
お友達のYouTuberさんの
「MT乗り」さんにお誘いを受け、
軽四ベース車両のレースの祭典
「K4-GP 10時間1000km耐久レース」に
ドライバーとして乗せていただけるチャンスを頂きました。
レースの動画はこちら ↓
元F1レーサーから、ケイズの様にサーキットレース初めての初心者まで
ごちゃまぜで、レースを楽しむ為のレースです。
なんと、10時間耐久で約1000kmを走るという、長大なレースでもあります。
トップカテゴリーはGP-5: フォーミュラータイプ↓
ケイズが参加したクラスはGP-3(箱車ターボ付き x1.5倍換算で1200cc以下)↓
GP1=AT車両に限る(トルコン車・CVT車等、車体形状は問わない)
GP2=850cc未満 NA/量産ベースのハコ車に限る
GP3=NA換算850cc以上 過給機付き /量産ベースのハコ車(HV車両を含む)
GP4=R車両 850cc未満
GP5=R車両 850cc以上 (Max1200cc)
ケイズのチームは
#16 DMW・ヤクルト・静岡スバル
そして、毎年恒例なのが、カッティングシートのデザインが毎年変わり、
そのデザインを、事前に貼り付けるのではなく、
レースウイークのパドック内で、みんなで協力して貼り付けるのが恒例だそうです。
そして、今年のデザイン原案がコレ↓
富士スピードウエイのピットを3チームが使うので、
数に限りがあるコンセントを もしかして、ピット外で ヒートガンを使わないといけないかもしれなかったので、
電工ドラム、延長コードから始まり、
ヒートガン、霧吹き、デザインナイフなどのカッティングシートを切り貼りする道具は
全部持ち込みました。
↑ケイズは、ヒートガンを口にくわえて作業しますが、
こうすると、両手が使えるので、ヒートガンのハンドルをくわえて、
コマーシャルタイプのカッティングシートは軽く遠目から温風を当てながら
局面の貼り付けは行っていきます。
カレントタイプのカッティングシートは、加温は不要で、シワの伸ばしたい時だけ温めてシワ取りをします。
全員でかかると、あっという間にカッティングシートの現場デザイン貼りは完了に
2時間でこの通りです↓
このカラーリング後、初心者のケイズに
燃費計の読み方や(元、ラリー車なので、いろんな装備が付いてます)
通信機器の使い方を教わりながら、シートのフィッティングを行います。
カラーリングが完成したら、次は耐久レースの関門の燃料制限の給油を行います。
↑5回給油(ピットイン)の義務付けとTotal85Lのガソリンしか使えない制限があるので、
初回の公式給油だけは 公式給油(カタログガソリンタンク容量)をした後に
給油口のギリギリまで給油ができるので、携行缶からガソリンを継ぎ足すのですが、
VIVIOのガソリンタンクは、センタートンネルをまたいだ構造になっているので、
ギリギリまで給油しようとしても、エアーが抜けずらす、1時間かけてやっと給油ができるのです。
この苦労は 去年の状況をMT乗りさんがまとめてます。↓
この苦労を解消すべく、両側がフレキホースのシュポポンを持ち込んで、
フレキホースをガソリンタンク奥まで差し込んで、
タンク内部から注油をすればエアーなんて抜けるはず!!と
思って給油しましたが、
結果は撃沈!! やっぱり1時間以上かかりました。
でも、携行缶を抱え上げる労力は省けたので、
腰には優しい作業になりました。
ただし、炎天下で1時間以上、チマチマ給油してたので、
腕はドカチン焼けになっちゃいましたけど。。。


さて、スタートは、
「楽しむレース」としての余興があり、
ルマン式のスタートで、
スターターは レギュレーションで
「スタート要員はサーキットに相応しくない仮装をすること。」
とあります。
要は、「仮装しろ!」ということですが、

流石にケイズの「リアルトランスフォーマー」は重すぎて走れないので、
娘がスターターとしてルマン式スターターの走者となりました。
ただ、スタート直後に台風の影響で、大雨!
大波乱です。
その上、第一ドライバーのチョンバ師匠がスタートされたのですが、
なんと、練習走行ではなんともなかったのですが、
スタートの時点で、一速、二速がミッションが壊れていて、
三速以上しか使えないことが この土壇場で発覚!
故障を冷静に分析しながら、3速以上は問題ないと判断されたチョンバ師匠は
ピットに戻らず、そのままレース継続!
僕は7人体制の第6ドライバーで、
僕の一つ前の第5ドライバーの みん友の
きょ~と360さんまで回ってきました。
↑ こちらの
きょ~と360さん、 実はモータースポーツの隅から隅まで知るレジェンドで、↓
↑この動画を見れば、
きょ~と360さんの見識が深いことがわかります!!
きょ~とさんとの出会いは こちらのブログ
さて、ケイズの番になりましたが、
サーキットレースは初心者のケイズは2つの目標を立ててました。
ビギナーのケイズの初日練習日の目標は
①前サスのスプリングの縮みを一定のロールに徹する。
(=過去のK4GPのYouTubeで転倒が多いことを知っていたので、
ハンドルを切れ込んで転倒しない様に)
(=ラインを切り込んで 後ろの速い車のラインを塞がない)
②車高の低いフォーミュラーカー(当然僕より速い)のカットラインを塞がぬように、
後ろをよく見てライン取りすること。
コレは練習走行ではクリア!
2日目の 本番レース(10時間耐久)には
初日の目標を、 走り始めて、 少しづつ修正し、
①”2つ先のコーナーで” 前サスのスプリングの縮みを一定のロールに徹する。
②後ろからくる 速い車のラインを塞がないよう、インからパスしたいのか、
アウトからパスしたいのかバックミラーで見極めて、きれいに抜かし、
抜かれたあとは (すぐ後ろに車がいないことを確認した上で)
ハンドルはコーナーイン側に切り込み
一瞬アクセルは緩めて、前サスのスプリングを伸ばして、
前輪のグリップ力を減らして、
ロールが大きくなることは 再度、ガバっとアクセル踏み込んで
パワースライドでロールを安定させて
遅いなりに最短距離を走って、
スピードの乗せて自車をパスした車との差が開かないような
直線的なライン取りをする。
に修正しました。
特に ①の 「”2つ先のコーナーのロールを一定にする”ように
目の前のコーナーのラインを取る」を気をつけると、
雨の中でも走りが安定したと思いました。
雨の中でも、後半は2分57秒から58秒で安定し、
昨日のドライでの練習走行より良いタイムで大雨の中を走れました。
1時間20分の担当ドライブ間に 総合順位も2つ上がったようです。
ま、上記のパワースライドが出来たのは
・車が4WDであったこと。
・雨で滑りやすかったこと。
・車がもともとラリー車で、サス・ストロークの自由度が高かったこと。
も助けになったと思います。
速い車には たくさん抜かれましたが、総合順位が上がっていることから、
中位のクラスの車は そこそこ抜けたので、
給油タイミングも手伝って、
私の担当した1時間20分のセッション内で、チーム順位も2つ上がったようです。
いい勉強になりましたし、
事故せず、次にバトン出来たのは 耐久レースの中で 良かったと思います。

総合順位は56位/150台でした。
さて、動画の中の「ケイズのまったりトーク」の中で、
ケイズ自身の熱中症対策を触れておりますが、
レジェンドレーサーも 皆さん、それぞれ、熱中症対策をされております。
↓
レースの動画はこちら ↓
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