3月9日はcw号の過去走行ルート図を見てとても間が抜けている四国の真ん中を横断する予定を立てました。 検索すると、何と何と400Kmの行程と表示されます。
しかしこの日の翌日中には帰宅しないとならないので、急ぎ足になっても完走を目指しました。
スタート時にスッタモンダが有り、より一層ハードな日の記録です。
四国観光で外せない『四国カルスト』とオフバイクで走りたかった国道439号『剣山』方面に工事通行止めが有ってド真ん中を貫通する事が出来ませんでした。 図中黄色ライン。 残念!
起床した午前5時には降っていなかった雪が1時間後には積もり出しています。
久万高原の天空の里だから? 慌てて天気予報で情報の収集します。
するとこれから予定している地方は時々雪との事で慌てました。
既に4万キロ以上も走行していて残り溝が心もとない夏タイヤです。
取り敢えず安全策を取って下界へ向かうことにしました。
25Km30分走行して松山の平地まで降りてきました。
途中のコーナーが連続する所では数回ズルッと滑りながら。
このセブンイレブンで朝食を購入して食べながら今後の予定を組み直ししています。
これから走る山岳ルートが雪道になっていたら?
雪が降っても積もらないだろう沿岸を走行して『しまなみ海道』経由で高速道で帰ってしまおうか?
しばし思案していると表が明るくなってきました。
そこでもう一度天気予報を確認すると、今度は曇りから晴れですと!
山の天気は気まぐれなのですね。
結局来た道を戻り『道の駅・みかわ』までやって来ました。
往復で50Km、時間にして2時間弱を無駄にしています。
そのまま標高が上がって行くと辺りがこんな雪景色になってきます。
しかし路面は全くのドライなので気にせずに進みましょう。
途中でカルストラインの県道383号へ向かって分岐して行くと!?
工事中で通行止めになっていました。 入り口に標識なかった様な・・・。
作業員さんに聞いたら「今日はどのルートからでもカルストには行けないヨ」ですって。
数回切り返してUターンして『四国カルスト』は諦めました。
ルート検索時に数カ所の通行止めは確認済みだったけど、このルートは大丈夫だった筈だったのに。
仕方なく少し南回りの迂回ルートで進むと『道の駅・ゆすはら』に到着しました。 見えている『雲の上のギャラリー(木橋ミュージアム)』は有名建築家の隈研吾氏の設計です。
近寄って真下から見ています。
凄い木造建築です。
以下観光協会HPより
【日本建築の軒を支える「斗栱(ときょう)」という伝統的な木材表現をモチーフとして、刎木(はねぎ)を何本も重ねながら、桁を乗せていく「やじろべえ型刎橋(はねばし)」は、世界でも類を見ない架構形式による唯一の建物として神々しさすら感じられます。】
珍しいものが見学できました。
そしてここには『雲の上の温泉』が在りました。
名前からして眺めの良いお風呂だと判りますが・・・。
営業は午後3時からなのでそれまでは待てません!
後ろ髪を引かれながら先へ進みました。
津野の町から国道439号で北上始めると道が狭くなり勾配もキツくなります。
そして「これが国道?」と言う道になってきました。
対向車が来ない事を祈りながら進みます。
『矢筈峠』のトンネルを過ぎると道は下に変化します。
展望が開けた場所でパチリ。
この先3つのコーナーを過ぎた場所がもうあんなに下に!
それほど急勾配で降りて行きます。
先ほどの撮影場所を見上げています。
僕と同じ考えなのでしょう、後続車が停車していました。
それまで見えていなかった展望が途端に開ければ思わず撮影しますね。
『道の駅・633美の里』に到着する頃には時刻は午後1時近く。
二輪車専用スペースがある道の駅でした。
道理でバイクと沢山すれ違う訳だ。 この辺りのバイク走行は気持ちよさそうです。
とんがり屋根が可愛い施設内で昼食としましょう。
そうか今日は土曜日だった! 観光客が一杯です。
長旅していると曜日の感覚が薄れちゃいます。(笑)
ツガニ??? 見た目サワガニの仲間?
見渡すと殆どの人が食べています。 『ツガニそば』¥800はここの名物なのでしょう。
見た目茄子が載ったお蕎麦です。 食べると何も味がしない!
ひょっとして僕が味覚障害になっているのでしょうか?
いやいや、お稲荷さんの味はしっかりと感じましたヨ。
僕が今まで食したおそばで一番xxxかったです。
おつゆがただのお湯にしか感じられませんでした。
クチコミでは評判が良いのに・・・僕が味音痴なのでしょうか?
〆て¥1080を無駄にした気になります。
気を取り直して先へ進むと30Km30分で『道の駅・土佐さめうら』に到着しています。
3月初旬に河津桜でしょうか。 満開でした。
し、しまった! あと30分我慢してこっちで昼食すれば良かったな〜。
後の祭り・・・。
5分走行して本山町のここで給油しています。
422Km走行して30Lの給油は14.1Km/Lの燃費でした。
この度でワースト2の悪燃費です。 やはり山岳路が長く続いたのが原因でしょう。
高知自動車道大豊ICを過ぎてすぐの『道の駅・大杉』に立ち寄っています。
地名は杉なのに何故に大杉かと調べたら、近くに大杉があるからでした。
500mも無いので見学してみましょう。
駐車場は無料でも料金所小屋で施設協力金¥200を支払いました。
『八阪神社』境内にあるのですね。
石段を上がります。
ドーンと現れました。 あまりの巨大さに下がっても下がっても画角に納まりません。 広角レンズで歪んでいます。
樹齢3000年以上で、南の杉(高さ60m幹周20m)と北の杉(高さ56m幹周16.5m)が根元で一緒になっています。
その一本だけを見ても有名な『縄文杉』(高さ30m幹周16.4m)より巨大です。
よって日本一としているのでしょう。
グルっと一回りしてみました。
保護の為の銅板?が見えないこちらの方が神秘的に見えます。
写っている女性の観光客さん曰く「屋久島の縄文杉も見に行ったけど、こっちのほうが凄い」とか。 それ聞いて得した気分になりました。
時刻が午後3時近くになっているので先を急ぎましょう。
25Km30分で『道の駅・大歩危』に到着しています。
朝のゴタゴタがなければここから1時間の日本三大秘境にある『祖谷のかずら橋』を見学/通過したかったけれど、その先に通行止め箇所が在るので断念しています。 戻ってくるにしても往復70Km2時間では本日中に徳島へ辿り着けないと判断しています。
見事な渓谷美を堪能できます。
丁度日陰になってしまっていて残念!
『吉野川』のこの水の色がとても綺麗なエメラルドグリーンでした。
調べたら底に沈んでいる緑質片岩に太陽光が反射しているのだそうです。
上流方向の日陰になっていない場所も撮影。
きっと紅葉のシーズンは素晴らしい眺めなんでしょうね。
本日の爽快なドライブルート。
但し赤線部分は「これが国道なの?」級の道です。
『吉野川』は池田の町まで来ると不自然に曲がり徳島へ向かって東進します。
国道192号もそれに倣います。
『道の駅・貞光ゆうゆう館』ではトイレ休憩だけして急ぎます。
なにせ時刻は午後4時半を過ぎていましたから。
次は少しの寄り道で到着した『道の駅・藍ランドうだつ』では降車して歩いてみました。
少しの所に観光名所があるらしいので。
古い街並みに観光客が大勢歩いていました。
結局僕はこの歳になるまで“うだつ”が上がらなかったナ。 (笑)
格子戸や白壁の土蔵が昔感を醸し出していました。
偶然人が居ない瞬間をパチリ。
ここを曲がってcw号に戻ります。
ちょっと雲行きか怪しくなって来た・・・。
せめてもの思いで走行できなかった国道439号上に在る『道の駅・温泉の里 神山』まで上がって来ました。
この未走行ルート(赤線)は将来のオプションとしておきます。
出来ればオフバイクを積載出来る車で来て、『剣山スーパー林道』走破がしたい!!
四国の横断がほぼ終わった安堵感をしみじみ噛み締めながら徳島の町へ降りてきました。
2022年に四国上陸した南海フェリー徳島港にほど近い『瀬戸の祭り寿し』で夕食としました。
この看板にそそられてやって来ましたが、どんぶりの方は平日限定で午後5時まででした。 本日は土曜日の午後7時なので該当せず。
ノンアルビールとあさり赤だしに茶碗蒸と寿し12皿で満腹になりました。
¥3,050 どれも新鮮で美味しく、特にまぐろは自慢するだけの事はありました。
一皿一皿が時間差で来たので一々撮影できませんでした。
そして今夜のお風呂に到着したのが午後9時です。
『鳴門天然温泉 あらたえの湯』は午前0時までの営業なので助かりました。
駐車場が巨大な割には浴室は狭かったです。
ジェット寝湯に浸かっていたら長距離走の疲れの為か、危うく寝落ちする所でした。 サウナ後の冷たい水風呂で目覚まししてスッキリ。
RVパークまで併設された大きな複合施設でした。 ¥900
当夜の宿泊地は10分走行した『道の駅・くるくるなると』にしています。
鳴門ICに近く、翌日の走行に便利だからです。
到着間も無く午前0時過ぎに即就寝となりました。
○ 走行距離 401Km 総走行距離 4389Km
○ 立ち寄り道の駅 10ヶ所
みかわ
ゆすはら
633美の里
土佐さめうら
大杉
大歩危
貞光ゆうゆう館
藍ランドうだつ
温泉の里神山
くるくるなると
○ 入浴 鳴門天然温泉 あらたえの湯
※ これで四国中央横断の旅が終わりました。
一般道のみでの400Km走行は例え北海道でもした事が有りません。
これでもし剣山周辺が走れたらとても1日では無理でしたね。
次回四国を旅行することがあれば、今度は2日以上のスケジュールを組まねば!
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