
皆様こんばんは。
映画のような出来事がありました。「何してる」で少し触れてますけど、私は今日は出張だったんです。後輩と2人でライトバンに乗り得意先を回りました。
3つのお得意様を回り、朝も早かったんでお腹が空いてきました。
後輩「てうてう1さんお腹空きません?」
私「そうだな~後2軒だし・・早いけどメシにするかな?」
後輩「じゃぁSA入ります~」(帰ってからも仕事がありますから高速道路を走ってます♪)
営業車を停めます。年末も近づいて来ましたが、トラックが相変わらず多いです。
車から降りてゴハンを食べに行きました。私はうどん、後輩はカツ丼の豪華な奴・・☆
後輩「いや~てうてう1さ~ん御馳走様でしたぁ」(このヤロウ・・高いモン食べやがって(T_T)
ふと・・前を見ると・・どこかで見た顔が(ウチの会社に納品に来てくれる運送屋さんです)
私「あ!〇〇運送のHさんだ、今日はウチへ来る筈だな~ご苦労様だ!関東から来てるんだもん」
後輩「そうなんですか?でもどこか変ですよ!あんな歩き方する人なんですか?」(歩き方が変です)
私「そうだな、あんな歩き方する人じゃないぞ?どこか痛いのかなぁ?」
声を掛けました。Hさんとは顔馴染みです(^^) 缶コーヒーを差し入れます。
私「こんにちは~Hさんお疲れ様です~」
Hさん「あ!てうてう1さん・・奇遇ですねーお宅(当社)へ行く途中なんですよーもう行かないと」
私「Hさん!どこか具合でも?・・いつもと違いますね?」
Hさん「そうなんです~昨日から腹が痛くてねぇ・・てて・・いてて」(いつもと声の感じが違います)
私「顔色もよくないみたいですよ、大丈夫ですか?」
Hさん「休んでたら良くなりますよ・・もう少ししたら立ち上がりますから・・」(苦しそうです)
トラックに乗り込もうとステップに足を掛けました。「いててて!」と苦しそうです。
私「おい!S(後輩の名前)来い!手を貸してくれ!」慌てて後輩が駆け寄って来ました。
後輩「どうしたんです?」
私「とにかくウチのバンに座らせろ!普通じゃないぞ」
Hさん「大丈夫です!直ぐ行きますから!」(とても運転は出来そうにありません。)
私「お腹のどの辺りが痛むんです?」 真ん中から下腹部辺りを指してます。
後輩「どうします?このままじゃ・・Hさん・・会社に連絡は?」(事態は切迫しています)
私「Hさん!社に連絡したんですか?」(連絡は入れて指示を待っている最中だと言いました)
私「SすぐHさんを乗せて病院に行け!虫垂炎かも知れないぞ!真ん中や下腹部だと言うから」
Hさんの携帯が鳴りました。
Hさん「はい・・はい・・そうですか・・今・・てうてう1さんと〇〇SAです・・そうですか・・」
私「Hさん!私に代わって下さい!」(話してる相手は、運送会社の人らしいです)
私「〇×株式会社のてうてう1と申します。お世話になっております。」(中略・・あまり覚えてません)
後輩「どうするんです?トラックは?荷物が今日入らないと・・資材が・・」
私「私じゃいけませんか?私が代わりに運転します!それが一番だと・・」
Hさん「てうてう1さんバカ言っちゃいけない・・ウイングのトレーラーだ素人にゃ無理だよ。」
私「Hさん!俺・・少しだけど経験あるんです・・牽引免許ありますよ!他の運送屋のヘッドを
当ってるみたいだけど、まだ空いてるクルマが居ないらしいです、延着するより俺が行きます」
Hさん「ええっ?運転できるの?だけど!俺もプロだ!積んだ荷物は卸すまでが・・」(苦しそう)
私「困った時に助け合うのが陸の船乗りでしょ?任せて下さい!現役じゃなくても元プロだ!」
後輩「俺は・・?」(オロオロ・・(?_?) 会社に電話を掛けます。
私「てうてう1です。実は(カクカクシカジカ)・・Sに病院に行かせます!何!急患だ!」(怒)
後輩に電話を代わります「はい・・はい・・怒ってます・・はい・・運送会社には話しました・・はい」
私「S直ぐ行け!Hさん盲腸の手術してないって言ってる、少し前に散らしたそうだ!」
炎症を薬で散らしたそうです・・マズイ事態です!急がなくては!
私「Hさんヘッド替わったんですか?UDじゃなくて?三菱に?」(スーパーグレート(^^♪)
Hさん「てうてう1さん・・すいません・・こんな事に・・」
私「大丈夫です!任せて下さい・・ここから2時間も掛かりませんよ!安全運転で行きます」
(スーパーグレート大好物です♪)
納品時間まで、2時間を切りました・・後輩はHさんを乗せてSAを出ました!
Hさんの会社に連絡を入れます。私が運転している事!Hさんを病院に搬送している事!
荷物事故は当社の責任である事!(怖い!)
久し振りの高速です!荷物を満載していますので優しくギアをシフトしていきます。
極力ブレーキを踏まないように心掛けます・・(めっちゃ緊張しまくりです^_^; )
運送会社の理解もあって、特例中の特例で認めてくれたそうです・・
ホントならこんな事は映画の世界で、現実ではありえません!契約とか保証とか・・補償かな?
高速を走ります、と・・あるランプで高速を降りますETCゲートを通過・・あ~怖いミラー飛びそう!
(注)ミラー飛びそう・・(ゲートを通過する時にミラーを接触させて壊す事・・特に左)
後!1時間と少しです!でも・・安全運転で走行します・・ココまで来ると勘が戻って来ました♪
「男の旅は一人旅~女の道は~♪」もう気分は、桃さんです(菅原文太の一番星ブルース)
予め路線ルートは聞いておきました。というのも、トレーラーは何処の道でも走る事は出来ないんです。大型車や4トン車の様にはいきません。特に橋(橋梁)は重量の関係で通行許可が取れない事
があります。
従ってトレーラーには、路線許可になっている道しか走れないんです(T_T)
(許可証は必ず携行しています)
暫くすると見慣れた景色になりました。慎重に歩みを進めます・・ブレーキは優しく
会社のみんなは資材の到着を待っています。責任重大!ヨソのクルマですし、資材も破損すれば
始末書位では済まないでしょう。客先にも多大な迷惑を掛けます。
会社の構内に乗り入れます!少し前に連絡しておきましたから、待ってくれてます♪
リフトが2台待機しているのが見えました。
右バックで卸のホームに着けます。5~6人が見守っています!見てろよ♪
こんな時に牽引教官が役立つとは思いませんでした(^_^)v
降車して歯止めを掛けます、海老カンを外しウイングを開けます(どうか!破損がありませんように)
アオリを切ります・・荷物は無事でした・・SAを出る前にウイングを少し開けて確認しておきました。
良かった~^_^;
後輩が来ました。「お疲れ様です!てうてう1さん・・トレーラー乗れるんですね~」(見直したか?)
私「ま~な!それよりHさんは?どうだ!」それが一番心配です!
後輩「虫垂が腫れてます。すぐに手術するそうです。会社には連絡しました、こっちへ向かってます」
もう一度!よかった~ぁ!(虫垂が破裂したら腹膜炎で命に関わります)
得意先回りは出来ませんでしたが、延着しなくて!生産が遅れなくて!Hさんが助かって!
(始末書のリクエストがあれば書きますよ~私の責任ですから・・後輩は私が強要したんです!)
今日は1日が長かったです、明日Hさんのお見舞いに行きます・・かっこよくない桃さんでした。