
てうてう1のトレーラー実技教官 その6 です。
前回、生徒が恐怖の左バックを教えてくれと言うので、したくないんですが教習してます。 (^_^;)
生徒「左・・怖いです・・教官のやりかたと何処が違うのか・・自分には解りません」
私「出来るよ・・じゃあ・・実際に外へ出て見ようかな・・」(生徒・・えっ?)
生徒「外へ出るんですか?このクルマで?」(仕事は一人ですよ・・許可は取ってます・・監督下なら少しはOK・・もう、免許は持ってるんですから・・)
私「実際に道路を走ってみて、台車の動きを見て覚えて欲しい・・特に左折!」
生徒「教官は何処に居ますか?横に居てくれるんでしょ?」(マジに汗をかいてます)
私「居るよ、でもね・・この工業団地の中だけ・・(工業団地に会社がありますので、一般車は少ないです)練習するからね、その都度!注意はするから」 (怖いか?怖いぞぉ~♪)
生徒「はい・・自信が・・(-_-;)」
私「誰でもそうです!初めて乗る時は怖いよ、だから、その気持ちを忘れない事」
生徒「はい・・頑張ります!お願いします!」(いい返事です♪その気持ちを大切に)
まず、私が運転します。予めコースを考えておきました☆
会社の敷地から右折します。(生徒は私のすぐ後ろで動きを見てます!真剣)
続いて、直進から左折です、大きな十字路です、対向車・左折後のクルマは居ません・・左折開始・・左右確認!左のミラーを見ます・・ゆっくりです・・だんだん台車の尻尾がミラーから消えていきます・・私「ここだよ!〇〇君・・この位置・判る?」
生徒「ミラーに尻尾が映って無いです・・」大きく左へ切り込んでます・・くの字よりキツイです(^_-)-☆
私「いいかい?左が見えないと怖いだろ?左折でさえこうなる・・だから左のアンダーミラーを出来るだけ外へ開くんだよ」(トラックは左にミラーが3つ付いてます♪
一番下のミラーはメインよりは若干左を映します・・でも更に左へ振るんです(^^)v(壊れない程度)
生徒「はい・・大型だとあまり気にしませんが・・トレーラーだと違うんですね」
私「じゃー続けるよ、台車の前の角(肩)が対向車と接触しない事!」左折完了
生徒「はい・・怖いですね・・気を付けます」
私「肩ばっかりに気を取られたらダメだよ!台車のタイヤの軌道・・巻き込み・・トレーラーはケツ振り(トラックの右左折時にテールが反対方向へ飛び出す事)
は少ないけど、これだけ長いだけに、注意するんだよ!大事な事だから忘れるな」
トラックはオーバーハングが大きい程、尻振りが出ますので、怖いんです(>_<)
特に、4トン車で2軸でホイールベースの長い車(俗に言う「お化け」は怖いです。
私「さて・・交代しようか?俺が乗っても仕方が無いからね」(頑張れ!生徒君!)
交代です・・今度は私が、運転席の後ろに座ります。
生徒「今、教官が走ったコースでいいですか?」(はい・・どうぞ・・(^^)v )
私「じゃー行こうか?16m50cmは長いぞ・・気を付けて!」(ゆっくり発進です・・)
外に出ました・・障害・脅威は今の所、大丈夫です。 問題の左折交差点です。
注意して曲がります。私「落ち着いて・・そうそう・・慌てなくていいからね」(ミラーばかり見てます)
私「左ばかり見てると、右が危ないぞ!」巻き込みも注意が必要ですが、右も脅威がありますから ☆)生徒くん慌てて右も確認です、ここで、半クラッチになってます。(いけません!(-_-;) )注意します。これくらいで半クラッチを使ってたらクラッチが持ちません!大型のクラッチのオーバーホールの大変な事・・しんどいです。
取り合えず、一周しました。ここで更なる試練を与えます。私が電話を掛けます。
私「あ・・もしもし・・お願いします、5分位です、宜しく」(刺客を配置しておきました)
生徒「?教官?何か?」(今に判るよ・・(^_-)-☆ )実は、生徒の先輩に頼んで、トラックで、例の交差点で対向する手筈です~(*^^)v
私「行こうか?落ち着いてね・・俺が言った事をしっかり叩き込んどいて」(ふふふ)
例の左折交差点・・対向車線に大型低床車が居ます。(刺客です♪)さあ!どうする?
生徒「トラックが!居ます~ウチの・・あれ?先輩・・?」(頼んでおきました)
私「今度は、右も怖いぞ!半クラッチは使うな!大きく振り込むんだよ」
生徒「怖いですぅー」(一人で運転するんです、こんな事は何回もあります)
私「・・・・・」(口は出しません!(^_-) )ゆっくり・・曲がって行きます。先輩さん・・ニヤニヤ^m^ )
曲がり終えました。私「あー次お願いします」また電話で連絡して、対向車役の位置を変更して貰います。
生徒「今度は何ですか~?」(不安そう・・(T_T) )
私「今度は、さっきのコースの逆行こうか?俺は、助手席で見てるよ・・」
生徒くん今度は、左折で、構内から出ます。次にゆるいカーブです・・ここに刺客!
カーブの途中で、大型低床車が来ました♪ 生徒「ここですかぁ?」
ゆっくり通過(先輩さん&私はニヤニヤ・・試練ですからね・・虐めじゃないんです)
例の交差点に差し掛かりました!ここに刺客!生徒「居た!〇〇さん!(先輩の名前)(-_-;) ゆっくりハンドル操作をします。無事通過・・その後、2回課題コースを回りました。構内へ帰って来ました。先輩の刺客車も帰って来ます。
私「それじゃ!まず右バック行こうかな・・あそこの枠へ入れてね(1台分です右サイドは4トン車・反対には大型10輪ウイングが居ます。(^_-)-☆
生徒「は・・はい・・」今迄はバックを中心に教えて来ました、実際に業務をこなすには、同じような環境が必要だと思います。ですから、先輩さんにお願いして刺客を演じて頂きました。(後輩を思う先輩さんの優しい心遣いですね・・)
得意な筈の右!戸惑ってます・・2度切り返しをして入りました。
生徒「教官!入りました!」先輩さんも見てます。先輩さん「てうてう1さん、ありがとうございます。〇〇さん(前回に登場の私の知人)から聞いてます・・いい先生だ」
私「ありがとうございます。〇〇さん(知人)の方が上手いのに・・」(照れるから止めて)
先輩さん「てうてう1さんが、教習してるって言うんで、どんな教え方するのかと・・」
私「私も、牽引は苦労しましたからね・・少し経験もあるんで・・頼まれたんですよ、下手ですけど、俺の友人が困ってるから、教えてやってくれって・・(焼肉・・の報酬あり・・♪)
先輩さん「それでか?大型で、交差点で停まれとか?カーブで待てとか・・変な事言う人だなって思いましたよ、あいつの練習だったんですか?」(そうです、変な教習ですけどね・・)
私「じゃあ・・もう一度右を・・」それが出来たら左いきましょ」
もうすぐ、一人で運転です!生徒と共に指導教官頑張ります。(焼肉目前・・♪)