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ポート噴射エンジンで、インジェクターを各吸気ポートに付けるのがデュアルインジェクター。
ツインインジェクターっていうメーカーもありますね。
どちらも同じです。

日本で最初に、デュアルインジェクターを採用したのは日産。
2010年7月ジュークに搭載した「HR15DE型」エンジンがデュアルインジェクターでした。

その後いろいろな車にデュアルインジェクターは採用されました。
タフトのKF型エンジンもデュアルインジェクター。

ではデュアルインジェクターのメリットは？
シングルインジェクターの噴孔から吐出される燃料の粒径。
平均70μmと言われています
デュアルインジェクターの燃料の粒径は30μm。

シングルインジェクターでも、噴孔口を小さくすれば燃料の粒径を小さくできます。
ただ、生産技術を要しますしコストアップにもつながります。

そこでデュアルインジェクター。
吸気ポート近くに配置できますのでインジェクターを小型にできます。
結果、噴孔口を小さくできるんです。

噴孔口が小さくなれば細かい燃料になりますので、燃やしやすくなります。
燃費とパワーに繋がります

今までのポート噴射エンジンを改良するだけで可能なデュアルインジェクター。
これが各社が採用した理由だと思います。