
ようこそのお運びで厚く御礼申し上げます。
年度替りの4月になりました。
新入生の方、新入社員の方胸を躍らせている事と思います。
また、退職される方お疲れ様でしたm(__)m
ウチのお嬢も医療関係の事務職として新社会人の仲間入りを果たしました。
先日、入社式?を終え研修に入っているようです。親としては少し寂しい様であり、複雑な
感じです、何よりも元気に羽ばたいて、社会の一員として責務を果たし、お役に立てるように
職場に溶け込んで欲しいと思います。
話は数日前の事になりますが、と・ある老人施設に行きました。
私の母がお世話になっています、またご近所の方も居られます関係で、ここが母も安心
できるようです。仕事の合間、週に1~2回母に会いに行っているてうてう1です。
施設の職員さんも皆様良くしてくれて、母も喜んでいるようです。
この施設はウチからクルマで7分位に位置しています、運転免許を取得したお嬢と私で
母に会いに行きました。移動手段?もちろん!ekワゴンですよ(^^)
ロビーを入りまして、母の居る階へエレベータで上がります。
エレベータにはお嬢と私の2人だけでした。
エレベータにて・・
お嬢「ばあちゃんに会うの久し振りだから」
私「びっくりするかもよ」
エレベータのドアが開きました。出るとそこは大きなホールになっています。
お年寄りがそこかしこでテレビを見たり、お話をしたりしています。
ところが、エレベータのドアが開いた刹那!多くの視線を感じた私達です。
その日はリハビリの一環として大勢で何かをするようです。何十人もの注目を集めました。
その一人がお嬢を見るなり「私ゃ~あんた~知っとる!」と大声で言いました。
お嬢「え?誰?」
ホールに集まった大勢のお年寄りは好奇の目で珍しい訪問者を見つめ、口々に「ありゃ誰でぇ?」
「あんたンとこの孫じゃが!」「ありゃ、ウチの○○じゃが!」「△△ちゃんじゃろ?」
全部違うのですが・・(^_^;)
車椅子に座った母を見つけたお嬢が母の元に行きました。母は足が悪いので、車椅子に座って
移動しています。
お嬢「ばーちゃん、おはよー」
母「あー○○(お嬢)ちゃん!来てくれたん?」
私は母の洗濯した着替えを部屋の箪笥に仕舞います。
母とお嬢が会話をしている間に私は、介護職員の方と少し話してお嬢の所へ
誰彼ともなく話しかけてきますので、困惑しています。
Kさん「あんたーHさんとこの嫁さんじゃな?」(違います)
お嬢「はぁ?」
Nさん「違う違う!Sちゃんの娘のHちゃんじゃが~」(これも違います)
別の人「そうじゃ!Kちゃんじゃ!それに決まった!」
お嬢「違うし・・」
でも言葉の集中攻撃に晒されながらも、祖母と孫の会話は何とか・・・(^_^;)
私に気付いた近所のおばあちゃんが「てうてう1くんじゃが、あんたとこの娘の・・誰じゃったか・?」
この人は認知症が有るとは言え普通に会話が成立します。
私「おばちゃんおはよー。ウチの娘よー」
おばあちゃん「はー?」
私「うちのむ・す・めー」
おばあちゃん「はーー?」(耳が遠いのです)
別の人「私ゃあの人知っとる!」(またかい・・?)
私「おばちゃんウチの○○じゃが」
おばあちゃん「てうてう1くーん、あんたぁ大きゅう成ったなぁ」(今度はこっちかいっ?)
訳(あなたは大きく成長しましたね)
私「おばちゃんも顔色がエエし、ごはん美味しいかな?」
おばあちゃん「は~?なんてー?うちゃー漬物がありゃエエど」
訳(何て言ったの?私は漬物が有ればいいですよ)
そして、母の元へ
私「どんな?今日は○○(お嬢)と来たんよ」
母「○○ちゃん大きゅ~成ったな~お姉ちゃんじゃなぁ」
お嬢「4月から仕事に行くんよ」
母「そーかなー頑張るんよ」 訳(そうですか。頑張りなさいよ)
私「ウチの庭の桜も少し咲いてきたよ」
母「この頃 ぬきぃからなぁ」 訳(最近、暖かいからね)
そろそろリハビリを始めるようなので我々は帰ります。
介護職員「てうてう1さん、お母さんはお孫さんが来られて凄い嬉しそうでしたよ」
お嬢・私「ありがとうございます」
ロビーを歩きながら、「介護職員の人、大変ですね」とお嬢
介護職員「結構キツイ仕事ですよ、男のヘルパーさんもウチは何人か居ます」
1階のロビーに降りて来ました。
お嬢「ばあちゃん私が行ったら歌ってた」
私「何の歌?」
お嬢「青葉繁れる桜井の~♪かな?よく解らんけど・・」
私「大楠公じゃな・・青葉繁れる桜井の、里のわたりの夕まぐれ、木の下陰に駒とめて・・」
お嬢「古い歌?ばーちゃんよく覚えてるわー」
私「時々、鼻歌で歌ってた、古城とか・・」
お嬢「それは?お城の歌?」
私「松風騒ぐ丘の上古城よ独り何偲ぶ・・ってヤツ、鼻歌で歌っとるよ」
お嬢「古城?私!お嬢ですけど・・」(^^♪
という事で、4月最初のブログでしたm(__)m