2024年05月06日
釣りに行くのがこんなにも気が重いとは
思わなかった。
大好きな磯釣りの筈なのに・・
少し前に元カノの○○美さんから連絡があった
今は療養中の身である。
「もしもし・・・私」
「おぉ!」
暫く連絡が途絶えていた元カノ
「てうてう1・・ありがとう」
この「ありがとう」には複数の意味が込められている
少し前の事
「もしもし てうてう1さんですか?」
という連絡があった、この相手は○○美さんの娘さんでした。
「はいそうですが?」
「突然の電話で失礼ですが、私は○○美の娘の△△と申します」
突然の電話に戸惑う
「はい?」ヽ(´o`;モシモシ?
「母の○○美の事でお話があるのですが、お時間が有れば宜しいでしょうか?」
「はい、どういう事でしょう?」
「突然のお電話で大変失礼かと思います、母から伺いました、てうてう1さんの事」
「何か?」(何を言われるのだろうと狼狽する)
「ご存知と思いますが、母は療養中です。母に代わって私がご連絡させて頂いています。」
娘さんは続ける
「母は今迄てうてう1さんの話を一度もしませんでしたが、最近になって時々ですが、話してくれます。」
「はぁ」
「母の部屋に行ったら釣竿とリールがありました。今迄、釣りをした事が無かったんです、どうしたの?と尋ねたんです」
「・・・・・」
「私の大切な人に貰った、だから大事にしたいと言います!私は母に何度も何度も問い詰めました!誰なんだ?とそしてその人がてうてう1さんだと・・」
「そうです私です」
「私の父親はてうてう1さんじゃありませんが、母は今でも心の何処かで、てうてう1さんを愛しています!」
「お察しの通り、私達は昔付き合っていました、30数年も前の事です」
「私はそれをどうこう言う権利はありませんし、如何して欲しいも言いませんが、母の希望はてうてう1さんなんです」
「・・・・・」
「母のお見舞いに行った時に話してくれたんです・・私はずっと前に恋をしたって、でもその恋は実らなかった、でも私はずっとその人を好きだって・・」
「その人は艦乗りでしたか?」
「そうです!そう聞いております。」
溜息 ε-(;-ω-`A) フゥ…
「悲しい想いをさせました。心を傷つけた事を私は悔やんでおります」
「母はそう申しておりませんでした。あなたと居た事を喜んでいます、あなたが無事に自分の元へ帰って来てくれる事が幸せだって話してくれました」
「とても悔やんでおります!幸せに出来なかった自分に腹が立ちます」
「そう言わないで下さい!母の願いを聞いていただけませんか?」
ずっと気に掛かっていた 元カノの事
「てうてう1にお願いがあるの・・・」と○○美
ずっと連絡が途絶えていた、入院しなくてはいけない、だから自分を忘れてくれ
嫌いになってくれという
それ以来の連絡だった
Posted at 2024/05/06 21:39:39 | |
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秘密のハンカチの話 | 日記