2021年12月24日
癒しの法則 2
12月24日クリスマス・イヴ
街は家路を急ぐ人達やカップルで溢れています。
そんな喧騒とは無縁のてうてう1なのですが、お待たせ致しました。
癒しの法則 2 でございます。
元・カノのクルマの助手席で不覚にも眠ってしまったてうてう1
「てうてう1・・てうてう1」
という声で目覚めた私「ここは?」
「私の家よ」
クルマのパネルから発せられる淡い光の中、こちらに笑みを浮かべる元・カノ
彼女の髪が右頬に掛かりそれは妖しく、そして美しく揺れた。
まどろみながら事態が上手く整理できていない私
「えっ?」
急いで現実に向けて急加速する意識
「ねぇ、ウチでごはんにしない?」
ココが何処だか判らないが、白い壁のマンション?アパート?
「い・・いやそれは・・」
「いいじゃない、帰ってもみんな居ないんでしょ?」
「それはマズイ・・」
「私も1人だしさ、ね?上がってよ、私が何か作るから!ねっ!」
「じゃぁ、少しだけ・・な」と、てうてう1
「わぁい♪てうてう1~♪」大喜びらしい
それは3階にあった。通路を直進し、端っこがそうらしい
初めて入る○○美の部屋
「お邪魔します」と私
「上がって~」声から上機嫌なのが受け取れる
私「手を洗わせて欲しいんだが、いいかな?」
○○美「そこの左が洗面所~使って~」
キレイに並べられた洗剤や柔軟剤のボトル
白い洗濯機とランドリー
手を洗い「ありがとう」
○○美「座って、今エアコン入れたから・・寒いねぇ」
私「キレイな部屋だな」
○○美「1人だからね。。生活感無い?(笑)」
私「いや・・柔軟剤・・サムライ・ブルーなんだなぁ」
○○美「私の好きな香りだから・・それより何飲む?」
私「お茶をもらえないかな?」
○○美「あら?お酒じゃないの?ウチはあんまり無いけど」
「あら!マジやばっ!」と○○美
「どうした?」
「冷蔵庫にサラダとハムくらいしかないのよ~」(T_T)
「あーいいよいいよ・・お茶を飲んだら帰るからな」
「やだ!何か作るって約束したもん!」
「何処かへ外食に行こう・・それがいい」
余計な負担を掛けたくないという私の気持
○○美「てうてう1~ちょっとだけ待ってて!」
黒いバッグとコートを持って出て行こうとする
「待て!待て!何処へ行く?オレはどうする?」慌てるてうてう1
「直ぐに帰るから!このまま居て!」
「待て!誰か来たらどうする?鍵はっ?」大慌て\(◎o◎)/!
ばたん!玄関のドアが閉められた・・
一体なにをしてるのだろう?オレは・・
テレビをボーっと眺めている・・・・・
40分位が経過した。カチャ!玄関のロックが外れる音
マズイ!誰か来た!○○美であって欲しい!
そうでなければ、この状況をどう説明する?
隠れようか?このままでいいのか? 2秒・・3秒・・
リビングのドアノブが半回転
頼む!○○美であってくれ!ヾ(・_・;)チョット‥
「ただいまぁ~外寒いね~ごめんね」と、待ち焦がれた相手だった事に安心を覚えたてうてう1です。ε('∞'*)フゥー
私「女子の部屋に男が居たら困るだろう!慌てたぞ」
○○美「ははは誰も来ないよ」とけらけら笑う
食材を買いに行った○○美「ねぇ、鴨のお肉だけどどう?」

私「好物だ」
○○美「てうてう1~煮麺はどう?」
私「いいね!美味しそう♪」
○○美「じゃ~さ私が作るから、お風呂入る?」
私「いっ?昔ならそうするが、それは・・ダメだろう」Σ(゚Д゚;o)
○○美「なんで?元・カノだから?」少しイジワルそうな眼差し
私「そうじゃなくて・・な・・女の部屋でオレが風呂入ったらマズイって!」
○○美「誰かの為にごはん作るの何年ぶりだろ?」
私「料理は昔から上手かったし、美味しかったよ」
○○美「さっき言ってた出張の帰り?キャリー持ってたじゃん」
私「そうだが、電車に揺られると眠くなる」

○○美「出来るまでお風呂使いなよ・・恥ずかしいのぉ?」
私「バカか?オレはおまえの元・カレだぞ!」
○○美「玄関のとこにキャリー(ケース)置いてるよ」
私「あーありがとう・・って!オレはダンナか?」(笑)
○○美「ははは」凄く上機嫌な笑い声、いつ以来だろう?
私「あー解ったよ!じゃぁシャワー借りるぞ!」(ええい!ままよ!)

毎日、私が洗髪しないと気持ちが悪いのを知っている元・カノ
ガラス戸の外で「てうてう1~タオルここの使ってね」
「あぁありがとう」
「私も入っちゃおうかなぁ~?元・彼氏?」
「ば!バカ言うなよ!直ぐ出るから待ってろ!」
それでは・・今回はココまでという事で・・
って、書いたら皆さんが激怒されると思いますので(笑)
慌てて服を着るてうてう1
「もう出たの?」という声
「待て!もう直ぐ」
「ばぁ!もう来ちゃったもんね」♪ ドアを開ける○○美
いつの間にか部屋着に着替えているヾ(°∇°*) オイオイ
「な~んだ一緒にお風呂したかったのにぃ~」
「待て・・って!」慌てて外に出る

シャワーの音
「てうてう1~私お風呂長いよ~」と浴室に響く声

テレビを眺めるてうてう1
「おまたせ~あ~いいお湯だった~」(^^♪
湯上りでほんのり石鹸の香りがして、頬が上気しているのが解る
ドレッサーの前に座り乳液で保湿する。
美貌を保つにはこういうルーティーンが必要なのだろう。
仕上げにパルファムを・・てうてう1の好きな香り
クリスチャン・ディオール アディクト
嗅ぎ慣れた大好きな 大好きな香り
20数年の時が一気に呼び覚まされる・・
海の上から何度この香りを待ち焦がれたろう?
陸に上がればクリスチャン・ディオールの甘い香りを求める自分が居た事
すなわち、○○美と同じ空間に居るという事
「てうてう1・・てうてう1」と私を呼ぶ
「どうしたの?ぼーっとして疲れたの?」
20代の若かりし頃の幻想は消え、現実に引き戻される。

「さぁ!たべよ~♪」
「美味しい!やっぱり上手いな2つの意味で」
○○美「?・・2つ?」
私「1つは上手という意味で、もう一つは美味しいという意味」(笑)
○○美「こうして昔もごはん作って食べたよね」
私「あぁもう随分昔だなぁオレもおっさんになったよ」
○○美「いつも美味しいって褒めてくれたね」
私「朝起きて、隣で寝てるおまえの顔見てそーっと仕事に行った」
○○美「そう!それで1ヶ月も2ヶ月も私を放っておくんだから!」
私「出掛ける時は手紙書いたろ?キスもした!」
○○美「行って来ます!とだけね!私が寝てる時にキスしてさ・・」
あの頃の感覚、○○美を誰より愛おしく想っていた自分
この続きはまた・・明日
みん友の皆様に聖なる夜を・・メリークリスマス!
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秘密のハンカチの話 | 日記
Posted at
2021/12/24 19:59:41
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