ハードテイルのフレームセットを探しているんです…
と質問すると、出てくる出てくる。
ここには書ききれないほど。
その中でひと際目立った魅力的なフレームを紹介します。
クロモリ製のハードテイルフレームなんですが、
33rpm
というクロモリフレームです。
オール溶融亜鉛めっきした上に、塗装を施すという質実剛健な作り。
そして、電位差により生じる電蝕を嫌ってアルミやらSUSなどのボルト類は一切使わないという拘りよう。
様々な加工を施した部材も使用して、実に魅力的な製品。
妻用に小さなサイズで29erを使えるフレームを…と質問してご紹介いただいたフレームなんですが、個人的にこれは私も欲しくなるやんけw
という作り込みよう。
それでいてフレームセット価格が約16万円と安い!(決して安くはないw)
昨今の自転車業界の異常な高騰ぶりを見るに、麻痺してきますが
これだけ拘って手間暇かかっていてこの価格は本当に素晴らしい。
問題は乗り味と、実際に乗ってみて自分に合うかどうかですけれどねw
ダウンヒルが主たる目的のジオメトリーで構成されたフレームだというのも少し気になります。
できれば、XC(クロスカントリー)系のオールラウンダー(しかしフルサスのような万能型ではなく、軽微な)性能を持つモデルが一番望ましいんですけれどね。
ただ、ダウンヒルが一番怖い。
なのでダウンヒル特化でそこそこ登れるフレームなら、現実は長く楽しむのであればそちらの方が望ましいのかも知れない。
ただ、手持ちのパーツで組んで「とにかく安く」組みあげて、妻に一度乗ってもらう。
そしてMTBの楽しさを体験してもらう。
というのが今回の主な目的なので、この33rpmのハードテイルフレームは…
実は高嶺の花。
フレームだけで10万円+α程度なら、ちょっと貯金する日数を増やしてそれを買うのは問題ないんですよ。実際。
こちらのフレームが要求してくるスペックが、結構高いんですよねw
推奨フォークは160㎜ストロークで44㎜オフセット。
私が持っているProcaliberから外したフォークは、100㎜ストロークで42㎜オフセット。
多分、普通に走る分には問題ないんでしょうけれど
フィールドに行って、33rpmのフレームが本来持つ性能を発揮させようとした場合にいろいろあるのかも知れません。
また、推奨フォークがオーリンズの約27万円するフォーク装着を推奨されています。
この時点でフレームとフォークだけで約43万円w
ヘッドセットまわりのベアリングも、かなり高性能なベアリングを要求しています。
ここはべつに汎用サイズで適合する製品があればジェイテクトの鉄ベアリングで安く済ませる事ができるでしょうけれど…たぶん、自転車専用サイズの可能性。
そうなるとべらぼうにたけぇwってなります。
たぶん、ヘッドセットだけで2万円はくだらない。
この時点で約45万円
BBもとても高いスペックを要求しています。
BBだけでも数万円w
ここは「とりあえず」で3万円とします。
この時点で約48万円
ステムとハンドルもENVE製を推奨しています。
ENVEって高嶺の花系パーツなんですよ。
手組用リムとして売ってるリムも前後輪あわせて18万円とかザラなんですよw
ステムとハンドルはもうめんどくさくなって価格調べてないですが、恐らく6万円前後は余裕でしょうね。
という事でこの時点で約54万円
これだけ高性能なパーツで指定してきてんだから、グループセットもそれなりのグレード要るよなぁ…
でも、ここは敢えて手持ちのシマノDEORE M6100とM8100のMIXで構成。
ここは0円。
つまり、安く組みたいのにこのフレームをそれらしく走らせようとすると、細かいパーツは割愛しましたが、それらも加えて考えると約60万円も要ります。
これは…アカン。
完全に予算オーバー。
というか、もうこれ以上自転車増やすな!と言ってる妻が乗るかどうかはその時次第という「とりあえず走れる形にしよう」としているモノに対して投資する額ではありませんw
ていうか、私が乗るProcaliberを遥かに超えちゃってるじゃないw
なんならこちらのフレームの方をメインにした方が良いくらいのスペック。
実際に乗ってみないと相性が良いか悪いかわからないんですけれど。
という事で、世の中に素晴らしいハードテイルのフレーム売りをしている製品があるのがわかったのは僥倖です。
ただ、ここまでの性能のフレームはおいおい入手するとして…
今回はもっとお求めやすいお値段の、そこそこ良いフレームを探そうと思います。
Posted at 2023/12/21 15:26:26 | |
トラックバック(0) | 日記