メガーヌ3RSを購入させていただいた時から、マメにご連絡いただいたりしてまして、今も本当に頭が下がるんですけど、ルノーの営業の方と時々お話しさせていただいております。
今回も週末、新型メガーヌRSの試乗車を間に合えばご用意できそうです!
一度、見に来ませんか?
とありがたいお言葉。
日曜日になんとか時間取って、メガーヌ3RSを買った時にお世話になった営業の方がいらっしゃるディーラーに行きました。
(大阪が地元の人ならどこかチョンバレですなw)
バタバタしていて写真撮るの失念してしまってたんですが(メガーヌ4RS自体もひっぱりだこ)
しっかりとディーラ周辺を一周、15分くらい?wですが、試乗させていただきました。
まず、おろしたてのバリバリの新車だった、という事を事前にお断りいたします。
別にナラシ終わっていても試乗車だからムチャできないのは当然ですが、次の事柄が本当の乗り味がわかるかどうか?という妨げになっていると思います。
・タイヤの皮むきすらまだまだ…という距離だった。(私が乗せていただいた時点でODOは73km)
・そんなバリッバリの新車だったので、AT(DCT)任せだけど2000rpmちょいまでしか回してない。
・もちろん、横Gが0.4超える様なコーナリングwwwww(街中でwって意味も含めて)するワケないので終始ジェントルな街乗りオンリー
こういうシチュエーションで乗って感じた事をそのまま書きますので、あらかじめご了承ください。
まず、感心したのがボディ剛性の高さ。
全幅は私が乗ってた先代のメガーヌRSですら1850mmも幅あったんですよ。
今回のは、さらに25mmくらい?外からの見た目はもうちょい車の幅太くなってそうな、そんなボリューミーな見た目も手伝って、思ったよりベースモデルよりもマッチョ。
かつ先代の後から付けました、という感じのオーバーフェンダーではなく綺麗なフェンダーになっていて写真で見るより迫力満点。
ウチのボクスターがロードスター(NA)に見えるwと言っても過言ではありません。
(ロードスターをディスってるワケじゃないです。ロドスタは今も欲しい車のリストに入るくらい好きですので悪しからず)
そんな大柄なボディを持つ新型メガーヌRSに乗る前は不安でしたが、見切りの良さも相まって、実際に乗るととっても小さい車に感じる。
上記で断りを書きました通り、非常に大人しい走りに終始したのですが走ってるウチに気付くそんな感覚。
始めは洗練されすぎて、あまりにフツーに走るので「乗用車感」がハンパなくて「むむ?」なんて思ったんですけど、その「あまりにもフツー」って感じるのがすげぇなwって気付いたあたりから、ボディの異様な剛性感、しかし不自然な堅さや巌の如く剛性感とは違って、タイヤからサスから何から何までバランス良いなーコレ。って感じの次元の高い剛性感を感じます。
メガーヌ3RSの時に弱点としてあった、剛性は問題ないのにリアハッチあたりから内装の低級音がちょっと発生しちゃう…とか、そんなのも全くおこらないだろうなとチョイ乗りの癖にそう考えちゃうほどのボディの剛性感に、すっかり感心。
そして、既に書いちゃいましたがあまりにも洗練されて、むっちゃ目をサンカクにして走ればむっちゃ速いだろう、こんなエボリューションな車なのに、あまりにもフツーに走れてしまう。
走れちゃう。
ATなのも手伝って、まるでおばちゃんの買い物車みたいなイージーさでスルスルと街中の流れに付いて行き、流れも2000rpm近く縛りなのに少し引っ張れる?(キチガイ相手は勿論無理ですw)くらいには加速する。
これは、高性能モデルにとって宿命である「トレードオフ」だと思う。
マジメに進化させたルノースポール開発陣の、努力の結晶だと思います。(マジで)
こんなスゲーだろう車をこんなにフツーに普段の足にしても快適だろうなー、って感じで初見から乗れちゃうってのは、本当に凄い事だと思う。
車の幅も1900mm近くあるんですよ!w
でも、LSDはこれ、標準で入ってないんかな。そんな感じの乗り味でした。
先代は特別なモデル以外は全て純正でトルセンタイプのLSDが入ってたと思います。
あ、ヘリカルだったかなwすみません。
そして、試乗を終えて車を降り改めて車を外から眺めます。
ブレーキめっさでかいw
これ直径340mm以上あるなぁ。
先代と同様にモノブロックキャリパーだそうです。
先代のメガーヌRSのよりも見た目にもゴッツいキャリパーで、キャリパー本体の剛性自体も高そう。
それにしても、こんなイカツイキャリパーとローター付いてる車とは思えないくらい「カックン」も何もない、スムーズに操作できるいいブレーキだったな…
とここまで考えて驚きました。
そうだった、試乗車右ハンドルやったやん?
ブレーキサーボは、以前のモデルと同様に左に取り残されたままなのだろうか?
新型から右ハンになったらサーボも右にくるんかな?
ここは未確認ですが、ブレーキの違和感は皆無です。良く出来てます本当に。
そして、乗るまでは巨体に感じた車なのに、実際に乗って降りてみるといい意味で車体がコンパクトに見えるんですよね。
車内も十分広いと思えます(ボクスターに乗ってるからか?w)
ただ、燃料タンクはすっごい所まで顔出してましたねー。
そのおかげで、リアデフューザーは先代と比較して相当まともなカタチになってました。
これは効果高そう…だが、燃タン位置がこんなに上がって重心はどうなんだろう?
重心高よりも、高速域では空力の方が上なのかな?
と、いろいろ考えさせられる良い試乗の機会をくださいました。
営業の方に感謝です。
いつか、増車する際にルノーの車も買いに来ないといけないなw
なんて考えてしまいます。
それはさておき、簡単にまとめると新型メガーヌRSは相変わらずメガーヌRSだと思います。
電子制御も新たに追加されて積極的に使ったりするみたいですが、それにしても相変わらず「メカをしっかりと突き詰めてフィジカル性能を上げる」という基本中の基本をしっかりと大事に設計やセッティングが詰められてるなぁ…と感じるくらいに、相変わらず良いクルマだと思います。
PerfoHUB(日本名はダブルアクシスストラットでしたっけ)も、先代に引き続き採用!されてるみたいですし(これはめでたい。)さらに剛性を高めつつサスペンション自体の重量を軽減しているそうで、そのあたりも「洗練されていて乗りやすい」という感覚に繋がっているのかも。
そこら辺のすばらしさを認めた上で、あえて書きます。
車としての魅力は、今回の新型を知っちゃうとあれだけ完成度の高い…って感じてた先代のメガーヌ3RSも、いい意味で「荒削り」な感じを今乗ると感じちゃうのかな?と思うと同時に、乗っていて凄いな、タフだな、スゲーのに乗ってるな、とか感じるだろう車は先代のメガーヌ3RSです。
そして、今回の車もメカからきちんと突き詰めてきているとは言え、やっぱり感じる電子制御感。
洗練された乗り味含めてスペシャル感が後退しちゃってるのは否めないです。
疲れてる時に乗って嬉しいのは間違いなく新型の方でしょう。
オーナーだったから…という贔屓目ナシで、どっちが好き?という好みで選ぶなら、今もメガーヌ3RSかなーと思います。
タイミングベルトの交換手間や、ウオポンとかオイルポンプとか色々メンテ掛かるのに…
新型は恐らく鬼の様にほぼノーメンテで結構乗れちゃう=手間が掛からない完成度の高さ。なのでしょう。実際に維持するなら新型の方がさらに安く乗れちゃうでしょう。
だから、普通の神経している人なら(そんな人がこんな走りの車買うかどうかは別にしてw)新型買ってる方が賢いんでしょうけど、なんか上手く言えないんですけど、先代のメガーヌ3RSの方が鉄の味っていうか、汗臭いしアレなんですけど、今乗っても興奮するのはメガーヌ3RSなのかもなぁ…なんて、実際に乗ってた時の事をいろいろ思い出して、ちょっとおセンチな気持ちになりました。
そういう意味では、メガーヌ2RSもメガーヌ3RSで失ったモノとかがあったりして、より濃いルノー味だったりするんだろうなぁ…
車って奥が深いなぁ、メガーヌ2RSも乗ってみたいなwなんて考えた日曜日でした。

今のPC内にいいメガーヌRSの写真残ってなかったw
今度データ整理でもしよう。
懐かしいなぁ。