2022年09月11日
赤い傘と戸惑い
その日は雨が降っていた。
天気予報では午後からは幾分晴れ間ものぞくだろうとの予報
週末土曜日 私は指定された約束の場所へと急いだ
指定された時間・・私は時間には正確でありたい、常々そう思っている。
だが、近道をしたのがいけなかったようだ・・
まずい!工事中で渋滞している!ヾ(°∇°*) オイオイ
雨も止んで来た様だが、この渋滞では時間に遅れそうだ。
仕方なく元のルートに戻る。
「すみませんけど、ココに薬局ってあります?」
声を掛けて来たのは見知らぬ男性30~35歳位
そのクルマは突如彼女の目の前に停まり窓越しに声を掛けて来た。
「解りませんけど・・」と答える
彼女はマスクを外し手鏡を見ていた。

「参ったなぁ~薬局行かないと・・困るんだよね」

男は続ける
「どうしても薬が・・」一人でぼそぼそ
「薬局なら少し東のほうに行けばありますよ」と親切心で対応する。
男は「この辺はよく知らないんで・・教えてくれます?」
この時、彼女は自分がナンパされている事に気付かなかった。

「ここから出て、左折してしばらく走ったら看板があるt・・」
彼女は無意識で男のクルマに近寄ります。
「え~?わかんないよぉ、教えてよぉ」
コレで彼女はハッ!と気付きました! ヤバい!・・Σ(゚Д゚;o)
「私、人を待ってるんで!」
足早にその場を離れる彼女「こわい・・こわい・・」
約束の時間3分前・・・
グーちゃんを停めて、急ぐ私
まだ路面のあちこちには水溜りが残っていた。
それらを避けながら指定の場所へ駆ける
「あ!ごめんごめん!遅れたよ~」手に赤い傘を持つ彼女を見つけた私
「よかったぁ~も~来てくれないかって!怖かったのよぉ」
因みに彼女と表現しているが、元・カノの○○美さんの事です。m(__)m
「ど~した?」と尋ねる
「何か知らない男に薬局がないか?って聞かれて・・」
「ナンパじゃね?それ?」

「も~やだよぉ~」(T_T)
「何処行った?その野郎は?」何も危害を加えられていないようだが、一応警戒する、周囲をキョロキョロする。
仮に見つけてもこちらからは手は出さない、専守防衛 m(__)m
我々が待ち合わせたのは、と、あるショッピングモール
○○美の買い物に付き合わされたのだ。
そんな大きな物ではないのだが、少し重い・・買い物は直ぐに終わった。
土曜の午後、夕刻も近づいて人通りも多い
○○美「前にさぁココでひったくりがあったんだよ」
私「へー悪い奴が居るなぁ、捕まればいいのに」
○○美「それが捕まったのよ!私は遠目で見たもん!」
私「おー捕まったのか!悪い奴は捕まればいい!」
○○美は続けます。
○○美「学生のバッグを男がひったくって逃げて、誰か男の人が捕まえて投げ飛ばしたんだって!」
私「 ん・・・?」(見覚えのある・・)

(それ・・自分じゃないのかな?)という考え・・
そう言えばココで女子大生のバッグを盗もうとした男を捕まえて投げた・・
私「そうかぁ~でも捕まったんだろ?良かった」
○○美「でね、その投げ飛ばした男の人はサッとその場から立ち去ったんだって」
私「へぇ~そうなんだ~」
(警察が来たりするとアレコレ聞かれてめんどくさいから・・)
○○美「かっこいいよね~何も言わずに立ち去るなんて、高倉健みたい~」

私「そうだなぁ」(高倉健・・全然似てないし・・)ヾ(´゚Д゚`

○○美「てうてう1もさぁ~私がピンチになったら助けてくれる?」
私「あ・・オレ・・大人しいからなぁ~」(笑)
○○美「国民の負託に応えるんじゃないの?護ってよぉ」(笑)
さっきの怖い怖いはどこへやら・・
○○美「わぁ~美味しそう~♪」

私「ここの焼肉好きでしょう?」

○○美「 ♪ 」
私「すみっこぐらしのバッテリー使ってるんやな」
○○美「てうてう1から貰ったやつ。お気に入りよ」(*^。^*)
ショッピングモールの捕り物の事は100%私の事だと思いますが、(過去のブログ2019年1月に書いております)知らない振りをしておきました。
大体、私って悪役が似合いそうなキャラですから・・(^_-)-☆
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秘密のハンカチの話 | 日記
Posted at
2022/09/11 18:42:43
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