2012年10月16日
ソフトバンクがアメリカの携帯電話3位のスプリント・ネクステルを買収しました。
買収額は約201億ドル(約1兆5709億円)。
内訳は、約121億ドル(約9469億円)はスプリントの株を購入。
残りの80億ドル(約6240億円)は新たに発行される新株を購入。
買収によってソフトバンクグループは計6兆3000億円となって、世界3位の通信グループとなります。
アメリカの携帯電話市場はAT&Tとベライゾン・ワイヤレスという2強で市場の60%以上を占めています。
スプリント・ネクステルは大差をつけられた3位。
しかも、スプリント・ネクステルは赤字続きです。
赤字の会社を購入して「世界3位」と言われても(^_^;)
アメリカの携帯電話市場はもう飽和状態です。
すでに伸び率はありません。
ほとんど日本と一緒。
勝ち残るには、AT&Tとベライゾン・ワイヤレスという2強から顧客を奪わないといけません。
ソフトバンク+スプリント・ネクステルにその力はあるか?
これが微妙なところですね。
高速データ通信の「LTE」は通信網を造るのに投資がかさみます。
赤字のスプリント・ネクステルにはその余力が無く、今回の買収の一端になったようですね。
ソフトバンクの財力でLTEを一気に進める。
そうすればT&Tとベライゾン・ワイヤレスに勝てる!
スプリント・ネクステルはこういう考えでしょうか?
ソフトバンクのメリットってなんだろ?(´・ω・`)
問題は今回の買収が日本のソフトバンクユーザーには全く関係ないということ。
「買収金額を日本に回して通信網をもっと拡充しろ!」と言いたいユーザーはいるんじゃないでしょうか。
株主とユーザーのお金を使って、アメリカ市場で博打をうとうとしているようにしか見えないんですけど…。
あと、発表する日に気を使ってほしかったですね。
ソフトバンクホークスがクライマックス・シリーズファーストステージを勝ち上がった翌日。
ソフトバンクホークスと西武ライオンズの1戦は、手に汗握る好ゲームでした。
なのにこの今日のニュースはこの買収のニュースがトップですから(-_-;)
自分ところのチームなんだからよく考えりゃいいのに…
Posted at 2012/10/16 08:02:50 | |
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