4月13日は四国の瀬戸内海側を一気に走り抜けました。 それも主に空撮地点を繋ぐルートになっています。
飛行許可の代行会社が撮影スポットとして挙げている瀬戸内海側の全てを申請しちゃいました。
そしてそこがどんな場所かも知らずのまま、当日にググッて調べる泥縄戦術です。 (笑)
ナビに打ち込んだルートは下道オンリーで、280Km以上を空撮しながらなのでハードな1日になりました。
“道の駅・風早の郷・風和里”
朝6時のcw号の寝起きです。
深夜まで地元の若者が車やバイクで集まっていて、話し声や排気音で騒がしかったです。 「宿泊地、失敗したか?」と後悔します。
それでも日付が変わる頃には皆んなオウチに帰った様で静かになりホッとしました。
よく飽きないナ
もう撮影の意味が無くなっている変わり映えのしない朝食です。(笑)
せめて明日は和食にしよう。
空撮1回目
いきなりもう飛んでいます。
目の前が“風早長浜海岸”でここが空撮予定1つ目です。
そんな訳で昨夜のお風呂の後にここまで足を伸ばしました。
国道を渡ってすぐにドロ君が離陸しました。
綺麗な眺めです。
円形防波堤
大分でも見たこの円形の防波堤が四国にも在るんですね。
降下し過ぎてベンチの人を驚かせてしまいました。
上空からは見えなかったので「ごめんなさい」
電波ロスト
この岬の先に有る“波妻ノ鼻灯台”とその先の“波妻の夫婦岩”まで飛ばそうとしたら電波ロストしてしまい断念。
まあ、どうせ夫婦岩は良く見るヤツだろうから良いかっ!
“鴨池海岸公園”
海沿いに20Km走行すればもう空撮2回目の地、“鴨池海岸公園”に到着です。
ここまで海を左に見ながらずうっとクルコン走行で楽が出来ました。
ここに見える緑の部分から離陸させます。
そこへの道すがら、林のベンチでテントを片づけている外人さん男女2人組が居ました。
通り過ぎようとすると「オハヨウゴザイマス」と2人から挨拶されてしまい、原住民の僕が率先して挨拶するべきだったと自責の念に苛まれました。
僕が近づき始めた頃にはもうこっちを向いてニッコリしていたのだから。
こんな事だから僕の重度の英語恐怖症はもう完治しませんネ。 (笑)
しかも彼らが本気で喋り出すと、どうやら英語でもない(それ位はわかる)ので更にお手上げ状態です。
身振り手振りで理解出来たのは、このご夫婦は自転車!でキャンプしながら日本各地を旅行しているらしい事。
僕の「ハバ ナイス デー」が伝わったかどうか? (万国共通ですよね)
なんでここ?
代行業者はなんでここをフライトスポットにしたのだろう。
と言う感じの良くありそうな海岸でした。
後で調べたら“とびがらす園地”になっているそうです。
えっ! そんな鳥がウヨウヨ飛んでいたらドローンどころじゃ無いのでは?
この時はそんな敵はいませんでしたが。
“弓杖島”
この“弓杖島”でも撮れって事なのかな。
6つの小さな島が連なっていました。
見えない城
調べるとここに“村上水軍”の城が有ったとか。
高度を下げてもそれらしき形跡は見つかりませんでした。
ここでは海岸と島の2シーンしか撮影しませんでした。
“糸山展望台”
15分程走行して“糸山展望台”の駐車場まで登って来ました。
ここからの眺めが良いのは知っていましたから。
“来島海峡大橋”
ここから“来島海峡大橋”を見渡せます。
その先にこの旅の往路で巡った島々(大三島/大崎上島その他)が見えています。
「あそこを走ったんだナ」
“馬島”
第三大橋の向こうに“馬島”が見えます。
2010年8月12日
あの島へは2010年8月に自転車で降り立っています。
歩行者/自転車/原付のみエレベーターにて降りてくる事が出来ます。
あの時はそこにトイレが有って助かったっけ。
この日の“サンライズ糸山”
その後は“サンライズ糸山”にも立ち寄りました。
ここはサイクリングターミナルとなっていて、“しみなみ海道”のサイクリストの基地的施設になっています。
あの時の画像
あっ、僕の自転車が写っていない!
ここに自転車を停めて一休みしたら、また“馬島”のもう一つ向こうの“大島”まで7Kmを戻りました。 若かったな〜。(50代半ばですが)
“しまなみ海道”を自転車で走破した事は僕の初老の良き思い出になっています。
オアシス
8月の猛暑の時だったので、ここの冷房の有り難かった事!
飲んだ清涼飲料水の美味しかった事!
あの時の苦しさも今となっては懐かしい思い出です。
“今治城”
“今治城”は前を通過してパチリするだけで先を急ぎました。
天守閣まで上がれば海水を引き入れた三重の堀が見渡せるそうですが、かなりの時間ロスになりそうだったので。
四国中央市の“三島公園”
“今治城”から70Kmを1時間半走行して“三島公園”までやってきました。
ここは当日思いつきの立ち寄りになります。
『紙の町』
“伊予三島”は紙の町です。
この高台の公園からは沢山有る製紙工場の煙突が見られます。
四国には似つかわしく無い工場地帯ですね。
お目当て
いやいや、その景色がお目当てでは有りません。
眼下に子供広場の様な場所が見えていますが、そこに有りました。
映画ロケ地
有りました。 てっきり山の頂上に有るかと思っていたので、結構探しちゃいました。
“書道ガールズ”
この広場は映画『書道ガールズ』のロケ地です。
僕に似合わない? (笑)
ウチの娘が書道をしていたので、無理やり付き合わされて観た映画なのです。
結果的に見入っちゃいましたが。
もう13年も経つのにこの看板は綺麗に保たれていました。
地域で大切に管理しているのでしょうか。
帰ったら娘に自慢してしまおう。
讃岐うどん
ここはまだ愛媛県ですが、市内にはうどん屋さんが沢山有りました。
通りすがりに見かけた数店は行列が出来ているところばかり。
『本場』まで行ったらお昼時間はとうに過ぎてしまいます。
すると経路上に「まあ寄ってみい、喰うてみい、それからじゃ」と書かれたお店が! しかも混雑していない!
すかさずに左ウインカーが点滅しました。
学食パターン
全国展開しているチェーン店と同じく、トレーをスライドさせて行く学食パターンでした。
時刻は12時半のお昼時真っ只中でしたが店内はガラガラ。
「やっちまったかな?」のもう常套句になりつつある思いが・・・。
うどん大にエビ天+ナス天が僕のチョイス。 ¥850位だったか(忘れた)
イカ天は既に売りきれでした。 ナスがデッカイ!
実は僕のうどんの好き順は“稲庭”→“水沢”→“讃岐”なのです。
前に「これは本物」と言われて食したものがまるでゴムを噛む様な麺だったので・・・。 あれがコシと言うものなのか?
しかし! このお店のうどんはさにあらず、適度な噛みごたえの僕好みに寄った麺でした。 出汁もイリコが効いていて美味しかったです。
もしかすると本場のコシじゃ無いから空いていた?
いいのです、僕が美味しければ。(笑)
ご馳走様でした
待ち時間ゼロで僕好みの味だったら合格でしょう。
ご馳走様でした。
“道の駅・とよはま”
ルートが海岸にもどって10分位で“道の駅・とよはま”に立ち寄っています。
ここでは飲料を購入しただけで再スタートです。
“道の駅・ことひき”
今度は15分で次の道の駅です。
とっても小さな道の駅で5台位しか駐車スペースが有りません。
“世界のコイン館・大平正芳記念館”を強引に道の駅にした感じ。
先の方に大きな駐車場が有ったけれど、道の駅駐車場なのに「入館者に限る」って変でしょう〜。
ここは次の空撮の離陸地点に指定された場所に近かったので寄ったのですが。
プンプン!
“有明浜”
3ヶ所目の空撮場所に到着しました。
先ほどの場所から長い堤防沿いに北上してきました。
ここから離陸させましょう。
2Kmの砂浜
2Kmの真っ直ぐな砂浜がウリだそうです。 (それって珍しい?)
兎に角50mまで高度をあげたら堤防に立つ僕とcw号をパチリ。
全景
ドロ君を沖に移動して高度は140mまで上げて浜の全景を撮影しました。
向こうの終点にお勧めの撮影箇所があります。
最高速
やはり2Kmはドローンにとっては長いし、変わり映えのしない絵ばっかりになるので砂浜の上を最高速(約70Km/h)で低空飛行させてもみました。
終点
終点まで飛んだので高度を上げてこの画像の左へ向かわそうとすると!
突然の電波ロストです。
なにも障害物等無いのにおかしいな。
電波が途切れるとドロ君はGPSを使って離陸地点に自動的に戻ってこようとします。 この左には“銭形砂絵(寛永通宝)”があるのです。
借り物
悔しいのでネットから借りて来ました。
因みにこの砂絵は真上から(飛行禁止ですが)からだと楕円形になっていて、展望台から見ると真円になるそうです。
縦122m、横90m、周囲345mもあり、江戸時代に村人が一夜にして描いたのだそうです。 この砂絵を見ることが出来れば金運に恵まれるそうです。
cw号を戻して近くからなら撮影出来たし、展望台に行けば肉眼で見えるのは当たり前だったけれど、ここではもう時間切れです。
肝心な事をすっ飛ばしちゃう僕は依然として貧乏のままだな・・・。(笑)
本日の空撮4箇所
さて次の空撮4箇所目に移動します。
今度は距離が有るゾっ!
“山田海岸”
“丸亀市”〜“高松市”と極力海沿いを走行する事80Kmも!
“かがわ市・山田海岸”に到着したのが午後3時半を回っていました。
往路で撮影した“瀬戸大橋”のたもと画像が欲しかったけれどついうっかり通過しちゃいました。
慌ててcw号の駐車風景も撮り忘れてドロ君を離陸させています。
“絹島”
これは沖合に浮かぶ“絹島”です。
ここにも
この島にももうお馴染みの柱状節理が見られます。
結構あっちこっちに有るんですね。
“丸亀島”
こちらは手前の女島と先の男島を合わせて“丸亀島”です。
何でも干潮時には陸続きとなるからだそうで、龍神の伝説が有ると言う事で繋がった砂洲は“ドラゴンロード”と呼びます。
デイキャンパー
そんな撮影をしていたら、近くのデイキャンパーさんが近寄って来ました。
なんでもこの地で独立起業する前は東京の企業でドローンを使った物流の研究をしていたそうです。 有る意味その道のプロでは無いですかっ!
「恥ずかしい飛行をみせちゃいましたネ」と言ったら「システムの研究だったので僕は飛ばせませんよ」と笑っていました。
ドローンの事以外にも色々とお話すること10分位だったか。
僕ももうこの後は予定が無いので楽しくお話しをしました。
「住まいの近くにこんな素晴らしい場所が有って、平日に優雅にキャンプ出来るなんて羨ましいです」には、「お手製のキャンピングカーで気ままな一人旅出来る方が羨ましい」と返されましたが。
さて、時刻は午後4時半を回りました。
本日のお風呂までは30Kmなので、途中で買い出ししながら向かう事に。
買い出し
途中の白鳥町のスーパーにて今夜のおかずを購入しています。
ちっと買い過ぎか? (笑)
本日のお風呂
本日のお風呂“あせび温泉・やすらぎの里”に到着したのが午後6時丁度。
途中の買い物に時間かけ過ぎですね。
お土地柄?
このお風呂がまた素晴らしかった!
ガラス張りの内湯にはジェトバスや薬湯があり、露天風呂は緑に囲まれてマイナスイオンがたっぷりです。
サウナもドライとミストの2種類があり、打たせ湯まで有りました。
これで¥500なら○ですね。
ただ〜し、黙浴の張り紙なんてなんのその!
とくに密室になるサウナ内なんて地元のお爺さんの社交の場と化していました。 お土地柄なんて思いたく無いけれど、今までの地域では未経験でしたから。 それさえ無かったら評価も◎だったのに・・・。
道の駅で車中飯
お風呂から宿泊地“道の駅・いたの”までは5Kmしか有りません。
到着すればすぐに夕食の準備をします。
今晩は美味しそうなお刺身をつまみに本物のビールを飲んじゃおうか。
まぐろ中トロ・活け〆真鯛・イカ・ひらめ・活け〆かんぱちの5種類は買い過ぎでしょう。 ¥3400とはまた豪勢な!
“平戸”の時の様な1パックがもう少し少なめだったらよかったナ。
つまみで半分、残りはふっくら白飯と合わせ味噌汁のおかずで完食です。
この旅で一番高額な食事となってしまいました。
勿論、味も最高です。
酔っ払ってしまったので何時に寝たのか覚えていません。(笑)
○ 立ち寄り道の駅
とよはま
ことひき
いたの
○ 空撮
風早長浜海岸
鴨池海岸
有明浜
山田海岸
○ お風呂
あせび温泉 やすらぎの郷 ○ 豊富/広い/綺麗 ¥500
○ ハイタッチ
0回 こんなに走って。 四国はみんカラ人気無し?
※ 走行距離279Km 計3726Km
こうして4箇所の空撮をしながら四国の瀬戸内海側を横断してしまいました。
思い出の地、ロケ地、讃岐うどん、お刺身、うるさいお爺さん達が印象に残りました。 四国も九州に負けず劣らず良い所です。