
1994年に発売されていたトヨタ・カレン。
日産の人気のクーペを狙って登場してました。
それは「シルビア」。
6代目です(通称S14型)
5代目シルビア(S13型)。
当時の「デートカー」のNo1だったプレリュードを打ち砕きました。
日産の901運動(1990年代に世界一のシャシー性能を実現する運動)の第1弾だったんです。
ハンドリングも優れていました。
6代目は5代目のキャリーオーバーです。
エンジンや足回りに違いはありません。
6代目の一番大きな注目点は「3ナンバーサイズ」。
サイズ
全長4520mm✕全幅1730mm全高1290mm
ホイールベース2525mm
車両重量:1210㎏・1250㎏
5代目のサイズ
全長4470mm✕全幅1690mm全高1295mm
ホイールベース2475mm
車両重量:1100㎏・1140㎏
思いっきり全幅が広がったわけじゃないんですが…
かなりの批評になりました。
6代目は幅を広げた分、フロントトレッド+25mm/リヤトレッド+10mmしてます。
ホイールベースも+50mmも長くなってまして、走行安定性を向上させたんです。
エンジンは5代目後期と同じSR型です。
SR20DET 直列4気筒DOHCターボ 1998cc
最高出力:220ps/6000rpm
最大トルク:28.0kgm/4800rpm
SR20DE 直列4気筒DOHC 1998cc
最高出力:160ps/6400rpm
最大トルク:19.2kgm/4800rpm
実は6代目に搭載するときにパワーアップしているんです。
5代目に搭載
SR20DET 直列4気筒DOHCターボ 1998cc
最高出力:205ps/6000rpm
最大トルク:28.0kgm/4000rpm
SR20DE 直列4気筒DOHC 1998cc
最高出力:140ps/6400rpm
最大トルク:18.2kgm/4800rpm
エンジンはリファインしてパワーアップしていて、走行安定性も向上。
日産はFRとしてのコーナーリング性能をキチンと改良していました。
しかし、3ナンバーサイズと丸みを帯びたスタイルがとにかく不評。
日産はマイナーチェンジでフロントスタイルを大きく変更。
エッジの利いたフロントマスクへ変更しました。
このスタイル変更で販売は変わらず。
端正なクーペスタイルで前後デザインだけ変更したので、バランスが悪くなってしまいました。
日産は「スポーツ性向上」を狙ってスペシャルモデル「オーテックバージョンK’s MF-T」を追加。
オーテックがエンジンをチューンしてIHIタービンに変更。フジツボマフラーを装着。
最高出力:250ps/6400rpm
最大トルク:28.0kgm/4800rpm
足回りも専用チューニングでした。
装着タイヤはブリヂストンポテンザRE710Kai。
6代目は1993年から1999年まで販売されていました。
最後までコンセプトがはっきりしないモデルだったのは残念。
7代目は一気にスポーツ性に特化して登場します。
Posted at 2022/02/11 21:55:13 | |
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