
1992年3月に「スバル・ヴィヴィオ」が登場しました。
レックス口径の軽自動車。
ヴィヴィオという車名は、英語のVIVIDからとローマ数字でVIVI0(排気量660)から付けられました。
プラットフォームは新設計となりました。
スバル車伝統の4輪独立懸架。
フロントとリヤはストラット。
エンジンは、CLOVER4と名がつく直列4気筒EN型。
スバルの軽自動車用エンジンは、レックスの搭載された直列2気筒のEK型から。
360㏄と500㏄と550㏄がありました。
スバルは550㏄4気筒エンジン開発時に、EK型をベースにしたんです。
そして造られたのがEN05型。
ヴィヴィオ登場時に、軽自動車は660㏄へ移行。
スバルはEN05型はボアが広げられなかったので、ストロークを伸ばしてEN07型を開発。
結果としてロングストロークになりましたので、660㏄直列4気筒なのに低速トルクが確保できました。
ちなみに、スズキと三菱とダイハツに直列4気筒エンジンはありましたが、いずれもショートストロークだったので低速トルクが薄く燃費も優れませんでした。
スバルのEN07型は、3気筒のライバルとそん色ない低速トルクと燃費性能がありました。
EN07型には、SOHCキャブレター・SOHC SPI(シングルインジェクション)・SOHC EMPi(電子燃料噴射)・SOHCマイルドチャージ・SOHCマイルドチャージIC付・DOHCスーパーチャージャーがありました。
1993年、スバルはヴィヴィオをサファリラリーに参戦させます。
ワークスドライバーはコリンマクレー。他にプライべーターが4台。
コリンマクレーは、ヴィヴィオをワークスセリカの前4位を走らせます、がリタイヤ。
2台のプライべーターが完走してクラス優勝。
軽自動車がサファリラリーを完走って…なんとすごい。
ミッションは「ECVT」が登場しました。
ファンドーネ社のCVTベルトを使って内部を電子制御にした、スバル独自のCVT。
ギクシャクしたフィーリングがあり、電磁クラッチの耐久性に問題がありました。
ヴィヴィオのバンモデルは、ECVTの耐久性に疑問が残るので3ATでした。
5MTはギヤ比がクロスしていました。
2速はダブルコーンシンクロを採用。
DOHCスーパーチャージャーだけは、クラッチディスク径を大型化。
軽自動車規格が切り替わることで、1989年9月プレオ終了。
(全長3300mm×全幅1400mm → 全長3400mm×全幅1480mm)
Posted at 2022/03/21 18:58:08 | |
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