
リーフがマイナーチェンジしました。
2010年12月に発売開始されて2年。
初のマイナーチェンジはメカニズムが大幅に変わりました。
まずエクステリア。
じつは全くといって良いほど変わってません。
・「G」に17インチアルミホイールを採用
・「X」と「S」は16インチホイールカバー(「X」はオプションでアルミホイールを選択可)
・ブルーリフレクションLEDランプを含むオートレベライザー付LEDヘッドランプ採用(「G」に標準、「X」,「S」にメーカーOP)
・フロントフォグランプ採用(「G」に標準、「X」,「S」にディーラーOP)
・新ボディカラーとして「ダークメタルグレー」「ブリリアントホワイトパール」「ホワイト」が登場。
アルミホイールとボディカラーとフォグランプしか変わっていないわけです。
実はメカニズムがすごかった!
・モーター・インバーター・DC/DCコンバーターなど高電圧ユニットを一体化。
・新設計のモーター採用
・パワートレインのユニット一体化
・バッテリーモジュールとケースの構造を合理化
・その他各部パーツを軽量化
・Bレンジを新設定(「G」,「X」)
・「回生協調ブレーキシステム」の回生可能な速度の下限を時速7kmから3kmへ拡大
・中速域でのステアリング手応え向上
この変更で80kgの軽量化!
しかも、従来はトランクルームにあった高電圧ユニットをエンジンルームへ移動したことでトランクルームの容量が拡大しました。
一充電当たりの航続距離が228km(JC08モード)になりました(従来型は200km)
これをバッテリーの容量アップ無しで達成したのは大きいですね。
さらに大きい改善点がひとつ。
・ヒートポンプ式キャビンヒーター採用(「G」,「X」)
従来型は「PTCヒーター」でした。
電気湯沸し器で温水を作り、その熱を使って車内に温風を送るというシステム。
エンジンの熱がない電気自動車のリーフ。
多量の電気を使ってお湯を沸かしていたわけです。
なので電費が悪くなる…
今回のヒートポンプ式は「大気の熱を取り込んでコンプレッサーで加圧して高温にして水を温める」というシステム。
コンプレッサーを動作する電気は必要ですが、湯沸かし器に比べたら圧倒的に少ない電力。
これが電費に効くというわけ。
さらにアルミを挟み込んだ遮熱天井を採用。
外気温による室内温度への影響を低減させて、消費電力の低減を狙ったわけです。
なお、従来は「G」と「X」の2グレードでしたが、最廉価の「S」が登場しました。
カーナビが非装着でヒートポンプシステムやATのBレンジは装着されません。
価格は334万9,500円。
ちなみに「G」が413万3850円、「X」が375万7950円。
大幅に中身を変更したリーフ。
売れ行きは伸びるでしょうか?
個人的にはもうちょっと安くならないと厳しいかな、という感じですが…
Posted at 2012/11/21 08:14:11 | |
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