
1989年にMu(ミュー)は販売開始になりました。
車名は「MYSTERIOUS UTILITY」の頭文字から。
シャシは、ロデオ・ビックホーンと同一。
車体後部がFRP製のトノカバー付が「ハードカバー」(3ナンバー:2人乗り)。
ソフトトップ付が「ソフトトップ」(1ナンバー:2/4人乗り)。
特徴的なのはサイズでした。
サイズ
全長4135mm×全幅1780mm×全高1695mm
車両重量:1520kg
ホイールベース:2330mm
大型ブリスターフォンダーを持つつタイルで「実写版チョロQ」と言われてました。
エンジンは、2600ccガソリンエンジン4ZE1型(最高出力120ps/最大トルク20.7kgm)。
なんと5MTのみ。
1990年の一部改良で、車体後部が鉄製トップの「メタルトップ」(3ナンバー:4人乗り)を追加。
さらに、2771cc 直4ディーゼルターボ4JB1-T型(最高出力110ps/最大トルク23.0kgm)が追加。
1991年の一部改良で、4ATが遂に追加。
「ソフトトップ」(1ナンバー:2/4人乗り)を廃止。
1992年の一部改良で、排気ガス規制対策でエンジンが変更になります。
2600ccガソリンエンジン4ZE1型と2771cc 直4ディーゼルターボ4JB1-T型が廃止。
3059cc直4ディーゼルターボ4JG2型(最高出力135ps/最大トルク300kgm)が登場しました。
「ハードカバー」(3ナンバー:2人乗り)も廃止。
これにより「メタルトップ」(3ナンバー:4人乗り)だけになりました
1994年の一部改良で、グレードを設定。
タイプS(ベーシック)とタイプX(上級)。
さらに、5ドアバージョンの「ミュー・ウィザード」が追加になりました。
このモデルはミューを5ドア化したモデルではありません。
北米で展開していた5ドアSUV「ロデオ」を日本仕様に変更したもの。
当初は北米から輸入する予定でしたが、右ハンドル化する手間とリヤサスの変更(リーフリジッド→4リンクリジッド コイルスプリング)が伴うことで、日本での生産に変更。
モデル末期は「ミュー・ウィザード」が販売の主となりました。
1998年販売終了。
販売台数は多くありませんでしたが、ビックホーン以外のラインアップが欲しかったいすゞは成功と判断。
2代目が登場となります。
Posted at 2023/01/09 18:39:11 | |
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