係数1.7をかけられるんです。

MA10ET型の排気量987ccだと1600㏄を超えました。
日産はボア径を縮めて930cｃへ変更。
これで1600㏄を切りました。

パワーが欲しいので、MA10ETより大きいタービンが採用されました。
当時の技術ではターボラグが避けられません。
そこでルーツブロア式スーパーチャージャーを装着しました。

低回転はスーパーチャージャー。
高回転になるとスーパーチャージャーの電磁クラッチを切って、ターボ。

MA09ERT型　直列4気筒SOHCターボ・スーパーチャージャー
排気量: 930 cc
最高出力：110PS/6400rpm
最大トルク：13.3 kg⋅m/4800rpm

スーパーチャージャーとターボのツインチャージャーは、日本ではこのエンジンだけ。
今もって、他社から登場していません。