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2003年1月、変わった軽自動車が発売となりました。
スズキ・ツイン。
２シーター自動車です。

ボディはかなりのコンパクトです。

サイズ
全長2735 mm×全幅1475 mm×全高1450mm
ホイールベース1800mm

5代目アルトがベース。
ただ、ホイールベース560mm短くなっています。

エンジン
K6A型　直列3気筒DOHC
排気量：658cc
最高出力：44 PS/5500 rpm
最大トルク：5.8 kg·m/3500 rpm

ベースグレード「ガソリンA」は5MT。上級グレード「ガソリンB」は3AT。

ツインにはハイブリッドがありました。
K6A型エンジンと4ATの間に最高出力5kWのモーターを設置。
バッテリーはリアのラゲッジスペース下ありまして、バイク用鉛バッテリーなんです。
12Vバッテリーを8個接続を1セットとして、2セット。
計192Vとなっていました。

ハイブリッドのネックは価格。
ハイブリッドA(4AT)　129万円
ハイブリッドB(4AT)　139万円

ガソリンA(5MT)　49万円
ガソリンB(3AT)　84万円

ガソリンに対しハイブリッドは圧倒的に高い。
バイク用鉛バッテリーを使うなんてコストダウンのはずなんですが…。

最小回転半径が3.6mと猛烈に小回りの効くのが特徴でした。
しかし売れない。

2005年2月の改良でハイブリッドが消滅。
2005年12月販売終了。
3年持ちませんでした。
販売台数は約1万台。

コンパクトな軽自動車の市場はなかったということでしょう。