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日産の最初の「キックス」は、1985年の東京モーターショーに参考出展されたコンセプトカー「XIX」。

コンセプトは「生活を豊かにするマルチパーパスセダン」。
当時はステーションワゴンとSUVとミニバンが台頭し始めた時期。
日産はセダンの新たなコンセプトを発表したわけです。

ボディサイズは全長4560mm×全幅1695mm×全高1500ｍｍ
特徴は最低地上は205ｍｍ

エンジンはSR20DE。
フルオートフルタイム4WDと組み合わされていました。

XIXの特徴はトランク。
防水処理されていて、汚れものも躊躇なく搭載可能。
さらにリヤシートを倒すと2Mを超えるスペースが現れます。

まさに、道具のように使えるセダン。

非常に現実的なコンセプトカーでしたが、XIXは販売されず。
セダンに遊びを込めるという柔軟さを、日産の得ることが出来ました。