
皆様おはようございます。
本日は晴天なり・・しかし明日は雨天なり・・グーちゃん(ラクティス)の
洗車をしたいんですが、ど~しようかな?風邪気味だし・・
昨日、長年の釣り仲間から連絡がありました。当然「釣りにいこう!」
私は、風邪を引いているので、今回はパスしましたが、今回は釣りに伴うお話です。
以前の話です、もうこの船頭さんは引退されておられると思います。
と、ある瀬戸内の島へ渡船で渡してもらった時でした。潮がいい朝マズメを狙い
まだ暗いうちに私達3名は島へ上陸します。
ひとしきり釣った後、迎え予定の時刻が近くなり道具の片付け、ゴミの持ち帰り
等をしていました。私達から見て東から迎えの船が来ました。(参考画像)

、
私達の釣座は比較的足場のいい場所でしたので、船も着け易かったと思います。
船頭「おう!釣れたかぁ?」
私達「おっさん~誰が釣りに来とると思うとる~?爆釣よ!」
船頭「もう一組、向かいの磯に居るから、行くで」 船が舵を切ります・・オースタン・・
スロットルを開けます、どどどどど・・船が離岸して他のお客さんを迎えに行きます。
向かいの島は暗礁が点在しており、我々釣り人には好都合なんですが、潮が低い時
に船を着けるには注意が必要です。この時は季節は春でした。(とても危険です)
春は潮の干満の差が大きくなるので、潮位がマイナスの時は要注意です。
スクリューにワカメ・ホンダワラ等の海草が巻き付きます。
船頭がマイクで着ける場所を指示します、お客はその場所に移動します。
お客さんが2名乗って来ました。
船頭「あっちの島の〇〇鼻に居るからついでに行くで」
私達「おっさん行くな言うても行くやろが~」(笑)船・・オースタン・・沈みがあります(暗礁)
私「おっさん!当たるで!沈みがあるぞ!アヘッドじゃ!」
釣友「「おっさん!当たる!ペラ叩くで!当たる~!」次の瞬間ごごごご・・!最悪・・☆
船頭「あ!くろぅたわ!」(スクリューが岩礁と接触・・)(T_T)
私達「見てみぃ~当たる言うたのに~船外機積んどらんのか?」(T_T)
船頭「しゃーない!いて見るかの」(行って見よう)船がアヘッド(前進)です。
スロットルを開けます・・どどどど!の筈・・ところが聞き慣れない音が(^_^;)
バッタンバッタンバッタン!「何?」スクリューが曲がったと思われる嫌な音です(T_T)
当然スピードは望めません・・バッタンバッタンバッタン・・なんじゃこれは?
次のお客さんの待つポイントまで距離は結構あります。更にこの海域は大型船舶が
商業港に入出港する為の航路があるのですが、そこを横切り目的地に行かなくてはいけません。
私達「おっさん!連絡して、他の船に行って貰おうや・・これで、航路は横切れんど」
バッタンバッタンバッタン・・
大きなタンカーが見えます・・(画像は該船ではありません)
船頭「行くで・・こんくらい離れとりゃ行けるわ」
私達「おっさん、止めとけ!引き波食ろうても、アレの後から行こう!」
バッタンバッタンバッタン!バタンバタンバタン!
船頭「アクセル開けてもダメじゃな・・」そうする間に歩みの遅いタンカーと言えど
迫って来ます。当然タンカーの前にタグボートが着いていますが・・
ボーっ!警告の汽笛が鳴りました。
私達「見てみぃ!危ねぇ言うとるがな・・おっさん~」
船頭「まだ、距離があるわ・・あいつら~いっつも早ぅ鳴らすんじゃ」 (他のお客さん凝固)
私「おっさん!俺に代われ~」
船頭「てうてう1よりゃ~ワシの方が上手ぇど!大丈夫じゃて」バッタンバッタン・・・
ボーッ!汽笛!
私「おっさん!大きなタンカー、オースタン一杯でも停まるまでに10分も20分も掛かるで!」
他の客「ひえ~こわい・・」
タグボートが船足を上げて向かって来ます。タンカーも緩やかに舵を切っているようです。
私達「おっさん・・タグ来たで~怒るで~」
それから、何とかタンカーが通過する前に無事クリアしました。私なら絶対に無理はしません。
タグボートがスピーカーで怒鳴ってました。(当たり前!)
実際は100m~150mは距離があったので横切れたんですが、バッタンバッタン!状態
ですから・・相手にはこっちの事情も解りませんし、遊漁船がのんびりと走っていると思った
のかも知れませんね。
海難事故が多く発生している現在に至っては気を付けたいものです。
お客様を乗せている船ですので、安全面には十分過ぎるほどの配慮がなくてはいけませんね。
この船頭さん、結構おじいさんでしたから・・ね。本人もその後「皆に悪かったな。」って・・
ベテランですし、経験も豊富で、ポイントと潮はとても詳しくていいおっさんでした・・
クルマのサイトなのに・・船か?